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「おこし」と「おはぎ」。どっちがおむすびスイーツ?【おむすびからの学び教育。#13】

おむすびスイーツは、「おこし」か「おはぎ」か。

お米をベースにしたお菓子は、「あられ」「おかき」とか、いくつかあると思いますが、お米自体の原型がのこり、お米を固めた感がある「おこし」と「おはぎ」を、おむすびを冠する「おむすびスイーツ」と、勝手に認定します!!
って言う、宣誓のもと、「おこし」と「おはぎ」の話。


「おこし」とは

おこしの起源は平安時代の初期にまでさかのぼり、中国から「お菓子」が伝来した時に始まるとされています。 当時、中国からの輸入菓子は「唐菓子」と呼ばれ、このなかに「おこし米」が含まれており、 これがおこしの原形とされているようです。
当時「おこし」は貴重品で、宮中で特権階級の楽しみの一つとされていたようで、江戸時代になってようやく、一般の人々の間にも広まり、地域ごとに独自の味や製法が発展したようです。

現代で有名なおこしは、東京の「雷おこし」、大阪の「粟おこし」でしょうか?
佐賀にも地域ならではの「おこし」があり、唐津の「松原おこし」有田「陶助おこし」が有名です。(食べたことないw)

松原おこし


陶助おこし

おこしは「家をおこす」「名をおこす」などと言われて、その味覚だけでなく、縁起のいい食べ物として広まっていったようです。ネーミングっていつの時代も大事!

「おはぎ」とは

おはぎも、平安時代にはじまったとする説が有力です。「今昔物語」の中に、「かいもちひ」(掻い餅)という名が登場していて、これがおはぎの祖ではないかといわれています。
当初は五節句(端午の節句、七五三、歳時記、彼岸、お盆)や行事食として親しまれていたようですが、「おこし」同様に、おはぎも、江戸時代に一般の人々に広まり、地域ごとに独自の味や製法が発展しました。

「おはぎ」の名前の由来は、秋のお彼岸ころに咲く萩の花と、 小豆の粒を散らした様子が似ているからとのこと。

「萩の花」萩市観光協会

似てるかな?
昔の人の豊かな感性についていけない、
貧相な僕の想像性。

「おこし」と「おはぎ」どっちが"Theおむすびスイーツ"か

どちらも平安時代からはじまり、江戸時代に広まった「おこし」と「おはぎ」ですが、どっちが"The"おむすびスイーツなのでしょう?
(って、知らんがな。勝手にやってます。)
多分、認知度は「おはぎ」が上でしょう。
ただ、「おこし」は、「家をおこす」「名をおこす」という縁起の良いお菓子であり、「おむすび」の「縁をむすぶ」など、風味以外にも意味合いをもたせているところに、「おむすび」との関係が深いと考え、Theおむすびスイーツは、「おこし」に決定いたします!!
勝手に!!
さよなら!!


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