ジャージたばた

ジャージたばたの名前で宮城県を中心に活動している土日のギター弾き。https://li…

ジャージたばた

ジャージたばたの名前で宮城県を中心に活動している土日のギター弾き。https://linkcloud.mu/6e9f9c94 6thアルバム「踊るカッパ」配信中!ロックンロールをこよなく愛し、不器用なギターをかき鳴らすサングラスかけた168センチほどの男。

最近の記事

ツアー初日、渡波ローディーにて

昨日、石巻市渡波にあるライブハウス「渡波ローディー」にて、私ジャージたばたのニューアルバム「かっぱのレコード」を引っ下げてのライブをしてきた。 ローディーでのライブは、もう6回目ほどとなったが、いつ行っても新鮮な気持ちになる。 まず、オーナーの「トヨさん」が、とても楽しい方なのだ。ローディーの扉をくぐると、「おお!来たなたば〜た!」と明るく出迎えてくださる。そして、演奏中には陽気な合いの手や愛のあるツッコミを入れてくださり、とにかくライブが盛り上がる。そして、なかなか他のラ

    • 伝説の夜再び

      アラバキロックフェス参戦1日目、磐越ステージのトリを飾ったのは ARABAKI BIG BEAT CARNIVALというセッションバンドだった。、The Birthdayのメンバーやウエノコウジさん、奥田民生さん、池畑潤二さん、浅井健一さんなど、総勢18名の豪華メンバーだ。 このバンドは、去年亡くなってしまったチバユウスケさんが生前親交のあったアーティストが集まり、チバさんが在籍したバンドの曲や好きだったバンドの曲をメンバーを入れ替えながら演奏していくという趣向のものだった。

      • オトナはサイコー!

        4月27日、28日の2日間、エコキャップみちのくで行われたアラバキロックフェスに今年も妻とともに参戦した。今年は、翌日も休日ということもあり、2日目の終わりまでガッツリと轟音を浴び続けた。 今年、出演していたアーティストは、去年よりも若手が多い印象だった。新進気鋭の若手バンドのエネルギッシュな演奏を見て、「自分も頑張らねば!」と、力をもらった。 そんな中、特に印象に残ったバンドがあった。 1984年から活動しているベテランというよりも「老舗」という言葉が似合いそうなロック

        • 心の中で走り続ける気仙沼線

          これは、先週末に出演した気仙沼ストリートライブフェスティバルの続きの話である。 地域に住む方々の「心の復興」を目標に始まったこのイベント。市街地から離れたお寺が会場ではあるものの、活気に満ち溢れていて、気仙沼が未来へ向けて歩いていっていることがひしひしと伝わるイベントであった。 そんな中、印象に残ったのが震災前の情景をオリジナルソングで歌うバンドであった。 西日に照らされた本堂前のステージに上ったバンドの皆さんは、ご年齢的におそらく仕事をリタイヤされた方々だろう。ギター2

        ツアー初日、渡波ローディーにて

          気仙沼ストリートライブに出演して

          昨日、4月13日に気仙沼市にある清涼院というお寺で行われた、気仙沼ストリートライブフェスティバルに出演した。 清涼院が位置するのは、気仙沼のリアス式海岸を一望できる小高い丘の上。潮風が心地よい素敵な場所であるが、同時に13年前に大きな悲しみが生まれた場所でもある。そんな、大きな被害を受けた気仙沼で、「心の復興」を進める一環として始まったのが「気仙沼ストリートライブ」だそうだ。 桜が満開の清涼院に、老若男女が集い、音楽を楽しむ。10時半の開演から続々と駐車場が埋まり始めていた

          気仙沼ストリートライブに出演して

          チャリティーライブを終えて

          昨日、約3ヶ月かけて準備を行ってきた能登半島地震チャリティーライブ「オトダスケフェス」が昨日終了した。 ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました! 当日設置した募金箱には1万円を超える募金が集まり、メッセージボードには、石川県の皆様に向けた温かいメッセージがならんだ。 当日の天候は、霧雨に見舞われ、気温もだいぶ低かったものの、最後まで見てくださる方が何人もおり、アットホームなイベントとなった。 それだけでも嬉しかったが、今回イベントを運営して嬉しかったことは他にもあ

          チャリティーライブを終えて

          チャリティーライブの準備

          いよいよ来週、4月6日(土)14:00〜16:30に仙台市営地下鉄東西線、国際センター駅2階にある「青葉の風テラスは」で、能登半島地震チャリティーライブ「オトダスケフェス」を開催する。 このライブイベントには、私を含め合計4団体のアーティストが出演する無料のイベントだ。春の野外ステージでアコギの弾き語りを行う。会場には募金箱やメッセージボードを設置し、ご来場の皆様も石川県の皆様に直接思いを届けられるようなイベントとなっている。 そのために以下のようなことに取り組んできた。

          チャリティーライブの準備

          ジャージたばた上京(埼)日記

          大学院の修了式を終え、飲み会へと向かう友人たちを尻目に、私は仙台駅から新幹線で旅立った。 新幹線に乗るまで、 「まさかこの俺が淋しくなんてなるわけ無いでしょ」 と思っていたが、新幹線が動き出し、住み慣れた町並みがどんどん窓の向こうを過ぎ去っていくと、なんとも言えない心細さが私の胸を締め付けた。 住んだこともない街で、私はやっていけるのだろうか…。 父方の実家は川越にあるものの、川口にはそれまで行ったこともなかった。荒川を超えれば東京都北区、思いっきり都会だ。相槌で「だから!」

