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【持ち家女子12】Tさん〜ローンに苦戦!ペアローンで購入〜

こんにちは!久々の持ち家女子のNote更新です。今回は、横浜市に物件を購入したTさんにインタビューさせていただきました!
旧耐震基準の物件+不注意でCICに傷アリ+転職したて+リノベ費用込み という状態で、当時独身でしたが、彼氏さんとのペアローンを条件になんとか購入できました。みなさんの参考になればと思います!

♡Tさん♡


持ち家女子No12 ♡Tさん♡
購入時期:
2021年6月(29歳)
エリア:神奈川県横浜市 徒歩1分
間取り:3LDK 約64㎡ +トランクルーム約2㎡
築年数:約40年(旧耐震)
物件価格:2980万円 
住宅ローン:静岡銀行(ペアローン)35年 変動金利 リノベ費用込みのフルローン        
手付金:100万円
リノベ費用:700万円 

Q.不動産を購入したきっかけは?

コロナの感染拡大と共に、会社が完全テレワークになってしまったのがきっかけです。一緒に暮らしていた彼氏もテレワークになってしまい、当時賃貸で住んでいた部屋のほとんどが、仕事スペースになっていました。

仕事柄、お互いPCと複数台のモニターを使うので、かなりの圧迫具合に・・。会議の時間が被ると、狭い部屋でお互いミュートしあいながら会議をしていました。

家の購入については、当初は結婚するタイミングと考えていましたが、これをきっかけにそろそろ広い家への引っ越しを考えないとマズイな・・・でも、次引っ越すなら賃貸ではなく、購入して少し住居のランクを上げていい家に住みたいな!と思い、家探しをはじめることになりました。

Q.エリアはどうやってきめましたか?

都心での購入も考えましたが、予算的にも厳しかったことと、広い家に住みたい思いがあり、自分が住んでいた横浜市で探しました。

東京都心での購入ではないので、その分条件を厳しく探し始めました。横浜市全域の物件をまず片っ端からExcelに書き出し、価格を比較。価格を維持しやすいエリアの把握から始めました。

あらゆる不動産ポータルサイトやアプリを使い、自分の条件に当たるものは戸建てもマンションも全てリストに書きだしました。
毎日それを続けていくと、自ずと横浜市内の各エリアごとでの相場観がついてきます。私が購入した物件は横浜駅の隣駅という駅の強さ、駅からの徒歩距離の近さ、広さ、暮らしやすさ(スーパー等)などと、自分なりに確信が持てる物件で決めました。

息子👶🏻を連れてお邪魔したときの写真

具体的には、以下の点を重要視しました。
✓横浜駅など大きな駅の隣や、JR、特急が止まる
✓再開発も進んでいて、若者も集まる
✓駅5分以内は必須
✓都内なら狭くても仕方ないが、60平米は必須
✓ ファミリー層の暮らしやすさも重視
✓大型のイオン・イトーヨーカドー・IKEAへのアクセス(都心ではないので)

キッチンスペース

Q.購入した物件はどうやって見つけましたか?

物件を探し始めた当初に気になっていたマンションを購入することができましたんです。ただ、すぐにご縁があったわけではなく、マンションを気に入った当初は売りだしてある部屋が全て相場より高く出ていたため、他の物件を探していました。
毎日毎日検索をし、気になるマンションがあったらマンションレビューをみたり・・・。内覧は10軒以上行って半年間物件を探していました。

そんなある日、ふと当初気に入っていたマンションを"マンションレビュー"で検索してみると、これまでにない割安な物件が掲載されたばかりでした(相場より坪単価50万円ほど割安)これはすぐに見に行くしかない!と思い、不動産業者さんに駆け込み、即内覧。

1番手で購入申込をしましたが、割安だったこともあり、すぐに2番手で現金購入の買取再販業者さんが入ってしまいました。ですが、奇跡的に1番手のわたしを優先してくれることとなり、スピード感をもって本当に急いで契約まで進めました。半年間物件の知識をためたことで、大事な瞬間を逃さず、一瞬で決断できたのはすごく大事なことでした!

透明な間仕切り扉の奥は寝室と仕事スペース


Q.ローンに苦労しておりましたが、苦労の要因はなんでしたか?

・CICに傷アリ(📱料金の遅延)
・転職して1か月
・物件が旧耐震
・リノベーション費用を住宅ローンに含めて借りたい

上記のとおりいろいろな要因が重なり、思い返せば相当な難易度を感じますが、殆どの銀行がNGな中、1行だけ奇跡的にローンが通りました。

『CIC、転職1カ月、旧耐震OK、リノベ費用も住宅ローンで組める』ことができる銀行となると、ほとんどの銀行は大体どれかが引っかかって審査が通りませんでした。

私の場合は、条件が複雑なこともあり、ネット銀行は直接話もできないため全滅。CICと旧耐震はOKでも、リノベーション分のローンは組めないこともありました。

そんな中、静岡銀行さんのみ、耐震証明を提出することで、フルローン+リノベ費用込みでOK頂けました。しかし、融資の条件として、ペアローン+年内の入籍!(笑)
物件の価格は一人でも購入できる価格でしたが、銀行の条件でペアローンとのことだったので、もともと同棲していたこともあり、そこから自然に結婚の流れになりました。
色々大変で、購入を諦めることもできたと思いますが、諦めなくて良かったです。

