炭坑の中のカナリア

「炭鉱の中のカナリア」ってご存じですか?
「炭鉱のカナリア」ともいいますが。

相場用語でもあるようですが、相場の話ではありません。
ちなみに相場用語では「何らかの危険が迫っていることを知らせる前兆を指す慣用句の1つ」とされています。
まだ起きていない危険や、目では感知できない危険を知らせる人、または状況を意味しています。

もともとの由来は、
『昔、イギリスとアメリカの炭鉱員が地下に降りるとき、行列の先頭がカナリアのカゴを持って炭鉱に入った。カナリアの歌声が止まったり、力を失って死ぬなら、炭鉱内にメタンガスのような有害ガスが多いと判断し、炭鉱員をいち早く危険地域から逃げさせる役割を持たせた。人間に感知できない無色無臭の有毒物質と小さな生命体が敏感に反応し、危険を知らせてくれるのだ。 』
とされています。

実はうちの看護師さん、まさに「カナリア」です。

これまでブログにも書いてきましたが、看護師さんの咳センサーは相当なものです。
極微量のスパイクタンパクでも反応するんじゃないかというくらいです。

接種者から何か出ている場合、あるいは空気が汚染されている場合、ほぼ確実に咳センサーが発動します。
しかし以前書いたように、すべての接種者に反応するわけでもありません
その接種者から何も出ていないのか、あるいは、特定のメーカーにだけ反応するのか、そこはわかりません。

しかし高齢者住宅など多くの人がいる空間の場合、自分も「空気が悪いな」と感じることは多々あるのですが、そんなときは確実に咳が出ます。
ちなみに、1階では咳が出るけど、2階から上では咳が出ないということもあります。
1階には大抵受付に若めのスタッフさんがいます。
若い方で元気な接種者からは相当何か出ていると予想され、それが影響しているのではないかと考えられます。

大抵自分がニオイを感じるとき、シェディングを感じるときと看護師さんの咳は一致することが多いのですが、最近自分が鈍感になってきてしまったのか、それほどニオイを感じないときも、看護師さんの咳発作が出ることがあります。
こんなときまさに「炭鉱の中のカナリアだ」と思ってしまいます。
なるべく早くその空間から脱出するよう試みます。

ちなみに以前自分がくっさい銀行の窓口に用事があって行ったとき、看護師さんは車の中で待機していたのですが、自分が戻ってきたら「くっさ」と言われたことをブログに書きました。
同じような状況で、今度は「くっさ」に加え「咳」が出たのです。
隣で強く咳き込んでいるのです。
なんだか自分が極悪人のようで肩身が狭かったです。

つまり自分の体に何か物質がついていたのです。
くっさい空間で何かを体につけて車に戻ってきてしまったのです。
その物質に反応して咳が出てしまったのですね。
なんなら自分でも自分が臭いことわかっていましたから。
ニオイがついていることわかるんです。

ですからシェディングのシェディングは確実にあります

というかこの咳反応みていれば、「シェディングは気のせい」でないことは一目瞭然です。

確実にくさい空間には何かある。
ニオイを感じる人は何も間違っていません。
逆にニオイを感じる人の方が体の危機察知能力が発達しているとも言えそうです。

さて、看護師さんの咳発作は続くと本当に止まらなくなってしまい、呼吸困難様になってしまいます。
命の危険を感じるほどのようです。
気管支が狭まる感じがするというのですね。

ひどいときは呼吸のときに「ヒュー」と音がします。
わざわざ聴診せずとも、隣にいるだけで聞こえてくるくらいです。
喘息発作のようなもの?と最初思いましたが、吸気時に音がするのです。
(喘息のときは呼気時、つまり息を吐くときに音がします)

「吸気時喘鳴」って実は危険なものです。
小児の場合は「クループ」といって、それこそ命に関わる事態です。
成人の場合は、腫瘍だったり異物の吸入、上気道の腫れ(浮腫)、アレルギー反応などで起きるといわれています。
咽頭、喉頭、気管支が部分的に閉塞している状態です。

