初!勉強会やります。
2018年の11月にこの活動をはじめたとき、「まずは今まさに治療を受ける、受けた方に対して必要な情報支援をしたい」という思いからnoteとインスタグラムをはじめました。
直接情報を伝えられるSNSは上手に活用しなくてはなりません。
この分野の情報を探しても、なかなか具体的な言葉が書いていないものばかりです。ちょっとでも情報不足感を減らす受け皿となり、それがサバイバーさん同士の繋がりで横から横へ繋がっていけば嬉しいな、と思っていたのです。
以前リサ・サーナという会社が運営しているpeer ringという患者さんのコミュニティサイトにOLAS for cancer survivorの情報載せてもらったことがありました。
https://peer-ring.com/tags/%E6%80%A7%E7%94%9F%E6%B4%BB
その投稿に、ある人がコメントで「○○さんこちらが参考になるかもしれないので、見てみてくださいね」とOLAS for cancer survivorのことを○○さんに紹介してくださっていたんです。とても嬉しくなりました。
しかし直接的な情報支援とともに大切なのは、医療者の姿勢です。
私が婦人科に勤めていたころ外来で看護相談をしていたとき、「セックスがうまくできない、旦那に浮気されるのがこわい」と声細く涙ながらに話してくださった方がいらっしゃいました。
そういう話を受け止め、いっしょに策を考えていく医療者が求められていると思うのです。
実際にセックスの話題はアンメットニーズ(語られなかったニーズ)として高い割合を占めていることが研究の結果分かっています。
しかし医療者のほとんどはそういった話に耐性がないように思います。まず日本人の特徴として、セックスの話をすることに根本的に抵抗があることが挙げられます。
そして治療に伴い性へどのような影響があるのか、性機能障害について知らないということもあると思います。
退院指導のときせっかく「性生活について」という項目があるのに、すっ飛ばしている仲間がいました。ツールがあるのに使いこなせないという事態をまずは変えなくてはいけないと思いました。
さらにこういう相談を患者さんがまず誰にしようかと思ったとき、主治医もそうですが、日頃接している看護師や病棟で動いている医師に聞きたくなるようでした。
現場で動いている医療者がこの分野に対してもう少し関心を持ってもいいのではないか、と思っています。
医療者が勉強不足な部分があります。しかしなかなかこういった勉強会がないんです。ですので、令和元年の大仕事と思い、勇気を振り絞って勉強会を開催することに決めました。
基本的には医療者に向けています。しかしせっかくの機会ですので、関心のあるサバイバーさんや一般の方にもぜひ来て、聞いてほしいと思います。
1人の人間としても本当に関心の高い内容となっています。
ぜひ11月16日(土)お時間ございましたら、覗いてください。
こちらが勉強会の詳細ページになります。チケットの申し込みもこちらで可能です。
https://olasforcs1116.peatix.com/
facebookページも作っています。こちらもご覧ください。
https://www.facebook.com/events/740372256392222/
代表 宮本紗代
活動、研究資金とさせていただきます。