リビング全体に窓があり抜け感もばっちり

1.CICについて

大反省の話ではあるのですが、5年前自身の信用情報に傷をつけてしまいました。
私の場合、携帯料金の1回目の支払いが振り込みだったことを失念しておりました。2回目以降は引き落としがされているが、1回目だけ滞納状態に・・・。
当時の不動産業者さんから、「諦めないで!まだ可能性はあります。銀行はその時起こってしまった支払いミスが故意かどうかを見ていると思います。過去にも融資がおりた方がいます!」とのお話をうかがい、不動産業者さんのサポートの元必要書類を準備しました。

故意ではなくても私の場合は、『当時お金が無くて払えなかったわけではない』ということが証明できるかどうかが大事になってくると言われました。
証明するために、当時利用していた銀行3行の残高や入出金明細を出してもらい、仮審査申込の銀行に提出することにしました。
また現在の貯金明細と仕事の給与明細も一緒に添付しました。(安定した返済能力があるということをアピールするため)

残高証明書や入出金明細の発行に1週間以上かかるので、その間に物件が売れてしまう可能性もあるため、事前に用意しておく必要があります。
こちらの書類を複数銀行に提示しましたが、通った銀行は静岡銀行さん1行だけでした。不動産購入にここまで影響が出るとも思っていませんでした。そもそも滞納しないように注意をしないといけませんね・・・反省です。

銀行から出してもらった残高明細・入出金明細

2.転職について

希望の物件に出会えたタイミングが転職後1か月の時期でした。
家を買うにはかなりのマイナス要素でしたが、転職は物件を探すよりも先に決まっていたのでどうしようもできず・・・💦
元々勤めていた会社から独立した、20人くらいのテレワークでスタートした会社だったので、オフィスもなければ会社のサイトもない、電話番号は会社の代表の携帯電話という、所属を確認できるものが存在しないという波乱でした。

私は銀行に事前審査の時、CICの金融書類と合わせて、前職(大手)の雇用契約書、源泉徴収と現職の雇用契約書、転職後1か月分の給与明細書(給与がちゃんと出ているかどうか)を提出しました。
また事前審査OKだった銀行にはすべて本審査を依頼し、事前審査 から時間がたっていた銀行には追加で5か月分の給与明細書を依頼され提出しました。
現職の資本金がたくさんあったのも幸いし会社の信用は得ることができました。


ホワイト×グレードの洗面スペース


Q.ご両親や友人の反応は?

両親には事後報告でしたが、「そうなんだー」って感じで、特に何のコメントもなく拍子抜けしました(笑)
友人には、マンションを購入したと伝えると、みんなかなり興味持ってくれます。友人はいい企業に勤めていている人も多いので、ローンも組みやすいはず。家賃を支払うことのもったいなさや、持ち家の良さを伝えたいと思います。

Q.リノベーションは最初からするつもりで家をさがしていましたか?

しないで住めるのならそれでよかったのですが、約40年間、一度もリノベーションされていない状態で売り出しされていたため、購入が決まってからはリノベーションが楽しみで仕方なかったです。

ホワイト×グレーですっきりとまとまった印象の水回り

Q.耐震性については気になりませんでしたか?

築20年くらいの新耐震で探していましたが、この物件に関しては気になりませんでした。耐震証明も出ているのはもちろんですが、築40年なのに管理がかなり行き届いていて、他の若いマンションより綺麗で駅からも近くとても人気。空きが出たらすぐ売れてしまうような、エリアでは一番有名なマンションなので、ここを選ぶ時には気にならなかったです。
このマンションでなかったら、旧耐震であることは気になると思います。

Q.購入して良かったことは?

将来、もっと広い家の購入へとステップアップする場合でも、今の家を売却すれば、現在住んでいる期間に支払いをした返済分を取り返せそうだという安心感ですかね。購入に至るまでに自分の知識を付けたり割安な物件を探す過程が大変なほど、購入後の安心感があると思います。


Q.妥協点や失敗した点があれば教えてください。


CICと転職でローンが降りなかった件は、いい経験になりました。それが無かったら、もっといい条件でローンが組めたかもしれませんけどね。
あとは収入がもっとあればよかったなと思います。とにかく年収が高ければ高いほど選択肢の幅が広がりますし、正しい知識を付けて東京都心部で割安物件を購入できれば、賃料取り返すどころか、将来自分を助けてくれる物件になるはずです!

作業スペースと寝室


Q.これから家を購入する方へ

私の家選びではまず自分に合った広さと部屋数を把握することから始まりました。
たくさんの家を見るうちに、3LDKは私にはオーバースペックだ、とか都内で便利だけどちょっと狭くて高いから嫌だな、もっと広いリビングがいいな、等、自分が何を大切にしているかいろいろ見えてきます。
それがわからないうちに決断してしまうのは、後悔してしまうこともあるかもしれないので気を付けてください。また割安物件の売買のスピード感はえげつないので、いつ出会っても迷いなく自分でGOサインが出せるように準備しておく必要があります。
家の購入は、何かあっても家があるという「安心感」と「ワクワク」が詰まっているので、特に高い賃貸を支払っている女子にはお勧めしたいです。

最後に…

今回のように割安物件でない限りは、都心以外での築古のリノベーションですと、新築との価格差が出づらくなってくるため、注意が必要です!
都心より物件価格が安くても、リノベーションにかかる費用は都心と変わらない。
たとえば都心8000万円の物件で700万円のリノベーションをするのと、都心以外で3000万円の物件で700万円のリノベをするのですと、後者はリノベ代のインパクトがありすぎます。Tさんのようにしっかりと比較し、相場観をやしなったうえでの購入にしてくださいね!


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