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離婚した両親へ、娘からのお願い

あなたたちには、感謝の気持ちでいっぱいです。 でも、幼い頃からずっと思っていて伝えられなかったことがあります。 それは今更伝えてもしょうがないことなのでここに書き留めておきます。 まず、お金持ちな家庭に生まれなかったことについては、全く気にしていません。 それよりもあなたたちにはいつも仲良く幸せに楽しく笑っていてほしかったのです。 いつも不安そうに未来を心配して、夜な夜な泣いていた貴女を、私はどうにかして明るく楽しく幸せな気持ちにさせてあげたくて必死でした。 貴方は家族が好

    • 生きる意味よりも先に

      人生の難題、 「なんのために生まれた?」 「人生の目的とは?生きる意味は?」 という疑問に、すんなり誇りを持って答えられます 大切な人たちを幸せにしたくて私は生きています でもどうでしょう 私がいることで、周りは心配し、迷惑をかけ、負担になっているのではありませんか 何が正解なんでしょう どうしたら人生の目的を達成できるのでしょう

      • 貴方の好きなところ

        愛する人へ。 貴方はこのブログの存在を知らないでしょうが、またまた好きなところが出てきてしまったので、"当たり前"になってしまわぬよう、ここに書き留めておきます。 まず、気がついたらすぐその場で行動するところ。何事も後回しにすることなく、今に向き合う貴方の姿勢、すごく素敵です。私も見習います。 どんなに手間がかかることでも、その時間が楽しく過ごせるならば、時間も手間も惜しまないところ。 お出かけから帰ってきた後のお腹ペコペコな午後3時の昼食(そうめん)。私ならパパッと茹で

        • 私へ

          不安なのは失敗したことがないから。 失敗経験を増やそう、くらいの気持ちでやってみる。 テストで0点を取ってもいい。 誰も死にやしない。 決めたことを続けるだけでとんでもなく偉い。 完璧を目指さない。ベターな選択を積み重ねる。 過去の恨みや恥はもう過去のこと。どうにもならないしどうだっていい。 今目の前にいる大切なもの、大切な人との時間を目一杯楽しむにはどうしたらよいかを考える。 将来はどうなるか分からないから、近い将来の楽しみを積み重ねる。 自分を卑下することは私を愛してくれ

        離婚した両親へ、娘からのお願い

          生きづらい人間を生まないために、わたしは学ぶ

          私には一緒に暮らす愛する人がいて、将来その人の子どもがほしいと思っている。 その子どもには、社会の厳しさは知るにしても、「自分として生きることへの生きづらさ」をあまり感じないで生きてほしい。 この世の楽しさや面白さを存分に感じて、生きていってほしい。 (本当は、私の両親もそう望んだことでしょう。ごめんなさい。せめて、まずは"楽しそうに"生きることを頑張っています。) 昔から、子どもを虐待してしまうような母親、ヒステリックな母親や過干渉な母親、いわゆる毒親と呼ばれる類に自分も

          生きづらい人間を生まないために、わたしは学ぶ

          壊れた

          JRに乗ると涙が出る 地下鉄に乗ると気分が沈む 担当していたお客さんたちを彷彿とさせるものを見たなら焦燥感と罪悪感に襲われる 突然抗いようの無いくらいの睡魔がやってきて意識が保てなくなる 日中は眠くて起きあがれないと思えば 深夜に少しの物音で目を覚ます 上から押さえつけられているかのような体の重たさ 筋肉痛とは違う体の痛み 笑おうとしても顔が固まって動かない スペックの低いパソコンのようにフリーズする思考 的確な言葉がすぐに出てこなくて、自分でも訳のわからない言葉を並べる 何

          諦め

          ずっと自分のことが嫌いだった。 今の自分を何とか変えたいと 全力で勉強してみたり全力で痩せてみたり。 自分の悪いところを直そうと努力したり 別人のような性格を演じてみたり。 あらゆる手を尽くした。 それでも、その結果にいるのはいつでも「私」。 志望校に受かった自分も、痩せ細った自分も、明るく誰にでも優しく接することができる自分も、好きになれなかった。 もっと別人のように変わりたい。 まだまだ変われると信じていた。 みんなそれぞれ違えど、それぞれ生きづらさや自分に対する不満を

