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電子ブックについて

2024.03.22   
2024.05.15更新  電子ブックについて

日本の英語学習は『訳読オンリーの授業』、『インプットに偏りがち』と言われてきました。しかし、共通テストの一定時間に処理する英単語数が飛躍的に向上(この30年で3倍近く)している現状では、学校での集合的な英語授業はもはや時代遅れになりつつあります。

そのため、第二言語習得について、最新の研究を踏まえたスタイルで電子ブックを作ってみました。 なお、塾教材として全12レッスン(『パズルからつながる英語へ』の場合)から構成され、各節(#単位)が30分の講義で扱えるようにした通年用テキストで、再利用しやすいようフラットで単純なテキスト形式にしております。

文法を読み本的に、もしくは単語の語源を理解しながらのインプット活動は従来通りですが、言語のつながりやまとまりを意識したライティングと、つぶやきスピーキングのアウトプット活動を重視しております。

インプット活動の後にアウトプット活動、バランスよい学習を!!

入試英語向けのアウトプット重視の電子ブックは以下の二冊(☆は難易度)
☆☆   パズルからつながる英語へ
☆☆☆☆ 入試英語データベース

第二言語学習者向けの電子ブック
☆☆☆  語彙チャンクデータベース

パズルからつながる英語へ は大学入試文法4割、TOEICには8割
入試英語データベース   は大学入試文法8割、英作文完成度7割目標
語彙チャンクデータベース は中級以上の第二言語学習者向け

*パズルからつながる英語へ の構成はZ会ニュートレジャーの目次に沿って作製されております。現役の並行学習の方には、模試・実力テスト対策的な効果が生まれ、再学習の方には中高の文法と語彙を一気に学習できるようになっております。

以下のようなブック構成で、順次インターネット配信(noteなど)していきます。

パズルからつながる英語へ (ニュートレジャー2,3のレッスン1の場合)

  • #001~003  2,3の語彙(wのシリアル番号附番)

  • #004~007  2,3の文法(gのシリアル番号附番)

  • #008,009,010上記範囲での英語表現(eeのシリアル番号附番) 

合計 10×12レッスン=#120(講義分) × #単位30分=60時間分

入試英語データベース (注意:長文読解は取り扱いません。)

  • #201~入試過去問のライティングドリル(wdのシリアル番号附番)

  • #501~入試過去問の英作文(weのシリアル番号附番)

語彙チャンクデータベース(入試英語バージョン)
日々発生する作製英文から誕生した『語彙チャンク』をテキストデータベース化していきます(cのシリアル番号附番)。非定期に、まとめをインターネット配信(noteなど)します。

補足~~~推奨している『語彙チャンク』について~~~

ネイティブの処理語数は、テスト時には約130語/分にまで落ちるという研究結果があります。これは、TOEICのテストスピードには最低限ですが、最近の共通テスト78語/分には十分なようです。とはいえ、非ネイティブが淡々と英単熟語をインプットしていっても追いつかないスピードです。そこでスピード改善には、名詞や動詞との連語である『コロケーション』やカタマリ単位での『語彙チャンク』が必要だといわれています。

~~コロケーション(連語)について~~

一言でいうと、名詞を中心とした「よく使う表現のカタマリ」です。赤ん坊が、「まんま」→「まんま食べる」というように名詞に動詞を付けて言葉を認識していくように、表現を広げていくのがコロケーションの基本です。パン→パンが欲しい→おいしいパンが欲しい というようにbreadにさらに単語を結びつけてコロケーション化していくことが英語マスターの近道だと言われています。

~~『語彙チャンク』について~~

~チャンクとは~
もともとIT用語として、IBMマニュアル等に記載されていた言葉で、「大きなサイズのデータの保存や送受信を行なう際によく用いられる単位」です。言語界では、チャンク(chunk)とは、「大きなかたまり」「まとまったもの」を示す用語として、通常2〜8語程度からなる意味を形成するカタマリを指しています。例えば英語「I have known him for a long time.」の文は「I have known ~」、そして「for a long time」の2つのチャンクからできています。

~チャンクの単位~
英語学習において、一つのチャンクの単位は、学習者の習熟度に従い、音素や音節から単語や句といった意味単位まで様々(最初は3語ぐらい、慣れてくると5語以上)です。特別な規定はありませんが、主に2~3秒スパンで音声実現される単位を指します。

~チャンク=英文読解の処理単位~
英語学習におけるチャンクは、母国語話者・学習者を問わず理解・思考の基本単位で、センテンスのリズムで区切られるカタマリです。特に学習者にとっては英文読解の処理単位と言えます。

~自由な形式の『語彙チャンク』を~
おそらく、皆さんがプリントなどを読み飛ばすときはチャンク読みし、関係ないものは排除して読んでいるはずです(無意識のコロケーション)。そこでこの電子ブックにおいては、自由な形式の『語彙チャンク』をピックアップし、データベース化していきます。

*ここでのデータベースとは、ローカル化して検索できるようにセットすれば、苦手な文字列を検索するなど自己学習教材として使えるものです。『語彙チャンクデータベースのローカル化について』をご参照ください。

参考文献

  • 日本人英語学習者の語彙連想とライティング力との関係(鳥羽素子)・・・2016都市文化研究Vol.18

  • 文書のチャンクに基づく知識グラフを活用した RAG(江上周作,福田賢一郎)・・・ 2024言語処理学会

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学び直すきっかけを作る/Creating Opportunities for Re-learning 

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社名    ONELab60s
電話番号  050-1251-7174
主宰 / X  窪一九 / @ONELab60s

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