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ブルーブルーエ

過去の過ちの、中
理解者なんていなくて
暴言を投げつけられる日々
感情は麻痺して
しだいに目を失った

わたしは、
自分のこころを守るためにひきかえに
耳も失った
この、軟弱なぺてん師よ

地下へ潜って
「生まれたことが間違いだったんだ」と
くやしみで
責任転嫁して

目はとっくに見えなくなっていたはずなのに
ある日
光が見えた
それは君だよ
そのやさしいあたたかさで
わたしの人生をも照してくれた

会えた、

亡者に光が戻ったよ
わたしのもっている数少ないものを
きっと捧げるから
そのやさしいこころで
照らして
君がいると
やさしさでうとうとしてしまう

いつの間にか
わたしの想いは伝わって

それなら
真っ直ぐに愛したい
君のこころに存在を

あなたのこころの端にでもいい
あなたの中に
わたしの居場所を下さい

あなたがわたしにくれたものを
二倍にも
三倍にも
返したいよ

わたしにそのチャンスを