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同人小説・ギリ入稿をしない為の自戒

ごきげんよう!ゴールデンウィーク最終日ですね!
二次創作BLで文字を書く人間の当方は、スパコミ1日目にサークル参加してきました!そう、新刊と共に!!!!

……というわけで、久しぶりに同人日記です。

今回は、今までで一番〆切ギリで入稿をするという心臓が一回り小さくなる経験をしましたので、ここに残し、昇華させていただきます。
こんなきつい思い、二度としない、絶対にだ……という自戒noteです。

《注意》

※以降は某ジャンルの二次創作(BL・R18)で文字を書く人間の呻きです
※CP名はAさん×Cくん、略して『AC』として進行します
合体とか結合とかそういうワードが出てくるので苦手な方は引き返してください
※参考にはなりません ただの日記です


同人誌出せたぞ~~~!

昨年から今年の初めにかけて、12月に赤ブーの『Cくん右オンリー』そして2月はA×CのWebオンリーがありまして、どっぷりAC漬けの幸せな日々を送っていました。
11月後半から着手し始めていた「新刊(にしたいもの)」はいずれのイベントにも間に合わずだったのですが、このたび5/4開催のスパコミでようやっと出せました……。

――2023年6月から同人誌を出す生活を送るようになって早十一カ月が経ちました。
CP違いも含めると計4冊、どれもまぁそこそこギリギリ入稿だったんですけど、今回は入稿の〆切時間5分前というギリもギリな入稿になりまして……非常に……肝が冷えました。

なぜギリ入稿になったのか

どうしてこうなったのか……どうしてでしょうね。

5万字目標で書いていたのが9万字になったからでしょうか。
毎日、深夜PCに向かってはいたものの、7割寝落ちしていたからでしょうか。
A5二段組の本にしようとしてWordにもその設定で流し込んでいたのに、見積もりミスでA6かA5しか選べない状況だったことに〆切1週間前で気付いたからでしょうか。
大体のことを「まぁどうにかなるっしょ」の精神で乗り切って生きていたからでしょうか。

全部でしょうか。

結合シーンについて

毎日原稿に向かってはいたものの、文字が全然進まなくてどうしようもないシーンがありました。

ACの二人を交際に発展させ、一度目の結合をさせ、何やかんやあってサビを迎え、そして二度目の結合をさせ……という恋愛の起承転結について、特に合体シーンの執筆は(毎回ですが)驚くほど捗らなくて、数日間ずっと合体・結合・進行の描写をいかようにすれば……と考えていました。

随分前に購入した下記『ボーイズラブ用語用例辞典』を捲りながら「隘路……花芯……疼痛……ブツブツ……」としっとりした単語を頭に浮かべ、自分の書く文章とマッチングするのか、それともしないのか……など試行錯誤の日々を送りました。

『ボーイズラブ用語用例辞典』はページ数こそ厚くはないのですが、ぼんやり眺めていると「ハァーこんな単語があるのか」とか「そういえばこの単語は使ったことないな」とか思い出せるのでオススメです。

話は変わりますが、人生の中でエロゲーと呼ばれる大人向けゲームは腐る程やってきたものの、エロ小説は全然読んだことがなくて……。

当たり前ですが、ゲームのテキストを数行ずつクリックしながら読むエロとは違うんですよね。
小説だと、ある程度の文字量を視界に入れた状態で読むので、ゲームとは見えているものがそもそも違うというか。
台詞と地の文の比重が偏らないように書いていくと今度はテンポが悪くなるし、もうどうしたらええねんという感じです。

また、ハートや濁点が好きなのでつい入れてしまうのですが、そうすると全体の物語の雰囲気からエロ部分だけ逸脱してしまう現象に陥るんですよね。
しかしそこはもう、純愛系ストーリー重視エロゲーのヒロインが一発目からバチバチに感じてしまう現象と同じやろと自分を無理やり納得させています。

さわさわしてキッスして色々して結合してフィニッシュ……と、余すところなくビッシリ書こうとしてしまうんですが、今回思い切って結合状態からシーンを初めて見たところ、前後の文脈がおかしくなければ読める(多分)ということがわかったので、今後はバランスを考えて結合に挑もうと思います。

とはいえ、キッス~結合までの「色々して」の部分は本来ものすごく好きなので、正直全編『未結合』で進行するのもやぶさかではないんですけど、そうすると右の子が可哀想な気もするので……本にする時は結合ありきで頑張っております。

(全編『未結合』の本も作りたいですネ!※R指定で)