          ジャージたばた上京(埼)日記

          地元を離れることにした日

           皆さんは、地元を離れたことはあるだろうか。幼い頃からあちこちに行っている人もいれば、地元ですっと暮らしてきた人もいることだろう。 私は過去に一度、仕事の都合で地元の仙台を離れ、埼玉の川口で暮らしたことがある。 私の仕事は、基本的に決められた自治体やエリア内での異動はあっても、県外へ異動することはない。つまり、転職でもしない限り、一生宮城県を出ることがないのだ。 私は人生で一度で良いから、都会に揉まれて生活するということにチャレンジしてみたかった。地元は大好きなのだが、見

          地元を離れることにした日

          私の好きなジャージのメーカー3選

          私は、「ジャージたばた」と名乗っているだけあって、ステージでは上下のどちらかがジャージであることがほとんどである。これは、ギターを始めた11年前からほぼ変わっていないことである。 ステージというのは、男女関わらず多少はカッコつけていい服を着て上がるはずの場所である。そのステージにさえもジャージを着て上がっていた。一体何故か? ギターを始めた当初、絶望的にお金がなかったからである。 私は補欠合格で大学に入学したせいで、スタートが出遅れ、時給の良いアルバイトがなかなか見つから

          私の好きなジャージのメーカー3選

          向井秀徳の「自問自答」を聴いて

          大学4年の2月、私は仙台から東京へと向かうバスの中にいた。大学のゼミの同期で、初日にディズニーシー、二日目に横浜と箱根に行く2泊3日の旅行へと向かう途中だった。4年間、散々遊んで笑い合った仲間でモラトリアムの最後の悪あがきだ。 他の友達が静かに寝息を立てる中、私は、カーテン閉めた窓を過ぎ去ってゆく高速道路の明かりを頬杖をついて眺めていた。それもそのはずである。私だけ就職先が決まっていないのだ。 就職の試験に落ちて、進路に悩んでいたところ、大学院の募集を見つけ、ダメ元で受けて

          向井秀徳の「自問自答」を聴いて

          レコーディングを自分でするようになった話

          1 きっかけ  音楽活動をしていて、1番の出費はなんだろうか? ライブのチケットノルマ、交通費、弦やピックなどの消耗品代、スタジオ代…。とにかく音楽活動というのはお金がかかる。  中でも、レコーディングやアルバムリリースには多くのお金が必要になる。そして労力も必要になる。  レコーディングエンジニアがいるスタジオ(ライブハウスなどでもできる)を探し、予約をし、レコーディングをし、ミックスダウンをしてもらい、原盤を受け取る…。エンジニアの方が知り合いでかなり安く見積もっても

          レコーディングを自分でするようになった話

          4月6日(土)仙台市内で、チャリティーライブをします

          4月6日(土)、私は仙台市営地下鉄東西線の国際センター駅3階にある「青葉の風テラス」で、知り合いのミュージシャン達と力を合わせ、能登半島地震で被災した方々に向けたチャリティーライブを開催する。ライブの名前は、「オトダスケ フェス」 元々私が、ギターを手にしたきっかけは、高校生の頃の東日本大震災だった。震災で深い傷を負った東北に、多くのミュージシャンがやってきて、ライブをしたり楽曲を贈ったりして東北が少しずつ元気になっていく様子を間近で見ていた。私自身も音楽に元気づけられただ

          4月6日(土)仙台市内で、チャリティーライブをします

          私の足元(エフェクターボード)

          私が「ジャージたばた」と名乗り、アコギの弾き語りをするようになって6年以上が過ぎた。しかしながら私は一度もエフェクターボードなしでステージに立ったことはない。 通常、アコギの弾き語りをする際は、いかにアコギの生音に近い音を出すかということに気をつけて音作りをすることが多いため、音を大きく変化させるエフェクターを使用するミュージシャンは少ない。ではなぜ、ずっとエフェクターボードを置いてプレイをしているのか? 好きなのだ。足元に機材が並び、自分好みの音を出すことが。 幼い頃か

          私の足元(エフェクターボード)

          初めて買ったエフェクター

          皆さんは、「エフェクター」を知っているだろうか? ギタリスト、ベーシストにとってはおなじみの道具であるが、一言で言えばギターの音色を変える道具である。 ギタリスト、ベーシストの皆さんは、初めて買ったエフェクターを何だろう?おそらく、歪み系エフェクターの何かではないだろうか? エフェクターには大きく分けて2種類あり、いわゆる「ジャカジャーン」といったエレキっぽい割れたような音がするものを「歪み系エフェクター」と言い、リバーブやコーラスなど、音に奥行きをもたせるエフェクターを

          初めて買ったエフェクター

          一生モノのギターを手に入れる

           学生最後の冬、私は一生モノのギターを手に入れるべく、様々なギターを試奏していた。しかし、なかなかめあてのギターに出会うことができずにいた。そこで私はFruch(フォルヒ)というチェコのメーカーにギターのオーダーメイドをすることにした。 アルバイトを終え、いつもの楽器店に向かうと、アコギのコーナーに既に何本ものフォルヒのギターが置かれていた。代理店の社長との面談まで自由に試奏して良いとのことであったため、私は自分が希望したのと同じ、サイドバックにメイプルが使われているギター

          一生モノのギターを手に入れる