見出し画像

大学院と私②

 まず、どうして、私が大学院に行きたかったのか、その理由を書く。

 理由は、簡単。学芸員になりたかったから。

 博物館や美術館に行くのも見るのも大好きな私は、いつ頃からか、博物館や美術館で働けたら最高だろうなという憧れをもった。

 漠然とした憧れを持ちつつも、結局、明確に大学では、どの学部を専攻するのかは決めていなかったので、とりあえず漠然とした文系、社会学部に入る。

 もちろん、美術館に勤めることは、この時点でもうアウトであったが、当時の私は、「まあ、なんとかなるだろう」という、とんでもないこれまた漠然とした考えで、大学に通っていた。

 なお、学芸員資格を取得するためにも、専門の講義も取得した。

 自分の分岐点になったのが、大学3年次生の時。学芸員資格の講義を受ける中で、学芸員になるためには、専門的な知識が必要なのだなと感じ始める。

 どの博物館に勤めるにおいても、専門的な知識を持つことは必須であることは周知していた。

 もちろん、まだ、この時、具体的に自分が大学院でどんなことするのかさえ、分かっていなかった。

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?