          隣りの宝もの

          深夜0時、隣で眠るあなたの寝息に耳を澄ます。 どうかこの健やかな呼吸が止まることなく 永遠に続きますように、と祈る。 貴方はよく、人生は70年で十分と言うけれど わたしは80歳のあなたにも90歳のあなたにも会ってみたい。 白髪だらけのおじいちゃんになっても、あなたの素敵な優しい目尻と美しい笑い皺に何度でも恋に落ちるでしょう。 貴方はよく、わたしに幸せになってほしいと言うけれど わたしは隣りにあなたがいれば幸せで あなたを抱きしめる瞬間はすべてが満ち足りていて 他に何も要ら

          隣りの宝もの

          人間歯車の夢

          小学2年生のとある夜 初めてその夢を見た 薄暗い空間で私は立ち尽くしている その空間は始まりも終わりもなく続いている 振り返ると遠くから何かが転がってくる いくつもの丸い何かが音もなく向かってくる だんだん近づく無数のそれは人間だった 人間が体を丸めて歯車のように転がり続けている ついに私の目の前まで来たが そのスピードは全く落ちる気配がない おびただしい数の人間が私の横を通り過ぎていく その目は見開かれたまま 無表情で真っ白な顔 何も言わず ひとつも音も立てず ひたすら回り

          人間歯車の夢

          古着屋さんの音楽が好き

          ひとは服屋へ行くと服を見るのに集中する。 わたしも服を見る。けれど、同時に店内に流れる音楽にどうも意識をとられてしまう。 古着屋さんに流れる音楽は格別だ。 どこか懐かしくて遠い国を思わせるような、あるいは朝のまどろみや黄昏時を思わせるような音楽。ぼーっと音楽を聴きながら店を見回す。 この店はずっと昔からここにいて、わたしの目の前の服も、ずっと昔からここだけに存在しているのよ、とばかりに堂々として見える。 「古着屋さんの曲みたい。」 never young beachとい

          古着屋さんの音楽が好き

          親友とブルーハーツとマクドナルドへのラブレター

          10時間も寝てしまった朝はなんとなく気だるい。布団の中でさっきまで見ていた夢を思い出していた。マーシーが出てきたのをふと思い出し、ブルーハーツをかけて机へ向かう。今日も勉強を頑張らなくちゃ。 高校三年生のときも勉強を頑張らなくてはならなかったし、今とやるべきことはそんなに変わらなかったはずだ。でも、あの頃を思い返すと、浮かぶのは学校終わりに親友とマクドナルドに毎日入り浸り、音楽の話や将来の話をする日々。なんとも楽しい思い出で、今でも親友とあの頃についてよく語る。その親友がブ

          親友とブルーハーツとマクドナルドへのラブレター

          穏やかじゃなくていい毎日は

          深夜に聴くカネコアヤノの歌はなんて優しいのだろう。透きとおった水のように、わたしの心に染みていく。 今はきっと、みんなが生きづらさを多かれ少なかれ感じているにちがいない。 同じような一日が繰り返される毎日。友だちや恋人や家族に会えないさみしさ。いつ再開されるかわからない、元の生活。 一年前のわたしの暮らしは、決して穏やかではなかった。就活、大学、勉強、週に6回のアルバイト、ライブ、遊び、デート、旅行。寝るのを惜しんでアルバイトをしてギターを弾き、体を壊すこともあった

          穏やかじゃなくていい毎日は

          ピース、チワワ、10歳。

           ピースは2010年9月3日愛知県生まれのチワワ(色:レッド)。幼少期はタヌキのような愛くるしい容姿で人々を虜にし、最近は、人々を笑顔にさせることを生きがいとする。  今日は、なんとも意識の高いチワワとして10年を過ごしてきたピースさんにインタビューしてみた。 Q, 幼少期はどんなチワワでしたか? ピース(以下ピ):他のチワワと同じく、無邪気で遊ぶのが大好きでした。わたしは三兄弟の一番上の姉として生まれ、弟や妹とよく遊びました。小さい頃はたぬきや熊に似ているとよく言われま

          ピース、チワワ、10歳。

          ひとは肉体的な死を迎えても、その人の考えは死なない

           たとえ偉人でなくとも、ひとは他人との関わりの中でそれぞれの考えを話し、お互いに影響を与え合うもの。そして、取り込まれた考えは、形を変えながらも人から人へと繋がれていく。  それに比べて、肉体は脆く、有限で、いつ消えてしまうかも分からない。なんて儚い存在だろう。わたしは病気に罹るたびに、肉体の脆さを実感し、死を身近に感じる。   数年前から、あることに対する焦りと恐怖に襲われるようになった。 「もし、今消えてしまったら、わたしは何かを残すこともできず数十年後には忘れ去

          ひとは肉体的な死を迎えても、その人の考えは死なない