北九州キネマ紀行【若松編】〝東洋一の吊り橋〟の開通式をご覧あれ〜サラリーマン喜劇「社長漫遊記」
森繁社長が若松にやってくる九州最北端の福岡県北九州市。
ここにある若松は、過去いくつも映画の舞台になってきた。
今回ご紹介するのは、そのうちの一本、1963(昭和38)年公開の「社長漫遊記」(杉江敏男監督)。
この映画は、東宝が高度経済成長時代に放った喜劇「社長シリーズ」33作品(1956〜1970)のうちの第16作にあたる。
社長は、映画やラジオ・テレビ、舞台で活躍した昭和の名優、森繁久彌。
他に「パァーッとやりましょう」が口癖で宴会好きな部長の三木のり平、実直な秘書役