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四国での路上ライブの思い出その2
阿波池田から特急南風に乗り込み、一路高知を目指した。特急は断崖絶壁を沿うように駆け抜けていく。振り子式車両なので揺れる揺れる…。自由席が満員だったので通路に立っていた私は、右に左にラムネのビー玉のように揺られていた。
ふと、座席の方に目をやると、家族連れが楽しそうに4人で座っていた。子どもたちは、おそらく2〜3歳くらいの男の子と女の子だ。それぞれお父さんお母さんの膝の上で笑っている。お父さんとお母
四国での路上ライブの思い出その1
時刻は朝8時を回ったところ。私はJR四国の高松駅に降り立った。駅の「土讃線」の文字、駅の外に覗く車はどれも香川ナンバー、そして聞き慣れないイントネーションと、昨日の夜から遥か遠くに来たのだと思い知らされた。
まずは朝食のため、駅構内にある有名なうどん屋「連絡船うどん(現在は閉店)」へと入った。歯ごたえのある讃岐うどんと透き通った黄金色のスープが印象的だった。
簡単に朝食を済ませると、ホームを出て3
ツアー初日、渡波ローディーにて
昨日、石巻市渡波にあるライブハウス「渡波ローディー」にて、私ジャージたばたのニューアルバム「かっぱのレコード」を引っ下げてのライブをしてきた。
ローディーでのライブは、もう6回目ほどとなったが、いつ行っても新鮮な気持ちになる。
まず、オーナーの「トヨさん」が、とても楽しい方なのだ。ローディーの扉をくぐると、「おお!来たなたば〜た!」と明るく出迎えてくださる。そして、演奏中には陽気な合いの手や愛の
気仙沼ストリートライブに出演して
昨日、4月13日に気仙沼市にある清涼院というお寺で行われた、気仙沼ストリートライブフェスティバルに出演した。
清涼院が位置するのは、気仙沼のリアス式海岸を一望できる小高い丘の上。潮風が心地よい素敵な場所であるが、同時に13年前に大きな悲しみが生まれた場所でもある。そんな、大きな被害を受けた気仙沼で、「心の復興」を進める一環として始まったのが「気仙沼ストリートライブ」だそうだ。
桜が満開の清涼院に
チャリティーライブを終えて
昨日、約3ヶ月かけて準備を行ってきた能登半島地震チャリティーライブ「オトダスケフェス」が昨日終了した。
ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!
当日設置した募金箱には1万円を超える募金が集まり、メッセージボードには、石川県の皆様に向けた温かいメッセージがならんだ。
当日の天候は、霧雨に見舞われ、気温もだいぶ低かったものの、最後まで見てくださる方が何人もおり、アットホームなイベントとな
チャリティーライブの準備
いよいよ来週、4月6日(土)14:00〜16:30に仙台市営地下鉄東西線、国際センター駅2階にある「青葉の風テラスは」で、能登半島地震チャリティーライブ「オトダスケフェス」を開催する。
このライブイベントには、私を含め合計4団体のアーティストが出演する無料のイベントだ。春の野外ステージでアコギの弾き語りを行う。会場には募金箱やメッセージボードを設置し、ご来場の皆様も石川県の皆様に直接思いを届けられ
向井秀徳の「自問自答」を聴いて
大学4年の2月、私は仙台から東京へと向かうバスの中にいた。大学のゼミの同期で、初日にディズニーシー、二日目に横浜と箱根に行く2泊3日の旅行へと向かう途中だった。4年間、散々遊んで笑い合った仲間でモラトリアムの最後の悪あがきだ。
他の友達が静かに寝息を立てる中、私は、カーテン閉めた窓を過ぎ去ってゆく高速道路の明かりを頬杖をついて眺めていた。それもそのはずである。私だけ就職先が決まっていないのだ。
レコーディングを自分でするようになった話
1 きっかけ
音楽活動をしていて、1番の出費はなんだろうか? ライブのチケットノルマ、交通費、弦やピックなどの消耗品代、スタジオ代…。とにかく音楽活動というのはお金がかかる。
中でも、レコーディングやアルバムリリースには多くのお金が必要になる。そして労力も必要になる。
レコーディングエンジニアがいるスタジオ(ライブハウスなどでもできる)を探し、予約をし、レコーディングをし、ミックスダウン
4月6日(土)仙台市内で、チャリティーライブをします
4月6日(土)、私は仙台市営地下鉄東西線の国際センター駅3階にある「青葉の風テラス」で、知り合いのミュージシャン達と力を合わせ、能登半島地震で被災した方々に向けたチャリティーライブを開催する。ライブの名前は、「オトダスケ フェス」
元々私が、ギターを手にしたきっかけは、高校生の頃の東日本大震災だった。震災で深い傷を負った東北に、多くのミュージシャンがやってきて、ライブをしたり楽曲を贈ったりして東