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走行中の電車内で人が倒れた。その時、どうすべき?(その2)

以下のnoteの投稿に対し、久しぶりの投稿だったにもかかわらず、早々にコメントを頂きました。
コメントをいただいた木下ファミリーのみなさま、ありがとうございます!

今日は、上記投稿にいただいたコメントをもとに、さらに少し考えてみたいと思います。


1.救急車、個別に呼ぶべきではない?

上記投稿の中で私は、「走行中の電車内で、目の前で急病人が発生した場合に、状況によっては(鉄道会社による対応を待つのでなく)自ら119番通報するのも選択肢ではないか?」という趣旨の意見を書きました。

この点に関連して、高校野球開催時に、甲子園球場のオーロラビジョンでは「個人で携帯電話から救急車を呼ばないでください。(係員が要請します)」という趣旨の文言が表示されている、ということを教えていただきました。

確かに、同一の急患について、複数人が救急要請してしまうと、ただでさえ適正利用が課題となっている救急車の配車に、混乱をきたしかねません。このことを回避するために、上記甲子園のような運用をしているケースもあるのかと思います。
実際、私が勤務する会社でも、119番通報はビル管理センターから行うルールになっています。

ただ、上記はあくまでルールであって、実際に目の前で人が倒れた場合に、そのルールを律儀に守るかどうか(=担当部門に通報を任せるか、自分で通報するか)は、その場で自ら判断すべきことだと私は考えます。

担当部門に通報を任せて、問題なく救急要請ができればそれで良いのですが、担当部門の方が、倒れた人の目の前にいるとも限らず、救急要請すべき担当者への伝達が上手く行かずに通報が遅れ、命取りになる、という可能性もゼロではありません。そのような場合、目の前で倒れた人が特に自分の家族や友人であったりすると、自分で119番通報しなかったことを、一生後悔することになりかねません。

緊急時に最善の対応を取るのは非常に難しいとは思いますが、もし私の目の前で人が倒れ、私自身が救急要請が必要だと判断した場合は、自分で119番通報することも選択肢に入れます。そして、実際に119番通報を行う場合は、他の方が同じ急患の方について同様に119番通報した場合のことを考慮して、できるだけ当該急患の方のいる場所・状況をを具体的に特定するとともに、119番後に、119番通報済であることを関係者と共有するよう、対応したいです。
緊急時に、実際にそのように上手くできるかはわかりませんが...

2.医療関係者による協力

こちらもいただいたコメントから思ったことですが、確かに、電車内で急患発生時に、例えば「医療の勉強をしている者です!」と言って支援を申し出られた場合、その方に協力をお願いして良いのかは、正直迷うように思います。有資格者なのかもわかりませんし...
また、実際問題、有資格者であっても、協力に応じる人は少数派という情報(※)もあり、協力を依頼しても応じてもらえるとは限らないようです。
※私の検索結果で、情報の真偽が確認できていない情報ですが、「機内ドクターコールに「迷わず名乗り出る」は2割」という情報がありました。

3.突然倒れた時に救命できるか否かは、運次第

万が一人が倒れた場合、その人を動かすべきでないケースもあるそうですが、例えば列車内にいる乗客の場合、悪意の無い人が、善意でひとまず急病人を動かしてしまう(ホームに移動させる等)もあり得るのではないかと思います。
また、医療関係者の方の善意の支援が、結果的に不適切な結果を招く可能性もゼロではありません。(診療ミスの懸念もあり、上記「迷わず名乗り出る」が2割にとどまるようです。)

以上のことから、万が一倒れた場合に救命できるか(自分や家族がどこかで倒れた場合を含む)は、その時に近く居合わせた人の一次サポートの適否や、救急要請してくれる人の有無、さらには、救急要請がなされたとして、タイムリーに救急車が到着し、適切な設備があり対応可能な(=必要な知識・経験を持つ)医師がいる病院に緊急搬送されるか、など、諸々の条件がそろうかその時の運次第ということを、改めて強く感じました。

(雑なまとめですが)ある意味、今こうして無事に生きていることが奇跡で、改めて、健康に暮らしていられる1日1日を大切にしたいと思います。
(人生は儚い...と、あえてポエム調で締める?!w
 24/5/14(火)の木下斉さんの放送(Voicy)も楽しみにしてます!^^)

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