見出し画像

【エッセイ】推しのためにMRI楽んだ話

この3年で自分は色々なことが変化した。
周りの環境、住居、副業、その他もろもろ。

しかし、悪い方向にも変わっていることはあって、中でも物忘れがひどく出るようになってきている
これは私と頻繁に通話する人は心当たりがあると思うが、単語が思い出せない時がよくある。これが日に日に酷くなってきている。

本業では毎日のように会っているのに、人の名前を思い出せなくなる(まぁ覚える気がないのかもしれないけど、覚えていることには覚えているので……。)。

それに加えて、自身はほかにも不安があったので、今日脳神経外科を受けることにした。まぁ健康診断じゃMRIないですからね。

医師からの診察を受け、色々と症状があることを明かし、MRIを受けることになった。
私は別にMRIを受けるにあたって、ただならぬ怖さは感じていた。
それは閉所に固定されるとか、大きな音がずっとなっているとか、そういうものじゃない。
YouTubeのこんな磁力に吸われたり、冷却した液体が水蒸気になって出てくるような動画を見たからだ。

こんなものを先にみていたので、よもや間違って磁力で引き寄せられるものを持っていたら……とか、冷却事故が起きたら……と少し不安だったが、もちろんそんなことはなかった。

「大きな音がしますよ 工事現場だと思ってください」と貰った耳栓を耳につけ、台の上に乗り、頭を固定され、機械の中へ入っていった。
私は音の技術者であるわけで、耳への悪影響を心配したが、それほどの音ではなかった。ただ、様々なパターンの高さとリズムで音が鳴るのが面白く、アトラクションのようだったと思う。

ただ、少しの楽しさを感じるものの体感的には
「遊園地で楽しかったとは感じるけど、また同じアトラクションには乗らないかな……」
ぐらいの楽しさだった。ずっと頭の中で度々鳴る音への感想と
「この音の高さはどのくらいの周波数だろう」
と考えるので結構その場をやり過ごせる。

ただ、ちょっと不快な音もあったうえに、何しろ10分と長いために途中からは
「あーーーーなげーーーーーーーーーー(音に合わす感じで)」
と思うしかなかった。
他人に強制させられる、とにかく何もしないであおむけで10分は現代人にはつらい。

結果は5分程度でわかり、MRIでは何も異常がないことがわかった
そのため、医師曰く「とりあえず命に別条がある症状はなさそう」とのことだった。
自分はナルコレプシーも抱えているので、眠気による影響なども考えられるそうで、とりあえず直ちに問題はないようだった。

推しは「長生きしてね」と、いつもいっている。
自分らにとってはそれはすごく有難いことだ。
だから自分も、もっと気を付けようと思って今回受診に至った。

そもそも今回(本題の内容が)出ようが、出まいが、結局自分が知りたかったのは健康診断では見られない脳に異常がないかなので、今回の目的はある程度達成できたと思う。
兎にも角にも、今後も経過をみつつ、また別の診療も考慮に入れたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?