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書活205日目*子どもの人生、親の人生。

「これは私の人生なのだから、口出ししないで!」

と、至極当たり前の事を我が子に言われました。当たり前ですけど、親になるとどうしても境界線がぼやけがちになってしまいます。

娘はこの春、中学1年生になりました。さまざまな変化に戸惑いながら、でも楽しんで学校に通っています。そして彼女を最大に悩ませていた「部活」が決まったそうです。

仮入部期間ギリギリまで悩み抜いて決めた部活は、思いもよらぬものでした。親としては、それはちょっと〜と思うような部活。その競技をされてる方にとっては甚だ不愉快な理由です。

なんて乱暴な!!
怪我は大丈夫なの!?
女の子なのに…。

わたしの中でどんどんと時代と逆行するような言葉が溢れてきました。その想いを詰め込んだ言葉を投げかけてしまいました。

「ええ、あっちの部活の方がいいんじゃないの?」いくつかの候補の一つを口にしたところ娘が一言。

「これは私の人生なのだから、口出ししないで!」

おっしゃる通り!!
ならば、中学の間は外的要因以外の理由で辞めないでねと約束をして口をつぐむことにしました。

ただ、部活動の費用が目玉が飛び出るくらいに高額で驚愕してしまいました。なるべく押さえておきたい、替えもほしいということで、実家にその道具類があるか確認の電話をしました。

すると母から、やっぱり。
「なんで止めなかったの!?」
理由はおそらく私が考えたことでしょう。でも娘はしっかり期限ギリギリまで悩み抜いて、決めたことなのだと説明。

第三者に言われると、違和感を覚えてしまいました。

親はどこまで介入すべきなのか!?

部活動って、自分をしっかりマネジメントするための第一歩なのではないのでしょうか?そこそこやるか、しっかりやるか、学校や塾との兼ね合い、試合があればいつまでに、何をするのか。

そういう目標設定をして、達成するまでのプロセスを考えられるわけです。いままで、「ここまでやろう!」と大人に言われてきた子どもたちが、自分で考えられるきっかけにもなります。

ちなみに私は、ゆるっとした部活動だったのでそのチャンスを逃してしまいました。それを少しばかり悔やんでもいます。私の入っていた部活は、すこぶる楽しかったので、それはそれで満足ということだけは補足します。

なので、介入するのはやっぱりお金と軌道修正くらいなもので、子どもの選択に対して口出しをしてはいけないんだと、母の「なんで止めなかったの?」という言葉で強く感じたのです。

もちろん母のその気持ちは、理解をしていますし、私も止めるべきだったのかと分単位、秒単位で悩んでいます。

けど、娘の強い眼差しを見たら、もう何も言えません。

親の介入はどこまでするべきなのか、この答えはあるようでないけれど「信じること」これが一番の回答なのかな、と今の私は思っています。

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