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ことのは箱

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エッセイや絵日記、コラムもどきをしまってます。思いつきで書き散らかした言葉たち。
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2019年2月の記事一覧

家族

ああ眠い。 寝不足続きだったから昨夜は早く寝ようと思ったのに。 眠いけど楽しかったからまぁいいか。 昨夜はさて寝ようかと思ったら妹からLINEが来た。 二度目の結婚の報告だった。 私よりずいぶん先に若くして結婚し母になり、離婚して「もう結婚はいい!」と言っていたけど、そんな彼女がまた結婚したいと思う相手に巡り合えたようで、幸せそうで何より。 おめでとう。 少し前に自分の幼少時代のことをマンガにした。 そこにチラッとだけ出てくる彼女の、つまり私の祖母に結婚の報告をした際に、

いつもと同じ朝

目が覚めたら、子供の朝ごはんをあっためてまたベッドに戻る。 スマホのアラームは7:00まで15分おきに何度も鳴るようにしてる。 ちびこいのをぎゅーっとして、においをかいで、ちゅーして、目を覚ますと彼はにこっとするのでまたぎゅーってする。 でっかいのを起こして、起きなかったら上に乗ったりおなかをむにむにしたりおしりをぺちぺちして、そうこうしているとあっという間に最後のアラームが鳴ってしまう。 ごはんを食べて早く着替えなさいとけしかけながらシャワーを浴びて、歯磨きしたの準備は終

タイが好きだなと今日も思った

今朝は次男を教室まで送ったあと、長男の特別授業代を支払いに事務室へ寄った。 放課後一時間、毎日宿題の面倒を見てくれて一ヵ月400バーツという、名前の割にずいぶんと良心的な授業です。 今調べたら1,400円くらいなのね。タイに来た当時は400バーツは1,200円くらいだったのに。 学校の入り口を入ってすぐ、廊下に大きく窓を開いた形で事務室がある。 窓口の前に立つといつもとちょっと違う職員さんが見えた。 頭にカチューシャをしている。 フェルト製のサンタクロースの顔がびよよーんと

Happy

仕事から帰って、鍵は持ってるけど鞄に入れたままピンポンを押すと、ちびこいのがドアを開けてくれる。 「Mama is coming!」という声が中から聞こえて来てにやける。 「How was your day?」と彼に聞くのが日課のひとつで、彼はいつも「Happyした!」と答えるので、それを聞いた私がHappyになる。 今日は何故か「Cute!」と答えたので思わず笑ってしまった。そしたら「Cute and Happy!」と言い直したので、また笑った。 いいなぁ、Cute a

人生は忙しい

夜更けまで踊ってへろへろになって、タバコのにおいを洗い流すためにシャワーを浴びた後の爽快感。 体は疲れて眠いのに、脳はさっきまでの音楽の余韻で覚醒してるかんじが心地良くて、音というのはすごいわねと思う。 昨夜のイベントはおおざっぱに言うとトランスのイベントだった。20代の頃も好きだった音楽。 東京にいたあの頃、世間話のついでにトランスが好きでよくクラブやイベントに行くんですと言うと決まり文句のように「モテないよ」とか「男ウケ悪いよ」なんて言われていた。 そもそも音楽のジャ

ハードル

今日はいつにも増して次男が寝なくて、学校のお昼寝の時間を呪いながらも、少し汗ばんだちっこい頭のにおいを嗅いで心を落ち着かせた。 寝る前にちびが歌ってた、「すき♪ means I love you♪ すき♪ means I love you♪」という自作の歌がかわいかったので今日も満点です! ところで、おすすめされていたnoteが個人的に良かったです。 件の中学生は親御さんが迎えに行って帰国することになったみたいだね。 まずは何より無事で良かった。 良い記事だなぁ思うと同時

喜怒哀楽

朝から少し頭痛がしたので、やらなければいけないことだけ片付けて早退した。 タイは最近ぐんと夏らしくなってきて、つまり暑い。 駅の階段がいつにも増してつらい。 じわりと汗をかいたのを自覚しながら電車を待っていると、ホームに忙しなく手を動かしている人がいるのが見えて、すぐにそれは手話であると理解した。 数ヶ月前だったと思うけど、その同じ駅のホームで見かけた人のことを思い出した。 駅のホームに辿り着くと、ぐふっ、ぐふふっという笑い声が背後から聞こえて、若い男性がスマホ画面を見て

青空

バンコクはここのところ大気汚染が酷くて、いつも空がぼんやり霞んでいる。 だいぶましになったようだけど、今日もすっきりとしない空。 健康への影響も気にしないといけないんだろうけど、空気が悪くなって真っ青な空が見れなくなったことの方がさみしかったりする。 スコーンと晴れた青い空と、白い雲のコントラストが大好きなんだ。 青い青い空を見ると、ふと思い出すことがある。 思い出すことというか、思い出す空。 20歳を少し過ぎた頃、友人の旦那さんが交通事故で亡くなった。 彼女は私の人生で