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胃袋(3月)

目に入ったマテリアルや、想像力とやらを、羅列してみる1ヶ月間の記述。

3月のレジュメ
俺の巻き返し運動、ライブにて完結。
それでもブギーバックしてくる、
踊り返してくる気持ち。

いつもはスラスラかけるんだけど、今月はなんか上手く書けません。今はもう歌しか書きたくない!そんな瞬間がたまーにきます。今月はまだ始まったばかりなのに、時間が長く感じる。サウナに入って、砂時計が落ちていくのをじーっと見続けていると感じる時間の長さ。ウイスキーの氷が溶けて、カランと音を立てた時に気づく時間の長さ。ああいう感じ。まあサウナなんて、結局はぼーっとしてる方がずっと時間経つのは早いのに。そういう感覚がずっと続いている。3月なんて振り返ってる場合じゃねえ。ごめん三月の俺。わがままが時間の速度を追い越して、心の奥の方が別の景色をみてる。

煌めき。家に帰りたくなくて、30分ぐらい散歩なんかしちゃって、そんな時に聴き始めたら、ちょっと前が見えなくなるくらいになってしまった。自分にブッ刺さるものだけを作りたいって、そう思ってきたけど、今が一番刺さっている。ねえ、抜けないでおくれ。このきもちずっと続いたらいいのにな…

はい、気を取り直して3月の胃袋行くよーーーーーー!

Cover By 阿久津祐亮

ギタージャンボリーの記憶

タケトモさんからお誘いいただいた1年ぶりのギタージャンボリー。去年は涙腺崩壊して、目が腫れて帰ってきたっけ。まあ、今年もそんな感じ。
心に残ったのは竹原ピストルさん。空気全体を支配して、というかそこにある空気の分子のひとつひとつを震わして、ひっくり返して、オセロみたいに、全部やっつけて、色を変えて、それが僕たちの心にも届く。ああ、音楽だ。ってなった。最高だった。でもハイライトは帰り道。
タケトモさんの語るキラキラや、やってやるぞの企みに心が満たされながらも、自分の中には煮え切らない想いが沸々と湧いてきちゃう。自分はこうじゃないなんて、経験したこともないようなことも、つい口走っちゃう。自分はこうでこうで、なんて、そんなもの、実は自分を固定化させて安心材料にするためだけの言い訳なんだ!自分のステレオタイプから自由になれれば、ずーっとずっと素敵なことなのに。

「Re:EDIT 702024」with Generative AI

当時の映像と素材をリサンプリングされてできた音とリアルタイムで演奏者をAIでリアルタイム描画させその当時へ回帰させる演出で時空がぶっ飛んだ。ライブの準備もあってか、生成系のライブパフォーマンス気になっていて、当日イベントを知ってこれは引き合わせだなんて思って、当日券の案内なかったけど飛び込んだ。
時間の関係でHisashi Saitoさんのパフォーマンスしか見れなかったんですが、どんどん加速していくノイズとビートが時空を超えて、過去の創造物と融合していった感じで完全に脳みそもってかれたな。シンセの分厚い出音が最高だった。

「Re:EDIT 702024」with Generative AI

"あくまで主観ですが、長年に渡り愛されつづけられてきた電子楽器にはいくつかの共通点がある事に気がつきました。異常にピッチが悪い。出力レベルがデカい。故障と間違える程のハミ出し感。無階層。単音。操作子がデカい。重い。電子的。たまにスピーカーを飛ばす。治せば使える。記憶が出来ない。ようするに、ポンコツはなかなか天才的と言う事です。"

https://www.instagram.com/p/C4LQ37KPSjl/

ホットミルク

音楽担当させていただきました。タイトルは「ホットミルク」。
あのとき、学生時代にもらった、ピュアで、温かな愛を、音楽にできたらいいな。そう強く願いながら、つくりました。
#ニュウストロング