ですからひどいときは、気管挿管もしくは気管切開を行うことになります。
それくらいヤバい状況ということです。

命に関わるとても重要な疾患・病態であり、しかし適切に処置をすれば命を救える。
ということで、医師国家試験等にも頻繁に吸気時喘鳴に関する問題は出されています。
例えば
https://medu4.com/117F51
など。

「息が吸えない」なんてこの世の地獄です。
まさに命の危機を感じる事態です。

ちなみに看護師さんの咳は最初から出ていたものではありませんでした。
あるときから急にです。
つまり看護師さんの咳の原因は、たぶんアレルギー反応かと思われます。
そしてひどいときは上気道が浮腫を起こし、吸気時喘鳴をもたらすものと思われます。

それまでブログに書いてきましたが、シェディングには2つの要素があって、
・体の酸化反応を起こす作用
・アレルギー作用
があると思われます。
そのうちのアレルギーがメインに起こってしまっているのでしょう。

ちなみにグルタチオンは、抗酸化力も高く、アレルギー反応にも効果はあります。
(花粉症が楽になったという感想も複数いただいています)
しかしシェディングはかなりやっかいです。
というかやっかいになってきている。
特に去年の夏~秋以降です。

グルタチオンは西洋薬のように強引にアレルギー症状を抑えるものではありませんから、定期的に摂取していてもさすがに太刀打ちできないのかもしれません。

看護師さんの場合は、咳発作に対し、その都度グルタチオンも行います。
そしてクレジット決済ページにある商品の「ヒスタエイド」を使用します(https://www.o-kinaki.org/14413/)。
それで落ち着くことが多いです。
咳で苦しいかもしれませんが、ヒスタエイドはなるべく長時間舌下に入れておくことがポイントかもしれません。
「気管が広がる感覚がある」との感想です。

しかし咳発作が強烈で、まさに死にそうになりそうなくらいのときがこれまでありました。
そんなときは最終兵器の「吸入ステロイド」です。
一発で瞬時に落ち着きます。
これも「気管が広がる感覚」を受けるそうです。
これまで実際に使用したのは数回のみです。

西洋薬をやけに毛嫌いする方もいますが、使いようです。
必要なときもある。
というか使わなくちゃいけないときもあります。

特に今回はステロイドです。
西洋薬嫌いの人の中ではトップに君臨するくらいの嫌われ薬剤です。

だけど息が吸えなくて苦しいのに放っておくのでしょうか。
自分の主義主張で薬を使わず、自分が苦しむだけなら別にいいですけど。
目の前に苦しがっている人がいて、一発ですぐに改善できる手段が手元にある。
それであればステロイド使用を勧めるのが道理ってもんでしょう。

ちなみに看護師さんにはステロイド吸入を用意していますが、使用のタイミングは本人に任せています。
みていてさすがに吸入した方がいいんじゃないの?って思うときもありましたが、自分の体は自分が一番良くわかっています。
それで、命の危険を感じたヤバいときがこれまで数回あったということです。

ちなみに吸入ステロイドを使用したときあまりにもすぐに楽になったので「クセになりそう」と言っていました。麻薬のようだと。
そのため安易に使うのではなく、自分の判断でマジにヤバいときだけ使用するようにしているようです。大抵は「グルタチオン」と「ヒスタエイド」でおさまるようです。

うちの看護師さんはカナリアです。

ですから誰かがクリニックにやってきて看護師さんが咳をし出したら、そのあとは積極的に空間をきれいにしようと試みます。
看護師さんにはつらい思いをさせてしまって申し訳ないけど、でもそのおかげで危機回避ができています

ちなみに採血結果では自分の方が圧倒的にアレルギー体質なんです。
シェディングがアレルギーメインだったら自分が咳発作出てもおかしくないのですが…。
たぶん男女の体の違い(特にホルモンの影響)とかもあるのかもしれません。
ちなみに事務の女性の方も咳センサー持っています。

