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今更ダウ90000

どうも、青春ボーイです!

突然ですが、僕はお笑いも好きです。
知識はないですし、理論とかも語れないですが、最近好きな8人組を語りたいと思います!

ダウ90000。
昨年あたりから徐々にテレビ出演も増え、大人気の男女8人組ユニットです。
劇団ともコント師とも捉えられる彼ら。
『ゴッドタン』『あちこちオードリー』でお馴染みの佐久間宣行さんも評価していましたね。
2020年に結成、2021年、2023年にM-1グランプリ準々決勝進出(5人編成)、2022年から2年連続ABCお笑いグランプリ決勝進出、そして、2023年キングオブコント準決勝に進出しています。
ABC決勝でコントかお芝居かの意見が分かれ、個人的には2020年のM-1で起こった漫才論争を彷彿とさせました。
公演が戯曲賞候補に選ばれこともあるそうです。
そんなこともあり、芸人とも劇団とも名乗らず、8人組と呼んでいるとのこと。

https://yougooffice.com/sign/

主宰は蓮見翔さん。日常を創り出すことがすごく上手で、着目するシチュエーションが面白いです。
ラーメンズが好きとのことで、影響を感じます。
個人的には、固有名詞の言葉選びが好きですね。
他のメンバーは、蓮見さんと唯一の同期でイジられキャラの園田祥太さん、ミステリアスな飯原僚也さん、タイ出身でアクロバティックな道上珠妃さん、個性的な無個性の上原佑太さん、女性陣の中で変わり者役の忽那文香さん、アニメや漫画好きの中島百依子さん、最年少で唯一別大学の吉原怜那さん。
劇中では日常的なシーンが多いので、メンバーは所謂「少し変わっているけど、いそうな人」を演じるのが上手です。

ここからは、コントの紹介に入ります!

今更

特に好きなコントです。
男1女2で仲良いグループにおいて、恋愛感情の有無を題材にストーリーが展開します。
とにかく園田さんの演技が光ってる!
今更…と言う表情や、オチ前の哀愁あるため息がなんとも言えません。
いるよ、こういう人。よく見るよ。
これをネタにしようとした時点で面白い!
蓮見さんは園田さんたちの昔の同級生役で現れ、高校から続く3人の関係性に疑問を投げ掛けます。
核心をつくセリフが多いんですよね。

忘れられない恋があるんじゃん。ここに。
蓮見さんが園田さんに向けたセリフ。
園田さんが隠してた気持ちを暴きますが、本人からすれば余計なお世話ですよね笑

自分が我慢さえしなきゃ付き合えてたみたいに喋るな。
吉原さんが園田さんに向けたセリフ。
劇中での園田さんみたい立ち位置の人が1番言われたくない言葉でしょう。

いっぱいいるって。こんなん街に。
関係を拗らせようとする蓮見さんたちに向けた園田さんのセリフです。
これもその通り。男1女2のグループなんて腐るほどありますから、なんで自分のことばかり口出すんだということですね笑

個人的に好きなシーンですが、ケンタッキーとマックを持って登場した上原さんに蓮見さんがこう言います。
え、今日M-1?
これがお気に入りです。

元カノ

蓮見さんが元カノの中島さんと喫茶店で話すコントです。

冒頭の2人の会話。
コーヒー飲めないもんね?(蓮見)
もう飲めるようになりました。(中島)
えー、嘘?(蓮見)
大人なんで。(中島)
ワサビは?(蓮見)
ワサビはまだ。(中島)
子供じゃん。(蓮見)
うるさい。(中島)
ありそうすぎる。元カップルの会話って感じ。
この流れから急に店員さん呼ぶところとかも、なんか見たことあるもん。知らんけど。

中島さんは結婚することになったと告げ、彼氏の上原さんが登場します。
しかし、中島さんはサイコパス感のある上原さんとの結婚を迷い、どうしようと蓮見さんに問いかけます。どうしろと言うんだと返された時のセリフ。
司会やって欲しいの。
な訳ない笑

そして、上原さんが話す結婚式のプランに蓮見さんが苦言を呈します。その時の上原さんのセリフ。
本当にあったことだから。マスメディアってそうあるべきじゃないですか。
マスメディアはね笑

このズレてる感が、日常にいる少し変わってる人たちを見せるという演出になってるのかと。
物語は意外なオチに…。
そして続きます。

花束とハイヒール

まさかの続編。『元カノ』の続きです。
コントって続編とかありましたっけ?

喫茶店を出て行った蓮見さんが、駅のホームで花束を抱えた園田さんとエレベーターガールの吉原さんに出会うコント。伏線が満載です。
そして、また園田さんの演技が良い!
バラは12本で付き合ってくださいという意味になるそう。ですが、花束にはバラが13本ありました。
最終的にこの内の12本は蓮見さんが中島さんに、残りの1本は園田さんが吉原さんに渡します。
1本は一目惚れという意味なんです。
この伏線、コントでは明言されていないのが洒落た演出ですよね。

浪人

もう1つ好きなコント。
同級生で居酒屋に行くと年齢を確認され、蓮見さんが全員の身分証を集めました。すると1人だけ年上、つまり浪人生だったことが発覚します。誰が浪人生なのかディベートが始まって…。
このコントは座ったまま展開される会話劇で、ダウ90000と蓮見さんの幅の広さが窺えます。

浪人生が誰なのかを探そうとすれば、可哀想だから辞めようと言う人が出ます。そうすると、その人が浪人生だと疑われます。
違う。違うよ。違う。
まるで犯人かのように疑われますが、浪人してるだけなんですよね笑
悪いことしてる訳じゃないのに、犯人探しのようになるから笑えます。

浪人生が分かったあと、このディベートが面白かったからもう一回やりたいと蓮見さんが言い出します。
やりたいこと優先して、友達傷つけるの良くない。
当たり前のことを言っていますが、このシーンだと面白く聞こえます。

そして、なんと言ってもオチが秀逸です。

ピーク

最後に、ピーク。
『愛がなんだ』やってんだから。

https://twitter.com/daw90000

単独ライブ『20000』が現在配信中、『30000』が来春公演予定です。
YouTubeも面白いのでぜひ!

丁度良い長さのnoteでは。
お付き合い頂き、ありがとうございました!

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