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あなたとのお別れを決めるまで

私、別れるの苦手。
付き合うときは一瞬で、あんなにキラキラしてたのにな。

奇跡的な確率と運命的な付き合うまでの、あの華やかな過程。
それなのに別れる時ときたら悩んで悩んで悲しんで。

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今日は私が、あの人との別れを決めるまでの長い話を聞いてもらいたいと思って記事を書いている。

あの人は、私を大事にしてくれる人だった。
けど、女友達への距離感がおかしい人だった。
でもそれは初めから分かっていて、友達には止められていたんだよな。

にも関わらず、なんで付き合ったのかと問われたら多分、好きな人を諦めたばかりで片思いに疲れてボロボロだった私にアプローチをかけてくれたのが嬉しかったから。
当時の私は好きな人に大切な女扱いされずに私ってなにやってるんだろ。って下向いてばっかりで。
いい加減、こんな不毛な恋に終止符を打つ!って決めて前を向いたときに1番初めに私を大切な女扱いしてくれた人。

ほだされちゃうじゃん。
それで私は付き合った。

始めはは不安だったけど、ちゃんと大事にしてもらった思う。
負け惜しみとか、そう思わないと悲しいから、とかではなく多分それなりに時間もお金も手間も充分にかけてもらったと思うし、例えそれらが彼の本気じゃなかったと仮定しても当時の私は幸せだったし笑っていた。
当時の私が大切にしてもらっていたと感じていたので周りがなんと言おうと私は大事にされていたのだ。

女の子関係だって彼なりに努力していたように思う。
彼が努力して抑えてくれても、彼の日々の女の子に対する行いは私の中の許せます範囲を絶妙に飛び越えてくるものだった。

そしてそれが絶妙だからか、我慢出来るのだ。
1回、2回、、3回目、、、
う~ん、10回くらいまでは。

例えば私の心に1本の糸があったとして彼が私の許せる範囲を超える行いを行ったというのを知るたびにカッターみたいなものでちょっとずつ傷がついていくイメージ。
その糸を<チョキン>と切ってしまうことが出来ればきっともっと楽ちんでさっぱりであの子みたいにキレイに潔く別れという行動に移せるんだって思う。
でも、この糸は彼と過ごした楽しかった分だけ丈夫で頑丈になっていく。
傷ついた糸も、やっぱり彼が優しかった、大切にしてくれた。そんなことで補強されていく。

彼との日々で太くなり、補強が入ったものの、また違う箇所をちょっと傷つけられる。
そんなことを繰り返して糸はどんどんどんどん脆くなっていく。
そしてボロボロになった糸はついにちょっとの傷にも耐えられなくなって切れるのだ。

これが、私が繰り返した別れのプロセス。

その過程のなかで私はこの言葉に救われた。

そうなのだ。
私はこの先、一生涯に渡って心の糸にカッターを入れられては修復を行い、また傷つく。
そんなことをやるために生きていないのである。

私が幸せになれる恋愛をしてこそ私である。
いくらあの人が頑張ってくれてても私には足りなかったのだから仕方ない。
それにきっと頑張ってるはずなのに足りない足りないと言われ続けられることはあの人だってきっと疲れてしまうだろう。

そう、思って私はお別れを決めた。

でも、決めただけでまだ別れてない。
そう、決めただけ。
別れると決めたら速やかに。
そう思うのに実行に移せない私はまだ彼が好きなんだろうって思う。

好きだから、許せなくて別れるんだ。

猛暑が落ち着くころには、ちゃんと話して決着をつけていこう。


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