サウナから帰ってきて、いい疲労感と共に、急に絵コンテから世界が降ってきた。見えてきた景色が優しくて思わずボロボロ泣いてしまった曲。そんでもって同期に共有したら同じように感動してくれた。感動って伝わるんだ!誰かに書くってこういうことか!って音楽の根源的な嬉しさみたいなのが沁みてきて楽しかった思い出。フルじゃないし最初と音も少し変わっちゃってるから、ちゃんと作ってリリースしたいな。(します、約束です)

ライブ0320

ライブをやりたいって、歌を歌いたいって、歌詞を書きたいって、踊りたいって、あなたに届けたいって、ずっと思ってる。心の奥でずっと思ってる。だからもう自分にはこれしかないんだ、そんな自分の中の呪縛みたいな想いと戦って、1ヶ月間過ごしました。届いていたら嬉しいな。

surfing love
あの時感じた「クール」で「ホット」で「ジャズ」で「コンテンポラリー」でそんな気持ちを、ダンスという表現を、というか、自分の体全体から出る全ての表現をできるだけ、生のままで、ぶつけてみたらどうなるだろう。どんなことが起こるだろう、そう思って演出を決めました。振り付けもある程度決めるけど、その時に生まれた熱をそのまま届けたい。どんな景色が見えるだろう、どんな化学反応が起こるだろう。そうワクワクしながら挑みました。だからVJも一回限りの自分の体と連動するインタラクティブな仕様に。
maigoishiさんと作ってた時、ちょうど同じことを思ってた。最初にトラックが来て、それに流されるように、maigoishiさんの波に体を委ねていたら、すぐに歌がやってきた。そして言葉もやってきた。それをmaigoishiさんに渡して、そしたら最高なピアノの演奏が帰ってきた。ピアノが暴れていた。狂った暴れ具合に気付いたのは、その一年後のバスの中だったけど。
そんな曲を作った時の原風景とリンクしたらいいな、そんな気持ちで歌ったら、本人も「くるものがあった」っと言ってくれた。この二人の会話がお客さんにも伝えられるかが、アーティストとしての力量が試されるわけだけど、伝わっていたら嬉しいな。少しは感触はあったから多分大丈夫だと思う。ああ、音楽っていいな。

三浦大地OVER TOUR

ライブが終わった後に駆け込みで行きました。ダンスの熱が冷めないうちにと思って。生でみる綴化が本当にかっこよかった。あの曲だけ歌の周りに妖精がいる。その妖艶さとちょっとインダストリアルで攻撃的なビートの波が最後に押し寄せて毎回打ちのめされる。
それに、なんか色々思い出した。unlockやCry&Fightのダンスに衝撃を受けて、もうどうしようもないくらい、体を動かしたくなったこと。必死にMVを見て、真似して振り付けを練習したこと。電車の中でイメトレして、そのまま制服も着替えないままで、一生懸命になって、踊ったこと。

CALL MY NAME(0410リリース)

鳴らしたい音や気持ちを探す作業は、無限のライブラリーの中で、大好きな本を探しているようなもの。次のページを今すぐにめくりたくなるものなんて、すぐには見つからない。けれど、僕は今、AIが書き出した無数の文字砂漠でゆらゆらと漂いながら、頑固に耳を澄ましている。その文字と文字はお互いに意味をなさないまま漂っている。その間の空白は永遠に思えるほど。その永遠をキャッチした時にようやく物語が立ち上がる。それは僕の物語かもしれないし、君の物語かもしれない。そしてお互いがその物語を広げた時、テキストの間の空白が埋まる。舞台が整ったら、あとはそこで自分を踊らせるだけ。ほら、とある森の奥で音楽が鳴りはじめたよ。”ライブラリー、無限の世界で探してるCALL YOUR NAME。感じてる、大切なものは、この物語に住んでる。愛してる、あなたの世界で僕の名前を呼んで。感じたい、あなたの心を ...”

