大学院と私②
まず、どうして、私が大学院に行きたかったのか、その理由を書く。
理由は、簡単。学芸員になりたかったから。
博物館や美術館に行くのも見るのも大好きな私は、いつ頃からか、博物館や美術館で働けたら最高だろうなという憧れをもった。
漠然とした憧れを持ちつつも、結局、明確に大学では、どの学部を専攻するのかは決めていなかったので、とりあえず漠然とした文系、社会学部に入る。
もちろん、美術館に勤めることは、この時点でもうアウトであったが、当時の私は、「まあ、なんとかなるだろう」という、とんでもないこれまた漠然とした考えで、大学に通っていた。
なお、学芸員資格を取得するためにも、専門の講義も取得した。
自分の分岐点になったのが、大学3年次生の時。学芸員資格の講義を受ける中で、学芸員になるためには、専門的な知識が必要なのだなと感じ始める。
どの博物館に勤めるにおいても、専門的な知識を持つことは必須であることは周知していた。
もちろん、まだ、この時、具体的に自分が大学院でどんなことするのかさえ、分かっていなかった。
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