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書活203日目*連休なので文化について話し合ってみよう。

日本の伝統、文化ってどんな時に考えますか?ちょうどゴールデンウィーク、この連休はたくさんの伝統や文化を考えるきっかけになるかもしれませんね。

鯉のぼリベンジの旅、と某番組を彷彿とさせるタイトルにて我が家も旅に出ました。今日は、部活動が休みの日らしいので早速お弁当を持ってドライブです。

それは、昨年の5月の末頃の話。我が家はふと思い立ってバンジージャンプで有名な吊り橋に向かいました。目的はその近くの滝だったのですが、お昼がてら立ち寄りました。

そこは山の中の吊り橋、橋のところどころに下を覗けるようにガラス張りになっているところがありました。下は川です、カヌーをやれる様子。

それを丁寧に一つ一つ覗いては、キャッキャっとはしゃぐ親。高所恐怖症の娘は「ああー…」と叫ぶばかり、真ん中を歩けば覗き窓、橋を歩けば娘曰く心許ない手すり。渡りたいと言ったのは彼女なのになあ。

渡っている途中に太めのワイヤーが両端に設置されていました。吊り橋を支える何か?電線?首を傾げながら渡りきり、渡ってきた向こう岸を眺めつつ山々の緑などを堪能していました。

ワイヤーの正体、夫が鯉のぼりのためだと教えてくれした。吊り橋と鯉のぼりとはなんと圧巻なのだろう、想像するだけで興奮してしまいます。

その後、お昼ご飯で立ち寄った食堂の店員さんに聞いたところ、ちょうどその日の朝方に片付けてしまったとか。

残念に思っていたところ、娘が崖にひっかかっている小さな鯉のぼりを見つけました。ワイヤーの先に繋がっていたものだったので片付け忘れ去られたものなのでしょうか。

干物のような状態の鯉のぼりが、死んだ魚の目のような(いや、生きてはないのですが)先の未来を見据えられない様子で地べたというか岩肌に投げ出されていたのです。

ああ、この鯉のぼりがこの吊り橋の横で風にそよぐ姿を見てみたい。

そして1年越しで念願叶ってみてきました。

風が穏やかでした。


思った以上の大きな鯉のぼりたちが、時々泳いでました。雄大な空と山の間で気持ちよさそうに体をくねらせる姿が、本来の鯉のぼりの姿なのだと実感した瞬間です。

ちなみに私の実家はアパート、団地暮らしだったので鯉のぼりは手のひらサイズ。金平糖のようなものがおまけについていた、スーパーでよく見かけるあれでした。

もちろん絵本や童謡では、屋根より高い鯉のぼりを見かけていました。なので、その鯉のぼりは一体どこでみられるのだろうか?と不思議でたまらなかったのです。

なので今回の鯉のぼり、屋根どころか山の中腹よりも上くらい高いのだから私の胸を熱くさせたのは言うまでもありません。

なかなか、現代の事情もあるので昔ながらの風習を続けることは難しいものですが、次世代の子どもたちに残せるようになんらかの方法がないものかと、さまざまな行事に想いを馳せてしまいました。

あ、鯉のぼりの歌を歌ってあげればよかったかなあ…。きっと反抗期の娘は全力で逃げたかもしれないけれど。

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