私は何者か、457
いつもの週末なら、彼と一緒である。今週は三連休。彼は外せない用があり、わたしは野暮な確定申告も仕上げたいし、ひとと会う約束があったり、スマホの買い替えもありと、結局、我が家でステイ。
そこへ、今日は牡蠣が送られてきて、昼間からビールと牡蠣で、なんて素晴らしい休日だこと。
牡蠣はだいすきで、殻付きのまま焼くという野趣あふれる食べ方で頂く。そして、そのあと、ゆっくり、休む。お昼寝。
久しぶりの青空と眩しい陽光がソファで眠るわたしへ降り注ぐ。空はこんなに青かったんだと、今さらながらに不思議でもあり、普通でもあるのに、認識のなんと不確かなこと。
それにしても、この普通とは稀に見るありがたきことか。
遠いところから、帰ってきた、懐かしい誰かのように、抱こう。空を。
平和である。
わたしは何者か。
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