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海外から日本を見つめて学んだ10のこと。

準備してるSake&Teaバーwith OMUSUBIに、
上海時代の友人がお店に来てくれました。
もうすぐプレオープン。
プレオープンのプレw

僕が上海にいたのは、2009-2014。
歴史的に言うと、万博や尖閣などがあった時代。
経済成長10%。金利もイケイケ。
中国から日本を見れたのは、
ジュンジャパな僕にとっては、
その後の生き方をを大きく変えてくれた貴重な体験であり、中国は大好きな国のひとつです。

中国から学んだこと。考えたこと。
帰国して10年たつけど、
これからも大事にしたいと思ってること。
を整理してみました。

①日本は民主資本義だよね?
よく言われる話だけど、中国は資本主義思考の国民と共産主義体制。日本は共産主義思考の国民と民主資本主義体制。日本が民主主義であることをもっと感謝し、民主的な思考にならないと、ご先祖さんに申し訳ないって、共産主義国家に住んだからこそ、感じた。日本がDXが進まないのは、公平であるべきデジタルツールを、非民主的な組織が運用してるからだと思ってる。

②価値は多様。
当時広告会社で、日本で最も大きなブランド運営を任されていたし、それなりに自信はあったけど、全くダメだった。全然中国人のインサイト分からない。勉強して、雰囲気は分かるけど、インサイトは分からない。
思考の共有化にコトバ化することは、とても大事なんだけど、言葉には現れないニュアンスは必ずあって、そのあたりは外国人の僕は、どうやっても理解できなかった。
でも、中国の仲間と共創すればなんとかなる。自分なんて、めっちゃチッポケだけど、みんなとやれば、なんかはできる。

③人に優しく。
当時子供が上海で生まれ、育て、感じたのは、中国人の赤ちゃんや赤ちゃん家族への優しさ。街でも店でも、めちゃくちゃ優しい。東京と大違い。この優しさは、福岡にもあって、よくまわりの人が声を自然にかけてくれて、嬉しかった。弱者への優しさなんて、街中で普通にできるよ。

④自分が提供するものの価値づけ
広告会社の働き方改革の一丁目一番地だと個人的に感じたのは、エビデンス開示とフィー。これをしないから、ビジネスの価値が見えなくなってるし、めんどくさい。
フィー業務は、業務案件を細かく定義して、追加があれば、また新たに契約書を作成する。金額交渉は一般的に業務前にきちんと行う。両者がきちんと任せる部分と任された部分が明確なのは、業務がうまく進行しなかった部分が明確になり、責任所在がわかりやすい。100%正しい仕組みなんてどこにもないけど、時代に沿ったベターはある。はず。

⑤人生はプライベートがあった上で仕事。
上海から帰ってきて、一番戸惑ったのが、残業の多さ。まだ働き方改革なんて言葉無かったし。夕方帰ったり、5,60%くらいの資料で、まずはクライアントにあててみたりしてたら、めちゃくちゃ怒られたw。僕からしたら120%の資料を徹夜してつくって、何も進展しない方がダメでしょって感覚だったんだけど。「質より努力。」これを中国で忘れてきて、半分ノイローゼになりそうだったw
今はだいぶ変わってきてよかったー。

⑥オンとオフ
当時台湾の財閥グループの社長とミーティングする機会が時々あったんだけど、働く姿勢のオンとオフの区切りをめちゃくちゃ大切にしているのを、自然体でやってるのがステキすぎた。

⑦金は寝かせる。
世の中に金利というのがあることを知ったw
当時中国だと定期金利で5%くらいあったんじゃないかなー。これって5%の利益率の案件やるんだったら、銀行に預けておいた方がいいじゃん!って強く感じた。日本は金利ないけど、世界は金利がある。だから今の円安。

⑧経済成長してる場所で稼ぐ
楽かどうかは別ですが、普通に考えて10%の経済成長してる場で働けば、普通には10%の成長はできるはず。経済成長だけを追い求めたいなら、そこに行けばいい。

⑨哲学が大事。
中国は共産主義。共産主義は無宗教。
経済成長の裏で、劇的に心が病む社会になり始めていた。当時。政府は共産主義としては否定的であった「孔子」を映画化するなど、心ある社会を啓蒙していて、お金中心の判断軸の拡大は、結局人間を滅ぼすんだろうなって感じた。

⑩感情を出す。
中国では、打ち合わせで信じられないくらい激昂されることが、時々あります。でも次会うと、完全にニコニコ。日本人的な目が笑って無い笑顔じゃありません。完全に怒ったこと忘れてます。最初戸惑います。でも、この感情を一度吐き出すのって、めちゃくちゃいいって思う。日本でそんなことやったら、パワハラ案件。「激昂して次に残さない」をスタンダードにした方がいいけど。日本じゃ無理か。


中国で仕事をしていた仲間は、生きる楽しさのヒントをたくさんもっている。
それは中国語が話せるとか、中国のビジネス流儀を知ってるとか、じゃなく、
価値の違いを根本から大切にできることや、
自分の価値軸をもっているとか。
いろんな価値の捉え方ができているから。

だから楽しみ方がブレないし、
楽しさが広がり続けている感じがする。

49歳でサラリーマン辞められるのも、
特に何か意気込んでるわけでもなく、
自然な流れで歩めているのも、中国のおかげ。

これからもいろんな刺激をもらって、
生きていこー

抹茶点てるの学び中


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