作ったのは夏の終わりから。去年の10月に歌詞を書き上げてウキウキして、近所のプールに行ったのを思い出した。ラブリーな曲調にのせて、ゆらゆら漂うデジタル世代の漂白をお届けするぜ。
無限のライブラリーの中から俺を見つけてくれてありがとう。そんな感謝と、ライブラリーの中でもっと見つけてもらう努力は惜しまずやらねばみたいな気持ちも添えてます。
多分スコール、愛デタを書いた後で、当時のメモにはこんなこと書いてある。

二人の埋まらない大きな溝の間に、新しい自分を見つけてしまったから、
もうそこから俯瞰して眺めることはできない。
その自分を探しに行かざるをおえない。
二人の世界は近いようで遠くて別の物語に住んでいる。
世界の読み解き方も、引き出し方も、違う。
僕は君とは進んでる道が違うということがわかるだけだった。僕はただその結論を長いあいだ回避しつづけていただけだった。

急にシリアス

実は決別からスタートした曲。自分が自分でいれるかもしれない、そんな場所に向かって行きたいなって、そう思ってこの歌詞ができていった。そこからどんどん良くなっていってる気がする。今作ってる曲もそうだけど。

自分が自分で入れる場所なんて、誰かと生きていく上で見つけられるものなのかな、それぞれが旅人で、でもその物語を知りたくて、一瞬お互い物語を広げてみたりして、んでまた、ふらふらと。

他人ってなんだろうね、NとSがくっつくみたいにそれぞれが違うから、惹かれ合うのかな、僕って恋すると、名前呼んで欲しい人なんだって改めて気づく。(煌めきもそうか)自分の単純さにほとほと呆れちゃうぜ。


みんなの胃袋

最近、ゆっくり1時間くらいお風呂に入るのにハマってます。気持ちがほどけて整う!

同じく!この間、お風呂の電気真っ暗にしてみたんですよ。なんか心地よくて、そのまま、体全部入れてぷかぷか浮いてみようと言う事になって。とってもよかったです。そうこうしているうちに、耳がだんだん良くなってきて、いろんな音が聞こえてくる。リバーブ効いてるし、サカナクションの月の現 ~ Rearrange works ~を流しました。(ユリイカあたりから続けてきいて)って一通り一周したら、流してた音量が1とかそんな感じで超小さい事に気づいた。いつもほぼ音量MAXで聞いてるのに。耳が綺麗になった気がした。

この間のライブ、今まででいちばん心に残りました。surfing loveのダンス、また見たいです。いつか、愛デタのダンスも生で見てみたいです。他にも、ダンスを取り入れてみたい曲はありますか?

こう言ってもらえるだけで、本当にライブやって良かったと思います。愛デタ、ダンスやりたいんです。わかってくれますか。みんなでおしまいよって言いながら踊り狂いたいね。スコール、幻影あたり、静かさを希求するダンスやってみたいな。

VJは、曲のイメージから作りますか?それとも、伝えたいメッセージというかコンセプトから作りますか?

Surfingloveみたいに、後で決めることが多いです。演出は最後。先走っちゃだめ。僕のよくないところ。音楽のピュアネスを信じてそれをどう何も加工せず映像で引き出せるか。岩井俊雄さんも言ってた。

涙の結露じゃないけれど、なんか外で写真を撮っているときに右目だけ涙?出るのに最近気付きました(感動してるわけではない)。発生条件がわからないから、まだ調査中。

仲間いるじゃん!写真を撮ってる時に涙が出るなんてそっちの方がドラマチックでいいな。ちぇ。でもさ、もう終わってしまいましたね、そういう季節。僕はもうめっきり涙の結露はなくなりました。(この時期でもまだ発生しますか?)あ〜曲にしておけば良かったな。

掛優大さんの新譜とtaishi satoさんの初ソロ作に魅せられてます

掛優大さんのライブ、STEPHENSMITHの時に一度だけ、見たことがあります、とっても、素敵でした。いまだに心に照射されてます。フラットな関係が本当に大好きです。新譜出たんだ。聴かなきゃ!

終わりに

みなさん今週もありがとうございました。
ほんとは掲示板みたいな感じにしたいんだけど、やり方がわからないので、なぜか僕が全部コメント返すみたいになっています。これはこれで嬉しいからいいか。


他愛もない独白を読んでくれてありがとうございます。個人的な発信ではありますが、サポートしてくださる皆様に感謝しています。本当にありがとうございます。