見出し画像

さぶかるの森 第1号 新作ミュージカル『ディズニーくまのプーさん』開演!!

・はじめに

長年にわたって人々から愛されてきた『くまのプーさん』
元は、原作者であるA.A.ミルンが1926年に自身の子どもに対して、読み聞かせを行ったことが始まりの当作品。その後1960年代に入り、ディズニー社がその版権を購入したことを皮切りに映画やグッズが次々に世に送り出されてきました。今やこの幸せそうなかわいらしいクマさんを知らない人はいないのではないか、というほど多くの人に愛されています。

ミュージカル『ディズニーくまのプーさん』は2021年にアメリカではじまって以来、いくつもの国で上演されてきました。そして、アークスインターナショナルさんの手によって、3年の時を経て4月27日、東京日本橋の日本橋三井ホール(コレド室町)で開演いたしました。この度は誠におめでとうございます。

私も舞台の情報解禁を観て、皆さんに伝えたいと考えてきました。その結果は見事に実り、晴れて日本橋の劇場に行くことができました。本日は原作である『クマのプーさん』(1926年)と照らし合わせながら、舞台と原作を比較する記事を作成させていただきます。

・原作と舞台の比較

絵本を読んでいるような感覚になる作品です。パペット(人形)を使った演劇だったので、それぞれのキャラクターがほぼそのままの姿で登場しておりました。この作品は子ども連れがとても多い印象で、そういった人たちでも楽しむことのできる作品を意識していたようです。他にも公演時間が60分と普通の舞台の公演時間よりもはるかに短いように感じました。これも小さな子どもさんへの配慮を意識してとのことです。そういうことを聞いたときに児童文学から発展した舞台らしいなと感じました。あと、最後のカーテンコールは撮影可だったので、たくさん写真を撮ることができました。

内容はネタバレになってしまうといけないので、薄くしか触れることができません。ただ一つ言えることとしてはところどころ改変されたのか、異なる点が多かったようにも感じます。この作品は先ほども述べました通り約100年間の歴史があります。その間、ディズニーなどに版権を買われたりしたのですから、より子どもたちが親しめることのできる作品を目指して、内容を変えてきたのではないでしょうか。ですが、それはただ変わってしまっていて全く別の作品になってしまったというわけではなく、原作の遺伝子を色濃く残しているようにも感じて、何とも表現しがたい状態でもありました。あとこれは私感ですが、少し原作からは視点を変えて周りにいる愉快な仲間たちの視点から描いたのではないかと感じました。もし本当にそうなのだとしたら、「奥が深いなぁ」と思うところでしたね。

・まとめ

私は原作を紹介したときに、「ここどうやって表現するんだろうと思う部分がいくつかあるとお話ししました」特に、今回登場人物は人間ではなく、ぬいぐるみから姿を変えた動物。ぬいぐるみらしさや動物らしさをどのように表現するのだろうと考えておりました。ですが、劇場で観た時に「やっぱりすごいな」と感じました。ただの人形劇のような感じではなく、実際に口が動いたりしていて、しっかり考えて作られているんだなと感じました。また、役者の方も猛特訓によって機敏な動きにも難なく対応できており、本当に感動的でした。とても大変な状況下ではありましたが、こういった一人一人の一生懸命さをみていると、やっぱり演劇っていいなと思いました。


・ご案内

ご興味ありませんか?
東京公演観たくなったけど、「もうだめだ!」と考えていらっしゃる方!!
お言葉を返すようですが、今ならまだ間に合いますよ!
他にも7月まで、全国9か所で公演されるとのことです。
ご興味のある方は下記よりお買い求めください!!

公演日程

東京:4/27-5/6 愛知:5/11-12
千葉:5/18-19 大阪:5/23-26
埼玉:6/1-6/2  宮城:6/8-9
神奈川:6/15-16 福岡:6/22-23
広島:7/6-7 静岡:7/13-14


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?