そして、咳が目立つようになってきた昨年秋頃から、クリニックの方針を変更しました。
これまで「来る者拒まず、去る者追わず」の方針でやってまいりましたが、多数回新型コロナワクチンを接種されている方の新規の受付は遠慮させていただくこととしました。
差別では決してありませんが、差別といわれようが仕方ありません。
現実的にクリニックの経営を考えたらとても痛いことです。
しかし自分たちの命・健康をかけてまですることではないと思っています。
そして厳しい環境の中ですから、自分を含めスタッフの十分な休息の時間も必要です。シェディング受けると疲労感が半端ないですから。
今という時代を乗り越えるために患者さんをセーブしなきゃいけない時期だと思っています。数少ないスタッフで運営しているクリニックですし、それぞれ替えのきかない素晴らしいスタッフだと思っていますのでなおさらのことです。
自分たちが潰れたらどうにもなりません。

シェディングとうまく付き合いながらやっていけるだろうと思っていました。
しかしシェディングはそんなたいしたことではない、ことはなかったのです。
ある程度はグルタチオン等使用して対処できますから日々の診療をなんとかしのいでいる状況ですが、アレルギー反応の場合はひどいと命の危険を伴います。
誰にいつ出るかわかりません。

これまでもシェディング症状が激しく、しばらく寝込むことになってしまった方などの話を複数聞いたことがあります。
そして自分も、吸気時喘鳴という危険で尋常じゃない症状を目の当たりにしています。
気のせいなんかでは決してないし、気の持ちようでシェディングをどうにかできるものではありません。
ですからすべてスリチュアルな話だとか、精神論的な話でシェディングを片付けようとする人には正直憤りを感じます。
スピリチュアル的考え・思考で治せるなら、あなたが世の中すべての病気を治してください、と言いたいくらいです。
もちろんこれまで何度も書いてきているように、スピリチュアル的考え方・知識もこれからの時代重要ですし、自分も多分にその分野は興味がありますし好きですし影響されています。
何か見えるとか聞こえるとかではないけれど、感じることはあるので多分そっち系の力・素質も少しはあるようです。

シェディングという症状は現実として存在しているにもかかわらずスピ的な対策で解決できると断言している人は正直インチキと思ってしまいますね。自分がまだわかっていないだけ、自分がそういうレベルに達していないだけかもしれませんけど。
そういう人たちは完全にそっちの世界で生きているのでしょう。自分は物質世界に生きていますから、スピ的思考だけで解決できるとは思っていません
って、こんなこと書いていたら全国のスピリチュアリストとかヒーラーの人全員を敵に回しそうですが…。
でも正直な気持ちを書くのが信条ですので。

とか書いておいて、突然の急激な肩の重み、頭痛に対し、塩をまいたらスッと良くなった経験もしています。
自分も看護師さんも。
シェディングなのか、どこかの霊が勝手についてしまったのかわかりませんが、シェディングには「邪気」も多分に関係はしていると思っています。
特に自分は不思議な強烈な体験をしていますから…。
ですからシェディングに対するスピ系の解釈を完全に否定しているわけではなくて、そういう要素もあるとは思っています。
しかしスピ的解釈「だけ」で解決できるものでもないとも思っています。
スピ的解釈しか言ってこない人は、現実世界における本当のシェディングのつらさ、怖さを知らないのだろうなと思っています。

目の前でヒューヒュー音ならして息が十分吸えずに命の危機を感じている人に対して、「シェディングにフォーカスしているからそうなるんだ」なんて悠長に言ってられますか??

看護師さんにはいろいろ気づかされました。
やっぱりうちの看護師さんはカナリアです。

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※冒頭にある炭鉱の中のカナリアの説明分は、山形大学環境保全センターのHP(コラム)からの引用です。
https://www.id.yamagata-u.ac.jp/EPC/17disease/wadai03/040207.html

化学物質過敏症環境汚染と絡めて、炭鉱の中のカナリアについて書かれています。

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