入稿までの道のり

あまりにも終わらないので、約半分程度話が進んだところで指標を決めねばと思い立ちました。
話にカタがつくであろう「○万字」を〆切1週間前までの日数で割って「一日〇字書く」をやってみたのですが、これ本当に自分には合っていなくて……。

「あぁ、今日もマイナスだった……この負債は明日の自分に託すぞ……」

……といった絶望状態に陥り、毎日ゆるやかな借金をしている気分に苛まれるので本当に自分向きではなかったです。焦燥感と共に毎日を過ごすのは健康的ではない。

何とか本文を完成させたのも想定していた日付から大いに逸脱しており、そこから体裁整えて清書・校正をしていたら、見つかる見つかる、頻出語彙の嵐。

「ながら」「こと」「など」「ような」を文章内検索して、ある語句を本文内で200も使っている事実を叩きつけられた時の絶望感。いや、そもそもそれを〆切当日に検索してること自体間違っているんですが……。

※下記のnoteを参考にさせていただきました…!

ノリと勢いでイベントに申し込むのは大事だと思うんですけど、そもそも自分の特性(長編になりがち)をナメていて「3ヶ月もあれば余裕」とかぶち甘いこと言っていたのが悪いんですね、きっと。
9万字書くならせめて4ヶ月はいる。いくらプロットをいつもよりきちんと作っていても、そもそもプロット通りに進まないんだから自分を過信してはいけない。

いつまで経ってもまとまらないので、一旦結論を出します!

自戒5選

  • イベント前、最低4ヶ月は原稿の時間を確保せよ

  • 頻出語彙は最後にまとめて修正しようとせず、章ごとなどキリ良いところで検索して都度修正せよ

  • 眠い時は仮眠を取って、その後に作業せよ

  • 合体シーンは前戯から最後までみっしり書こうとするな

  • おやつを食べすぎるな

最後の「おやつを食べすぎるな」はクソデカフォントで強調したい項目ですね。
夜中に作業して寝落ちしてるくせに、手の届くところに置いてあるおやつは全て胃に納めようとする爆食しぐさをしてしまうので……そして結果とんでもないことになるので……。

「食べるな」言うてるわけやない。食べてもええ。食べるならせめてそれ相応の文字数を書け言うとるんや。

ハイ。

ギリ入稿を乗り越えてできた本

A6・238ページ・カバー付き……です!
細かい仕様は、今度『今まで出した本の装丁備忘録』としてまとめてnoteに残そうと思いますので割愛!

 PP加工でツヤツヤ~~~!!!

素敵な表紙は計3度目となるてんぱる様の「同人誌表紙作成フルオーダー」で作っていただきました。
本文が終わってフラフラしながら依頼をして、校正データとしてこちらの表紙を送っていただいた時……泣きそうでした。
ACのカップリングはエモの塊なので、まさにそのエモみが凝縮された大変エモな表紙で最高にエモでした(語彙離散)

さらばギリ入稿

……というわけで次は8月末のイベントで本を出したいと思っています。
今この記事を書いているのが5月5日、3カ月半ありますね。

いけるやろ!!!

起承転結はある程度決まっているし、今日から書き始めればきっと大丈夫。今度こそA5で出すという目標も果たしたい。
あとそもそもの文字数を本当にコンパクトにしたい。できるのか?

できるやろ!!!!!!

いや、駄目ですね。「さらばギリ入稿」って言ってる側からこんなわかりやすいフラグないですよ。
……でも出したいんですよ……本作るの楽しいから……立ち止まるという選択肢はないので、とりあえず進めていくことにします。

そして9月前半にこの道がどうなったのかの検証noteを書きます。

体調には気を付けて、楽しい同人ライフを送っていきたいです。

※フラグではない

相変わらず何の参考にもならない日記でした。ありがとうございました。
今回出たイベントの備忘録も書き残しておきたいので、近い未来に。
ではまた!

ギリの弊害 ※追記(5/6PM)

ギリ入稿の何がよくないって、本文に誤字脱字誤植が出てくるところなんですよね。なぜなら校正の時間をきちんと取れていないから。
自分なりに最後までチェックはしたとはいえ、9万字あるものを最低n回は読み直さなければいけないのに、そこの行程を一部ショートカットしてしまったのは本当に本当に自戒レベルMAXです。
もう絶対にこんなことは避けたい。自分が許せない。
カラーコードみたいな誤植(※)を発見した時はもう……もう……

(※)「そっとその手を:fff握った」

カラーコードみたいな誤植

大事なシーンでこれは本当にない。申し訳ありませんでした。

新刊を落とさないのは大事だけど、体裁を整えるという最低限の礼儀はちゃんとします。8月も無理はしません……(突然しおしおになるじゃん……)

すいません!では!!!


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