おこめちっくタイランド⑫

タイに６年以上住んでいますが、未だに何故なのかわからない。
タイ人に聞いてもわからないと言われてしまった。
何故彼(彼女)がこの中に当然のようにいるのか、誰か知ってたら教えてくれませんか。

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色んな所にでかけては、虫を売るのがトゥさんの仕事だった。
虫はよく売れるし、そこそこいいお金になるんだそうだ。
「家畜と違って抗生剤を打たれていないから、一番安全な食べ物だ」とママが言っていて、なるほどなー！と思ったけど、農薬が撒かれたエサがある場所で採れた虫だとそうでもないらしい。ですよね！
でも例えば食糧危機なんかになった時は貴重なたんぱく源になるんだろうなぁ。そう思えば食べれることに損はないな、と思った。

私はといえば昔長野出身の友人に「蜂の子の缶詰」なるお土産をもらった際には、缶を開けられずに捨ててしまったぐらいには虫が苦手だ。
不思議なもので、小さなころ平気で触れた虫も今は触れない。

けれどせっかくこうしてタイに来たんだし、タイ人がおやつとして食べるのだから美味しいに違いないのでは！？と興味が沸いたので食べてみた。
初心者向け(？)にママが買ってくれたバッタとコオロギと蚕の幼虫。
意を決して口に入れると、なんと予想以上に美味しかった。
コオロギやバッタはサクサクで香ばしく、揚げた川海老のようにポイポイいけた。どちらかというとバッタの方がクセがなく美味しく感じた。
難点はたまに足が刺さって痛い。

と、そこまでは良かったけれど蚕の幼虫はダメだった。
噛むと肉汁(？)が口の中で飛び出す。
味がどうとかいう前にその感触がたまらなくて、無理だった。
タイ人は美味しいのにー！！と言いますが、だから味じゃないんだってば。
蚕の幼虫は卵と一緒に炒ったりもする。これは美味しいよ大丈夫と言われて食べたけど一緒だった。わかってたのに食べてしまう素直な私。

タガメみたいなデカめの昆虫はまだ挑戦できてないし、多分しないと思う。
虫が食べたくなったら迷わずバッタを買います。
でもほんと意外と美味しくていいおつまみになると思うので、良かったら皆さんも来る食糧危機に備えてどうですか。

つづく。

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