社会人2年目を迎えて

いよいよ24歳を迎える年が来て、早くも社会人2年目が始まります。

結論から言うと、社会人2年目は「社会と市場に爪痕を残す年」にするように努力します。理由としては、社会人1年目では学ぶばかりで社会や市場に価値を提供できておらず、まだまだ2年目も学びの年だが、目の前の顧客のみならずより外の大きな枠に対して影響を与え、少しでもステークホルダーに対して貢献をしたいからです。


思い返せば、「世界的企業はどのようなところがほかの企業と決定的に違い、どのような理由で世界を支配するようなビジネスができているのか、また逆にどのような課題があるのか」を知りたくて、自分もその一員として成長したくてアマゾンジャパンに新卒で入社を決めました。

最初は確かに、素晴らしいところばかりが映りました。理念や研修材料など基本的にすべて全世界の拠点統一であり、数えきれないほどの数のシステム使って物流データを管理しています。そして創業当初から続く独自のリーダーシップの定義やルールなど、どれもが社会人一年目の自分からするとまぶしく見えました。また、1年目から数名から数十名のマネジメントに携われたことも、非常に大きな経験となりました。

しかし、日が経過するたびに感じたのは、「社会に対して価値を作っているが、それは人間らしさをなくす労働や自然環境への悪影響というあらゆる犠牲に成り立っている」、「組織が大きくなりすぎたことや標準化だけを求められる点により、現場レベルでは真新しい意見やイノベーション思考が働かず、世にない価値を創造する機会が少ない」、「あくまで大きな物流機能の一つに過ぎない」、「自身の職種に関して、社会を変えていく経営人材を目指すうえでは市場価値が低い」といったことです。別にアマゾンがしていること全体が社会に価値がないと言っているのではなく、あくまで現場で働く身として個人的にそのように感じました。本社やより上のレイヤーに行けば、もしかしたら見方や経験が全く違うかもしれません。ただ、私はそのような環境や物流のオペレーションという仕事には合わず、また「もっと外の社会で世にない価値を作り上げる仕事がしたい」という思いのもと、わずか8カ月ですが、2023年11月末に退職をしました。

そしてその後、「自分が死ぬ時にどのような人生だったら誇らしく思っているか」を一つの軸にして、転職活動を始めました。その中で、「機会の格差によって生まれる不平等をなくし、強い人ではなく弱い人の力になること」、「一人でも多くの人が明日を待ち遠しく思え、選択肢を与えられるような社会を実現すること」が、自分の歩みたい人生だと確信します。そんな時、2023年11月半ばにfor Startups主催のカンファレンス「Gric」でご縁をいただき、for Startupsと出会いました。成長産業支援でGAFAのような外貨を稼げる企業の輩出をし、それによって経済発展をすることで国民の生活を豊かにする素晴らしい挑戦とやりがいに胸を撃たれました。実際に選考中に何度か社員の人と交流をしたとき、「この人たちは本気でミッションを実現するために動いている人だ」と思い、この会社であれば「世にない価値を作り、社会や人々を救うきっかけが作れる」と感じ、入社を決意しました。

その傍ら、2023年12月半ばから2024年1月末まで日本語教師のインターン及び発展途上国の社会問題のリサーチをするためにネパールに、また模擬国連に参加をするためにマレーシアに行ってきました。先進国とは程遠い不安定な政治と不十分なインフラの中での暮らしと教育、その社会のシステムを自分の目で見て身体で感じることが、本当の意味で社会問題の解決をするためには必ず必要です。ネパールとマレーシアでの学びは、自分の人生の中で2番目に大きな影響を与えたといっても過言ではないくらい、本質的なことを学ぶことができました(さらに話が長くなるので、ネパールとマレーシアで学んだことは別で詳しく書きます)。



そして、2024年2月からfor Startupsに入社をし、現在2024年4月1日にいたります。覚悟をもって入社をしましたが、前職で経験したように、今日まで壁にしか当たっていません。ヒューマンキャピタリストという特異な仕事の難しさ、皆さんのレベルの高さなどに日々圧倒されています。時々その難しさに心が折れ、仕事に対するモチベーションや臨み方にネガティブに影響を与えてしまうときもあります。自分が高い目標のために臨んで入ったにもかかわらず、本当に情けないです。また、時間がたつにつれて自分の強かった覚悟が薄れてきたり、社会人としてビジネスマンとして足りないところも普段の仕事で露呈し、社会人2年目になってもまだ、人としての成長が私は必須です。

そんな自分でも向き合ってくださるチームや周りの人たち、そして何より自分が影響を与えたい企業や人のために、社会人2年目は何が何でも成長をしなければなりません。また、社会人最初の3年でどれだけの経験を積めるかがに今後のキャリアに響きます。そういった意味で、社会人2年目は、自分にとって人生の岐路となるくらい大きな年です。

社会人1年目最後の月である3月は消極的な姿勢つ低いパフォーマンスで、チームや周りの人の期待を裏切りました。社会人2年目になるぎりぎりでその反省と自覚、自分を変える決意を持てたのは、非常に大きかったです。自分ではなく自分にかかわる人のために成長し、少しでも恩を返して外に対して影響を与えられるよう、泥臭く社会人2年目を過ごします。そして、「この社会人2年目をきっかけに、今活躍できて市場や社会に対して価値を生み出せている」そう将来言える年に必ずします。

まだまだ未熟ですが、どうぞ社会人2年目もよろしくお願いします。





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