お食事

1月24日水曜日

R-1グランプリ二回戦に出場するため埼玉の地から並行移動して渋谷へ

2回戦の会場に入る前に一旦近くのドトールに入る。音響オペレーターをお願いした人力舎の後輩ネギゴリラの酒井と軽く打ち合わせをしながら「楽しみですね」「ワクワクするよな」などの会話を犬だけが聞き取れる周波数で繰り広げた後、店を出る。

店を出るというか。歩道に入る。

そして会場へ。

控え室に着くとトンツカタン森本(奇しくも屋号が同じ)がいた。ピン芸の大会ゆえ孤独はつきもの。なので仲間がいたときの安心感はひとしおである。お抹茶が欧米人なら迷わずハグをしていたであろう。残念ながらそのようなカルチャーで育ってこなかったので、心の中で森本の関節を折っておいた。心なしか森本の動きがぎこちなかったのはそのせいかもしれない。申し訳ない。

香盤表(出番順が書いてあるペラいち)を見に行く。今年から芸歴制限がなくなったのでとんでもない名前がチラホラと。当たり前のようにファイナリスト経験者の名前もあるので戦々恐々としていると朗らかなやつが近づいてきた。お抹茶の次の出番のさとなかほがらかだ。ザダブのファイナリストとしてもちろん知ってはいたが、実際に会うのは初めて。はじめましての挨拶を交わした後すこし話したのだが、初対面とは思えないほど話しやすくて、たしかにほがらかだった。しかもお抹茶のピンネタライブを配信で見てくれたこともあるんだそうだ。ありがたい。後輩ということで下から来てくれるということもあり、たしかに、さとなか、でもある。ほら。ドカベンの里中がさ。アンダースローだから。

そんなさとなかのスカイフォークを後ろに逸らさないように必死で体で止めていると

「Iの88番トンツカタンお抹茶さん、Iの89番さとなかほがらかさん舞台袖までお願いします!」

スタッフさんに呼び出されたところで正気に戻り、ピンネタモードへと入る。

今年はとにかく激戦で名のある人も何人か落ちていると聞いていた。それほどに今年のR-1グランプリは魔境と化しているのだ。だからと言って戦わないわけにはいかない。ここまで来たら小細工は不要。あとはやるだけ。楽しむだけ。緊張なんかしてたらもったいない。

次の出番のさとなかと「楽しもう」「楽しむしかないですね」という会話をデスボイスで繰り広げ、そのまま2人で舞台へ。(厳密には2分後にさとなかが舞台へ)


楽しかった。みんな(お客さん)も最高だったよ。




出番が終わり、控え室へ戻るとオペレーターのネギゴリラ酒井が拍手をしながら近づいてきた。支配人みたいに。ありがとう。

2分遅れてさとなかも戻ってきた。ほがらかな顔で。よかったよ。ありがとう。


帰り支度のため、着替えているとレインボーの池田(ラブリー同期)がきて「天才だった」と言ってくれた。彼はお抹茶のピンネタのファンだからしょうがないが。ありがとう。そして「感動した」と言ってくれた。気のせいかもしれないが池ちゃんは目に涙を浮かべていた。花粉症かな。元から潤んでる人かも。

池ちゃんが最後にお抹茶の背中をポンと触れた時「体あつ!アドレナリン出まくりじゃん!」と言われた。

え。おれ、いまあつあつなんだ。まじお抹茶じゃんね。

2回戦でこんなにアドレナリン出るんかいというのはあるけれど、1年間かけてきたからそりゃあもうって感じですわ。マネージャーさんもウケてるお抹茶みて泣きそうなったらしい。みんな。おれも含めて。まだ早いよ。ここから。ここから。



会場を後にし、マネージャーさんと森本とネギゴリラ酒井とカフェに行くことにした。


さすが東京は渋谷。どこも混んでいてなかなか店が決まらない。歩きながらしらみつぶしに店を探す。不思議と足取りは軽いので全然苦ではなかった。土地勘もないし、リーダーシップもない感じでヘラヘラしながら特に店の提案もすることなく全て任せて歩いていたので全然苦ではなかった。


ようやく決まった店はマネージャーさんが何度か利用したことのあるワッフル屋さんだった。みんながワッフルチキンやらメインメニューいく中、お抹茶だけクリームソーダのみを飲んでいた。それはもちろん、胸がいっぱいだったから(お抹茶は食べたものが胃ではなく胸に行くので)

そしてひとしきり話した後、ネギゴリラ酒井がライブがあるということで店を出ることにした。お会計の時に何やら森本とマネージャーさんがコソコソと話していた。お抹茶は少し前屈みの体勢になりいつでも「ご馳走さまです」を言える状態を作っていたんだとか。

そしてマネージャーさんが「お会計はわたしと森本くんで出したので大丈夫です」の「お会計はわた…」らへんで90度に腰を曲げて「ご馳走さまです」と発して任務完了。自分の手を煩わずにネギゴリラ酒井に食事をご馳走できた。


まぁ、その…シンプルにマネージャーさん森本さんありがとう。(ほんとはぼくがお礼のためにご馳走してあげたかったんだけど、ほら、ぼく、稼がざるものじゃん…ごめんなさい)

森本は「これでR-1勢いづけて」とエールをくれた。おれがクリームソーダで勢いづくとおもってんのか??


めちゃくちゃつくわ!!!ありがとう!!


そして渋谷を後にし埼玉へ並行移動


合否の結果がでるまで数時間あったので、右の方を2回タップして時間を送って送って、ようやく結果発表の生配信の時間に。


でもなんだか、怖くて生配信は見れず。

数分経っても芸人仲間からのおめでとうLINEが来ずに嘘だろ…と思っていると、お笑いの赤ちゃん(真空ジェシカガクさん、さすらいラビー宇野ちゃん、トンツカタンお抹茶のまだまだお笑いの赤ちゃん達のユニット。ガクさんはお抹茶と同日に出場していた)のグループラインにガクさんが👌の絵文字がひとつ送られてきた。

ん???これは…行ったのか?たぶん行ったんだよな。と思考を巡らせていると。

宇野ちゃんから「素晴らしい」の返信。あ、これはいったんだ。ということでお抹茶も「まじ?やったー!」と返信。合格を知ったのはこんな感じでした。


ふぅ。ということでR-1グランプリ準々決勝進出しました。やったぜ!!!おりゃ!


次のネタ尺は4分。ルミネ。ワクワクする!もうワクワクしてる!みんなに見てもらいたい!そんな気持ち!


なんか吉住もお抹茶の評判で泣きそうになったらしいよ。ありがとう。吉住とは「決勝の楽屋で喋ろう」という約束をしてる。おれは決勝の楽屋で吉住と喋りたいんだ!!



まぁ、それはまだまだ先のこと。


まずは準々決勝!!やるしかねー!!!!やるしかねーんだ!!!!




それでは聞いてください!


サンボマスターで!!!!



「できっこないをやらなくちゃ」


お抹茶
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なんか電車移動長いから勢いで結構書いたけど大丈夫?だるい?

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