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国立木曽三川公園 2024.5.10

世間は平日、華の金曜日。
仕事が休みの僕は、朝早めに家を出てひたすら西へ向かっていました。

その昔、学校の行事で行ったことのある木曽きそ三川さんせん公園へ。
ママチャリを漕いで、ひたすら漕いで行くのです。

2時間くらい経ったでしょうか、市街地から離れ、どんどん田舎道に変わっていきます。夢中で自転車を走らせていましたが、いいかげん疲れてちょっと一息つきます。といってもお店も自販機も見当たらないので、写真でも撮って休憩します。

雲一つない青空。旅日和です
愛西市は、れんこんが有名ですね

写真には映っていませんが、小さな虫に集られています。自転車で走っていると、目や口に入ってくるのです。これはタンパク質……って言ってる場合でなく。それがしばらく続いて、ようやく目指す木曽三川タワーが見えてきました。

ここからは岐阜県海津市
立田大橋の上から臨む木曽川。広い!
日本の道100選、他はどこだろう

タワーよりも前に、治水神社へ行きました。その昔、治水工事を成し遂げたと云われる薩摩義士を祀っているそうな。

とんでもない数の鳥が、松の上でピーチクパーチク鳴いています。あと、なぜか木の上から超絶局所的な雨みたいなのが降ってきました。鳥の糞かと思いましたが匂いはしません。それに、糞にしては大量過ぎます。一体、何だったのでしょうか……。

気を取り直して、神社でお詣りします。

治水神社

お賽銭を投げ入れ、二礼二拍一礼しました。
特にお願い事は無かったので、贔屓の球団が勝つよう願っておきました。祀られているとされる薩摩義士さんたちを困惑させてしまったかもしれません。

薩摩義士像
大きな松がズラリ。堤防の役目をしているとか

さて、改めて木曽三川公園へ行きます。

館内入場料 大人ひとり 630円

56メートルの高さにある展望台へ。
今日は平日で、学生の遠足等もなかったのか、ほとんど貸し切り状態でした。エレベータの待ち時間がないのは最高です。

名古屋駅が霞んでるのは黄砂のせい? 花粉?
遠景がことごとく霞んでいやがる……

くるくると遠景を眺めて3、4周ほど。
ちなみに足元がガラスになっている箇所もあったのですけれど、高所恐怖症である僕は軽く足を乗せただけ。ただ、皆が踏んで傷だらけになっているため、下はほとんど見えないようでした。

頑張って写真撮ったけど、何が何やら
このあと行く細いサイクリングロードが見える(道路の左側)

1階に降りて、治水や、明治時代に政府から依頼され治水に携わったオランダ人技師であるヨハネス・デ・レーケの情報に触れて廻りました。
大きなスクリーンが2つあって、ひとつはヨハネス・デ・レーケや輪中についての映像。ひとつは木曽川を使いヒノキを運んでいた、そのために尾張藩が本気出して木曽川の治水を行ない、結果、この地域の経済が潤い洪水による犠牲も減ってウィンウィンという映像を観ました(はしょりすぎ)。
やっぱり映像ってのは分かりやすくていいですね。

さ、さ。では次に行きます。北上して、なんちゃらパークに行くのです。
……と、その前に。
撮った写真を幾つか載せておきます。

では再び自転車に跨り、出発します。

歩行者・自転車専用道
道しるべのおかげで迷いません

快適な専用道路のおかげで、あっという間に次の目的地へ着きました。

アクアワールド水郷パークセンター

ここは、日によって様々なイベントがあるようです。本日は無い様子。
いいんです、写真を撮りに来たのだから。

ということで、写真を載っけておきます。

と、まぁここは腹が減ったところで退散します。
しかしこの付近のうどん屋さんは定休日だし、周りにはコンビニが1軒あるだけ。地図アプリで探して……。

少し南に行くと、喫茶店があるようなので、また自転車を走らせます。

10分ほどで、喫茶店に着きました。
入ろうとして自転車を停めた僕の目に、「うなぎ」の文字が飛び込んできます。強い風であおられて、ハタハタはためくのぼり旗に引き寄せられ、鰻屋へ向かいます。

わがはい、猫である

カワイイねっこの傍を通って、いざ中へ。
広い座敷に、趣のある座卓がぼぼぼんぼんと置かれています。
空いている卓に座り、お品書きを捲っていきました。

……ナマズの蒲焼。どんなんだろう、興味あるな。
……1,100円から5,500円までのレパートリーがある定食、これは?

周りを見ると、20人程のおじいさんおばあさんは皆、吸い物付きのうな重を食べていました。常連っぽい人も、うな重か……。

川魚 魚信 うな重(吸い物付き) 1,800円
緑茶たっぷり
うな重 近影

大正解! でした。
うなぎは外側パリッ、内側ふんわりで、タレの風味が口の中をうなワールドへいざないます。正統派うなウマイ味です。これはとっても丁寧な仕事をされています。年輩の常連がいる店の安心感。

漬物も肝吸いも美味し。うなぎのタレで甘ったるくなりそうなところ、お吸い物と緑茶、漬物をちょこちょこ挟んで救います。

やっぱり川の近くにある鰻屋はウマイ。このジンクスの信頼度が上がりました。このお店、ウチの近くにあったらいいのになぁ。でも鰻や鯉、鯰たちを生け簀に放っているみたいだから無理かな。水をふんだんに使える場所だからこその味ですね。

さぁさぁ、猫にも別れを告げ、また自転車で帰り道。

道の駅 立田ふれあいの里

道中、道の駅に立ち寄りました。
愛西市の名物であるレンコンを使った軽食や、土産物、花の苗、地元の農家直売の生鮮食品など、色々あるようです。

特に何か目的を持たず、用を足してふらふら見ていると、一つ気になるものがありました。

お店の中で食べると伝えたら、お茶もいただきました
れんこんライスバーガー 400円

れんこんライスバーガーを注文したら、「少し時間かかります」と言われたので、ドトールのコーヒー販売機で買ったコーヒーを飲んで待ちます。160円でドトールのコーヒーかぁ、そう思って飲んでみましたが、やっぱりちょっと薄かったです。最近コーヒーにはうるさいんですよへっへっへ。
※今、ビールでちょっと酔って書いてます。今回の記事長いですね。

れんこんライスバーガー、正解でした。
アツアツのライスに挟まれて、レタスと、牛肉とレンコンによるパテがありました。てりやきソースとからしマヨかな、味付けも触感も良しです。何より写真映えするバーガーって久しぶり。ちょいおこげのライスも良き。

400円でとんでもない贅沢な気分を味わえました。ありがとうございます。

……よし、じゃあ。

また数時間かけてママチャリ漕いで帰りますかぁ!