ためらいのない夜を目指して ぼくらはオールを漕ぎ続ける 魚たちは跳ね 海はかき回される ためらいのない夜では きみもぼくももう隠すことはなくなり 抱き合うことだけで すべてが伝わるようになる そんな日には平均的な夕暮れも だんだん紫に色を変えて ぼくらを迎え入れてくれるはずだから

以上。

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