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夢って何だっけな。

Podcast番組「レコボーイ」。
僕が大好きな番組の一つ。20代男性、2人組。ピュアで真っ直ぐで、何より2人の仲の良さが詰まった番組。
自分がどんな感情であっても安心して聴ける、それがレコボーイ。

このラジオは、あなたの日常に為になるようでならないようなことをおすすめするおすすめ系ラジオになっております!つまりレコメンド!レコボーイでございます!

そんなレコボーイのREC.73を、今日風呂に浸かりながら久々に聴いた。
この回は、レコボーイが配信の一時休止を発表した回。
この回を持って彼らは約1ヶ月半の休止に入った(現在は配信中!)。

いつもは元気もりもりのレコボーイが、冒頭からPodcastへの思いを真剣な語り口で話している。
「Podcastをやめようかと思っている」
理由は、パーソナリティの一人であるユウマくんが、Podcastの制作を優先するあまり、海外留学に向けた勉強の時間が確保できないことが大きいとのことだった(今はやり方を変えて配信中!)。
彼らには「夢」があって、それを叶えるために「20代は貴重な時間」であると言っていた。

僕は彼らの少し年上だが、ほとんど同世代。

これを聴きながら当時、「夢かぁ」と思っていた。
そして、今も「夢かぁ」と思っている。

僕は大学時代、グラフィックデザイナーになることが夢だった。
それは、人生で初めて明確に「夢」として自覚したものだったと思う。

そしてなんと、、、なれたのだ!グラフィックデザイナーに!!!!!!

、、、んで、すぐやめた。
(ことの顛末は現在執筆中なので、よければ見てみてやってください)

僕は、グラフィックデザイナーで大成して、大きな仕事をしたい!という気持ちがそこまで強くなかったようだ。「なる」ことが夢であって、その先ににある将来には漠然とした不安しかなかった。

次の「夢」を作る前にやめたしさ。。。

僕は、デザイナーをやめた後、しばらく喪失期に入った。
夢を見失い、自分を見失った。
どうにか、今は新しい場所で仕事をし、それなりのやりがいを持って働いている。でも、大学時代に抱いていたあのギラギラとしたエネルギーはどこかに消えた。

そんな時に始めたのが、Podcastだった。
Podcastをやることは「夢」ではなかった。
何かをしないかと友人に誘われたことがきっかけで僕が提案したものではあるが、まさか本当に始めるなんて思っていなかったし、ここまでやるとも思ってなかった。

そして、Podcastを始めて、「夢」ができた。
(夢の詳細は恥ずかしいので省略)

レコボーイの二人は、前身の番組も含めてPodcastを1年半続けた上での一時休止の決断だった。自身の「夢」について語っている中で、自分の夢はPodcastでは叶えられないと言っていた。
もしかすると彼らがPodcastを始めた当時は、「Podcastでの夢」があったかもしれない。それを途中で叶えたのかもしれない。もしくは、叶えられないと思ったのかもしれない。

Podcastは無料の音声コンテンツ。基本的に配信者にはお金が入ってこない(日本では)。
番組数は膨大で、日々、終了していく番組も多い。
ランキングの上位はお決まりの番組が多く、そこに食い込むことは至難の業だ。
だけど、配信者たちは日々、時間と労力(時にはお金)を使い配信を続けている。長くやればやるほど、そこに対価がないことを苦しく感じることもあるかもしれない。

僕も、もっと長くやれば、そんな思いに駆られることもあるのかもしれない。
けれど、今は「Podcastでの夢」がある。
だから、それまでは続けたい。

そして、それが自分の人生の「夢」になるほど、大きな存在になれば良いと思う。仕事はぼちぼち頑張りたい。

そんなことを思いながら、レコボーイを聴いていたら、いつも以上に長風呂をしてしまった。

そして、ちょっと泣いた。

さて、今日も生きていく。



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