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憧れの?海外生活、 NZ編 その2

31歳になる歳にNZへ入国してからの1ヶ月。
学生後の働き口=住み込みのベビーシッター業(オーペア)の受け入れ先を必死で探すべく、宿題と情報収集に追われた。カルチャーショックやホームシックをしみじみと味わう時間などなかったように思う。

学校を経由した割高なオーペア紹介サポートオプションを付けたからには使わない手はなかったので、英語ビギナーの私は必須とされるPRレポートと格闘し、放課後に先生をつかまえては添削してもらう日々を繰り返した。
正直書いた内容はさっぱり覚えていない、そんなものだ。

結局、よくある日本人向け情報交換掲示板なるものから、ようやく1件の面接にありついた。子どもたちを遊ばせている間に面接するので公園にきてくれとのことだった。斬新。日本ではまずないだろうスタイル。

公園の芝生に座り「あの子とあの子がうちの子で〜、2歳の双子と4歳の娘の3人。週40時間、おこづかい有、ゲストルームを使ってもらうわ」等と簡単な説明を受け、これまでの経験や趣味、どうしてオーペアをしたいのかなどの質問に答え、10分もたたず面接は終了。

もちろん苦労して作成したレポートもダメ元でしっかりお渡ししておいた。
語学力は面接上の会話でバレるのでごまかせるものではない。

あっけなく終わった何の手応えもない面接から疲弊して帰宅。
これは第1試合にすぎない、これを糧に次を頑張ろうと再度決意した数日後。
「あなたに決めたわ。来月からよろしくね」との合格メールを受け取った。

何が決め手になったかは謎のまま、こうして入国1ヶ月半後から私のオーペア生活、約10ヶ月間が始まるのである。

ワーホリという海外生活における言語や文化の壁は覚悟の上だったが、そこに(自ら望んだ)+「子育て」というさらなる挑戦。
三十路過ぎの私を体力ともに心身まで鍛え上げるには、十分すぎる山々。
色んな意味でのウルルン滞在記な日々が待ち構えているのだった。



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