見出し画像

上司が持つべき本当の優しさとは

今回は上司を10年以上経験したことで現在到達した心境をここに記載しておきます。これは自分自身のメモとしての役割がメインですが、誰かの参考になれば幸いです。現時点での結論を書いておきます。

部下が成長できる環境を創り出すのが上司の優しさ

期待する優しさと期待しない優しさを持ち合わせる優しさ

ここに至った過程をツラツラを書いていきますのでお時間のある方は目を通してみてください。世の中にはビジネス書、マネジメント論など色々とありますが「上司像」は人それぞれであり、正解の形は存在しません。ただし相性は存在すると考えています。相性の良しあしはタイミングや接触時間により変化していくものではないでしょうか。

僕含め上司は聖人君子ではありません。間違うことや失敗することは多くあります。上司、部下関係なく人間誰でも間違うことがあります…間違え方や失敗の受け取り方は大切だと思っています。多くはないかもしれませんが経験をしてきたことから、自分の性格診断を下記に記載してみます。見方を180度変え、対照的な表現も書いておきます。

・行動が早い:周りがついて来れない
・PDCAが早い:やること言うことがコロコロ変わる
 ※PDDDDDD…となる場合が多い
・チャレンジしない、出来ない人が苦手
 ※チャレンジの定義はチームや会社で取り組んでいない領域
・説明が雑

基本的にアイデアは豊富にあり実行までのスピード感は早い方です。ただし別の見方をすると考えが浅はかであり、後々トラブルが起きやすいというリスクを持ちます。

何故できないのか部下を詰めることもあります。部下と衝突し厳しいことも言いますし、言われることもあります。僕の正義と部下の正義が衝突するということです。アンガーマネージメントに関しては、まだ未熟です。僕自身、上司として適正があるかないかわかりませんが、上司である以上その責務を遂行していこうと考えます。もちろんその軸には企業のミッションがあります。そこに向かっているかどうかで判断をします。

ミッションに向かう過程には様々な障害があります。弊社のミッションは「世界に通ずるサービスの創出」です。ただ夢を追いかける上で「人、モノ、金」が必要になります。やりたいことだけやっても企業は存続出来ません。利益を創出し、その利益を使って仲間を集め、サービスを作りだし社会に貢献していきます。その中で誰もが知ってるサービスを創り出すことが目標です。

上司はその過程で仕事を生み出し、その仕事に触れた部下は自己成長出来たり、新たな能力を身に着けたり出来ると考えています。基本的に人が人を育てるとは考えてません。間接的に育てること(育てるというより本人が自分で育つ)は可能でしょう。それが環境です。出来る事は環境を作ることで、そこから成長するかしないかを決めるのは部下本人だと考えています。

期待に関する優しさの話

期待しないという優しさには最近、気がつきました。「期待」という言葉は美しく見えますが「取引」の要素を含んでると考えます。上司は部下に、部下は上司に期待します。そして期待通りにならない場合、悲しさ、寂しさ、怒り、不条理さ…と様々なネガティブな感情が湧き、最終着地は無関心になる場合があります。

要するに期待とは、自分の思い通りになると嬉しく感じ、そうでない場合は逆の感情になるという取引の1つになり得ます。そして、厄介なのはこの現象が1人称で行われる場合です。全部が自分の中だけで発生し完結していくということです。人をコントロールすることは出来ません。人を変えることも出来ません。何事も決断するのは最後は本人です。コントロール出来ないもので感情に起伏が生まれ疲れてしまうことがあるということです。

ツラツラと書きましたが、伝えたい事は「期待」は諸刃の剣の側面があるといことです。ただ、期待されないのも寂しく感じるのが人情だと思います。「他者への期待、自分への期待、期待するしない」は一度考えてみると自分は何に期待をしているかを知ることが出来るのではないでしょうか。

これを読んだ誰かの何かの参考になることを祈っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?