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島の環境・文化を守るために:グアムの動画をシェア

グアムで建設中の米軍の実弾射撃場が、島の貴重な自然・文化資源を脅かしている。市民による抗議行動の動画が、日本語字幕付きでリリースされた。


グアムと交流を続ける沖縄の高江「ヘリパッドいらない」住民の会が、自身のYouTubeチャンネル「ありがとうやんばる」にアップした。私は翻訳を担当した。

1年前のアクションだけど、問題は何も解決していない。貴重な水源を危険にさらしてまでなぜ軍拡を進めるのか?彼女達の訴えをぜひ聞いて欲しい。


動画内で紹介されているオンライン署名はこちら。
Prutehi Litekyan: Save Ritidian and Oppose Degradation and Militarization of Native Lands

<オンライン署名 日本語訳>
リテクザンを守り、先住民の土地の悪化と軍事化に反対する

発信者: Prutehi Litekyan: Save Ritidian
宛先: Chairman of the House Committee on Natural Resources 他

私達「プルテヒ・リテクザン(=リテクザンを守れ)」は、グアムにおける米軍の実弾射撃訓練場の建設予定地に選定されたすべての地域の自然や文化資源を守るために、直接行動に取り組んでいるグアムの団体です。私達はあらゆる軍事射撃場の建設に反対し、先住民にとって神聖な土地の環境悪化と破壊行為を防ぐために活動している、この地域の諸団体と連携しています。また、先祖伝来の土地の返還を求める継続的な活動を進めています。

私達は、アンダーセン空軍基地での実弾射撃訓練場(LFTRC)の建設を認める統合自然資源管理計画(INRMP)の調印に反対します。リテクザン(リティディアン)、ウルナオ、ジナプサンの古代の村や、グアム野生生物保護区に生息する絶滅危惧種を含めたすべての生物に、射撃場がもたらす有害な影響に強く抗議します。

私達は以下の理由から、INRMP の調印に反対します:
1. 沖縄からグアムへの海兵隊移転に関して、米国防総省は代替案を提示せず、移転に関わる様々な計画についての環境評価書をまったく作成しなかったことから、移転に関する 2010 年・2015 年決定記録の破棄を求めて、現在アースジャスティスの裁判が行われています。
2. アンダーセン空軍基地北西部での LFTRC の建設は、候補地として検討された中でも、環境、自然や文化資源、周辺コミュニティにとって最も破壊的な選択肢となります。
3. 2010 年・2015 年決定記録は、グアム野生生物保護区全域とその周辺に生息する絶滅危惧種への影響を過小評価または除外しています。
4. 緩和策は、絶滅危惧種の保護には不十分です。実弾射撃場の建設と運用から生じる悪影響の回避が唯一の選択肢です。
5. LFTRC は、グアムの主要な淡水資源であるグアム北部レンズ帯水層(NGLA)の汚染という重大なリスクをはらんでいます。
6. 先祖伝来の歴史的な土地に残る文化財の多くは、現在も手つかずの状態で残され、調査が継続中であることから、この地域への影響は緩和できません。さらに、リテクザン(リティディアン)は先住民にとって聖地であり、
祖先との精神的結びつきの場所となっています。
7. LFTRC の建設は、グアムの先住民であるチャモロ人に対し環境的不正義を成すものであり、先住民の土地の軍事化と汚染により先住民コミュニティをさらに弱体化させる行為です。

グアハンの人々と土地に破壊的影響をもたらす LFTRC の建設と INRMP の調印を阻止するために、この署名にご協力下さい。



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