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「寿老人さん」は昨今の企業ガバナンスと照らし合わせても、七福神から脱退した方がいい。

七福神•恵比寿さんのお友達シリーズ。
今回紹介するのは、寿老人(じゅろうじん)さん

中国由来の神様です。

橘守国画の寿老人

寿老人さんの起源は、
古代中国の伝説や民間信仰から始まり、「道教」に辿りつきます。
福禄寿さんに続き、出てきました「道教」。
あらためて「道教」の説明をすると、
道教は、中国の3大宗教の一つです。
仏教、儒教、そして「道教」。
道教」の話を詳しく知りたい人は、
中田のあっちゃんの動画で。

話を寿老人さんに戻すと、
寿老人さんは、白いひげを生やし、杖を持ち牡鹿を側におきます。桃を持つ画も多いらしいです。
牡鹿や桃は幸福や長寿のシンボルですね。

鹿の角のお守りがあったり、

桃のお守りがあったり、

宗教画に描かれるモノには、それぞれ意味がありますが、寿老人さんは「長寿」の神様です。

長寿?

そういえば、福禄寿さんも、長寿の役割がありました。ってことは、寿老人さんって、福禄寿さんと役割かぶってね?って話になりません? 
どちらも「寿」ついてるし、
「道教」だし。
「中国由来」だし。

もう一度、天海僧正が開発した、
七福神の役割を整理すると、

長生きをする。→寿老人
信頼・人望を集める。→福禄寿

「寿老人さん」は、その名の通り「長生き」
「福禄寿さん」は、「信頼人望」
っていう役割にしてますね。

ただ、本来のそれぞれの神には、
長寿の意味はあるし、かなり近しい役割の神様ではあります。 
実は、そんなことは先人もすぐに気付いていて、
代わりに「吉祥天さん」という神様を入れる七福神もあるみたいです。

ちなみに、
吉祥天さんはインド出身の女性の神様。
七福神には弁財天さんしか女性の神様がいないから、吉祥天さんにした方が、男女バランスが少し解消されます。
寿老人を吉祥天に入れ替えると、7分の2
女性になります。

女性神様比率28.5%

今の日本プライム企業の女性役員比率は13.4%
なので、その倍の女性比率になります。
モノ言う株主も、理解を示せるラインかもしれません。

吉祥天さんは、元々、ヒンドゥー教のラクシュミーという、
美・富・豊穣・幸運の神様
七福神には「美」の神様はいないし、女性比率低いから、吉祥天さんに変えた方がいいっすね。絶対。

吉祥天の元々はラクシュミー

吉祥天が七福神に入ると、下記布陣。 

美しくなる。→吉祥天
物に恵まれる。→大黒天
信頼・人望を集める。長寿→福禄寿
身の回りを清廉にする。→恵比寿
愛嬌を持つ。→弁財天
はっきりと意見を言う。→毘沙門天
大きな心を持つ。→布袋和尚

福禄寿には、長寿の役割も頑張ってもらいます。
あー。これで、落ち着いたー。

と思ったら、

吉祥天さんの旦那さんは毘沙門天さん が発覚!
同じインド出身だし。
毘沙門天さんは唯一武装してる武闘派。
ヤンキーと美女
付き合ってる二人が宝船にいると
他の神様たちソワソワしちゃうかなあー?
大丈夫かなあー?

弁財天さんに誰か言い寄ったりしちゃうのかなあ? 
って、どうでもいいわなw


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