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つわり体験記

こんにちは、おかゆです。

私の妊娠期間中のつわり(妊娠2ヶ月〜5ヶ月)のお話です。
※当時の状況をリアルに書いてるので気持ちのいい内容ではないです。

「つわりは病気じゃないんだから」と気持ちの問題で話されることが多いので、現在つわりで苦しい思いをしている方や周りのご家族、職場の方などなど。少しでも理解してもらえるきっかけになったら嬉しいです。



年齢的に子供を授かるチャンスはこれが最後だろうと思いできることは全て実践しました。妊活を始めて2年経ったけどダメだったので不妊治療に踏み切ろうとしていた矢先に念願の妊娠。とても嬉しくて夫婦で喜び合いました。

妊娠2ヶ月目。胎嚢を確認できたくらいから、気分の落ち込みや倦怠感と胃のむかつきがすでにありました。これがつわりかぁ!と噛み締める余裕もあったし気分が良い時間帯は買い物したり、子供用品を調べたりしてワクワクしていました。
でもその後急激に体調悪化。食べたいものは浮かばないけどお腹が空きすぎると気持ち悪くなるので果物で凌ぐ。けどそれすら吐いちゃう。水も受けつけず、調べたら炭酸水は口の中がスッキリするのでおすすめとあったので飲んだけど、胃の中に空気が溜まって気持ち悪くなる。ゲップができない、出そうとすると吐いてしまう。脱水になるとお腹の子に影響してしまうと思ったので、吐きながらもポカリは口にしていました。
ご飯の炊ける匂いは大丈夫だけどその他のすべての匂いが🙅‍♀️でした。

寝返りや起き上がる時体に力を入れる(普段は何にも考えずにしていること)だけでも吐いてしまうので、ほぼ寝たきり状態に。トイレはタイミングを見計らい、吐いてもいいようにビニール袋を片手に行っていました。

夫は、惣菜を買ったり自分で作ったり片付けもして、私の食べれそうなものを探して買ってきたりフルーツをカットして冷蔵庫に入れておいてくれたり、、、、、。とても迷惑をかけました。申し訳ないやら自分が情けないやらで実家に帰ることを決意。

2ヶ月間実家でお世話になりました(親のありがたさを再認識)。
私は相変わらずベッドで寝たきり状態。体重はいっきに10キロ減り(48キロ→38キロ)吐いたものは胃液や胆汁で黄色や緑色をしていたり、血が混じるように。吐いているときに胃が痛くて息ができなくなることもありました。ちょっとしたパニック。
親に何が食べれる?と毎回聞かれて答えるのですが、声を出そうとお腹に力を入れるとウッとなるので、すっごくか細い声でなんとか絞り出す感じ。
本当に廃人です。「もう妊娠をやめたい」「早く元の生活に戻りたい」と考える日々でした。

そんな中、妊娠糖尿病の疑いで再検査することに。血糖値を測定するために甘めの炭酸水を飲んで1時間後と2時間後に採血するのですが、炭酸水で吐きそうだけど吐いたら結果に影響するんじゃないかと思って吐けないし、待合室で長時間座っておくことも辛かった。
結果、妊娠糖尿病と診断され総合病院に転院が決まり、ますます精神的に弱っていきました。

本来なら楽しみの妊婦健診も、道中の車の揺れを我慢しなければいけません。普通乗用車ならまだ揺れが少ないので助かります。


徐々にご飯が食べれるようになってきた頃、良性発作性頭位めまい症を発症。ずっと同じ姿勢でいることで引き起こされるようです。少し首を動かしただけでも景色が回り出し嘔吐。ここら辺はつわりなのかなんだかわけわかめでした。
原因が同じ姿勢でいることなので、食後1時間でも座って起きておくことやめまいが起きるけど首をまわす運動を行っていました。この時はゴールの光が見え始めていたので、早く回復するように頑張っていた記憶があります。


妊娠5ヶ月に入って様々な症状が落ち着いてきたので、夫の待つ家に帰宅。と言ってもすぐには動けないけど、リハビリのようにできることから始めて気がつくと普段通りの生活になっていました。いや、とてもハッピーな妊婦生活を送れるようになりました。(妊娠糖尿病との戦いは最後まで続きましたが)

ただ、今でもシンクやトイレで吐いていた嫌な記憶がフラッシュバックして吐き気がすることはあります。出産よりつわりが辛かったのも事実です。子供は3人授かりたかったけどあのつわりが来るかもしれないと思うと、勇気が出ないのでひとりっ子。

妊娠中から出産後まで大変お世話になったYouTubeが「助産師HISAKOの子育てチャンネル」です。
HISAKOさん自身12人出産した経験も相まって痒い所に手が届く動画が沢山ありますので興味のある方は観てほしいですが、最近つわりのメカニズムが解明された話をされています。原因がわかったそうなんです。自分の気持ちのせいではなかったんですよ!!(イェ~イ)
動画のコメント欄にも十人十色の経験談が書かれているので、同志が沢山いると勇気づけられるかも。

人と比べて自分は軽い重いと考えるのではなくて、自分の気持ちを大事にしてください。妊娠出産の経験は「誰でも一人では生きていけないんだな」「周りに感謝しよう」「迷惑かけた分恩返ししよう」と思えるきっかけになれたらいいなと個人的には思っています。



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