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音楽は光

 小学校ではピアノを習い、小、中学生時代は吹奏楽部。大学でも音楽のサークルに入っていた。音楽は空気のような存在。音楽のことなら何でも知っているのではないし、選り好みが激しいので、有名であっても知らない曲もたくさんある。
 親はそれほど音楽は好きではなかったようで、音楽をやっても何の役にも立たないと言われて、ものすごく腹を立てた記憶がある。私に取っては欠かせないものだ。
 音楽のアプリに好きな曲を登録してある。近頃そのアプリで聴いていなかったのだが、再生してみた。数曲流れてくると、ああ、これこれ、となった。好きで登録したけれど、前後に流れる曲が違ったり、聴いている時の心の状態は毎回違うから、初めて感じる何かを味わったりすることができる。
 学生時代に演奏した曲も登録してあるので、昔を思い出したりする。楽器を演奏しなくなって20年は経つのに、吹いていたときの事を思い出す。その曲を、憧れていた楽器で吹いてみたいと思っていた気持ちも思い出す。子供が成長して、時間と気持ちに余裕が出来たら、やってみようかと思っていた楽器。いまはまだ実現できそうにないが、久しぶりに明るい光が差した気がした。

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