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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(4)小林正巳(毎日新聞記者)

<女性の生き方> 小林 女性を本来、平和主義者として、平和運動の役割を期待されていますが、歴史上実際問題として、戦争の抑止力になっていないように思えるのです。人…

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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(3)小林正巳(毎日新聞記者)

<体制に挑戦する現代青年> 小林 ところで、大人はなにかにつけて、今の若いものは気力がないとか、礼儀を知らないとか言いがちです。もっとも、この言葉は古い世代から次…

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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(2)小林正巳(毎日新聞記者)

<崇高な目的と信念> 小林 環境に勝つ以上に、自分に勝っていくことは、大変なことだと思うんです。私なんかもなかなか勝てませんね。楽をしたいという気持に引きずられて…

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2週間前
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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(1)小林正巳(毎日新聞記者)

<大きな悩み・小さな悩み> 小林  誰でも、青年期には 、いろいろな悩みがあるものですが、「 若き日の日記」を拝見しても“広宣流布” という至上目的に対する悩みはあ…

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3週間前
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忘れまじ嵐の4.24:2008.12.2 各部代表協議会から引用

先日、昭和54年(1979年)に私が第三代会長を辞任した際、全国の同志から、数多くの怒りと悲しみの声が寄せられたことを紹介した。  “大功労者の池田先生が、なぜ辞めな…

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1か月前
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実生活での指導(9)学会員がうけとめるもの「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第37回

教義と指導  創価学会員のなかには、あらゆる階層が含まれているが、池田の指導を学会員はどう受け止めているのだろうか。  前にも書いたように、池田の指導の多くは広宣…

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2か月前
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3.11東日本大震災に思う(2)

 2012年1月,研究留学中の米国のカーネギーメロン大学での最終講演のテーマを「3.11東日本大震災」にした。東部の名門大学である。どんな質問が出るだろうか,福島の原発…

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2か月前
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3.11東日本大震災に思う(1)

 東日本大震災から13年。自分に何ができるか問い続けた13年だった。震災直後に何度か東北を訪問し,2年間は年収の1割を寄付にあてた。聖教新聞に載った被災者の方々の名前…

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2か月前
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実生活での指導(8)現実に立つ指導(3)指導が実る時(2)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第36回

〈 ある会合で 、ピクトルユゴーの小説に触れて 〉  「ワーテルローの戦いで敗れたナポレオンの一戦士はイギリス軍のウェリントン将軍の降伏呼びかけに屈しなかった。ウェ…

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2か月前
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実生活での指導(8)現実に立つ指導(3)指導が実る時(1)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第35回

指導が実るとき(1)  以下は最近の指導会、懇談会などにおける池田の指導の実例である。(指導はやはり信心上の話が中心になるが、一般になじまない純仏法上の話は避けた。…

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3か月前
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実生活での指導(7)現実に立つ指導(2)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第34回

弟子を尊敬する  地方指導に関連して、私がとりわけ感心したのは、学会員の誰に対しても、弟子を尊敬する。子供に対してすら、彼は一度として“会長” の態度で接したこと…

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3か月前
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実生活での指導(7)現実に立つ指導(1)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第33回

会員とのふれあい  「池田会長は雲の上の存在で、一般会員などと会わないのではないか」こんな質問をうけることがある。七百万世帯の会員たちの池田に対する熱烈な支持ぶ…

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3か月前
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実生活での指導(6)”書く”理論の指導「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第32回

「人間革命」と会員  「小説 人間革命」 の第五巻が連載されると報道されてから、私は毎日胸をときめかせて十三日のその日を待っていた。新聞受けの口金がカタッと音を立…

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3か月前
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実生活での指導(5)平等と調和ある人材「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第31回

平等の会員たち  池田にとって学会員はすべて平等であり、共通の目的に向かって全員の団結が何よりも大切である。  創価大学、創価学園は人材育成の面で、池田から将来へ…

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3か月前
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実生活での指導(4)人材の城(2)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第30回

革命の主体  池田は「若き日の日記」につぎのように綴っている 。 「職場も、組合も、時代も、革命も、政治も、教育も、科学も、すべて青年を味方にせずして勝利はない。…

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3か月前
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実生活での指導(4)人材の城(1)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第29回

昭和の生まれ  創価学会のすさまじいエネルギーの秘密の一つを、私は若さにあると思っている。組織自体青年部が中心だし、会長の池田は昭和三年生まれの若さ。 中枢部の要…

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6か月前
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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(4)小林正巳(毎日新聞記者)

<女性の生き方>
小林 女性を本来、平和主義者として、平和運動の役割を期待されていますが、歴史上実際問題として、戦争の抑止力になっていないように思えるのです。人間の半数が女性だというのに、社会的エネルギーになりえない理由をどう考えられますか。たとえば、エゴイズムなど。
池田 いろいろ考えられますが、わが国の場合、長い間の封建体制のため、女性は表面に出 ず、うちにこもって家庭を守り、子供を育てる

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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(3)小林正巳(毎日新聞記者)

<体制に挑戦する現代青年>
小林 ところで、大人はなにかにつけて、今の若いものは気力がないとか、礼儀を知らないとか言いがちです。もっとも、この言葉は古い世代から次の世代へ順送り的なところもありますが。現代の青年について、会長はどのように思われますか。
池田 一部の姿をみて、全体を批判することはできない。無気力だとか、礼儀知らずだとかいうのは、一部分しか見ない偏見ではないかと思う。もちろん、刹那的な

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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(2)小林正巳(毎日新聞記者)

<崇高な目的と信念>
小林 環境に勝つ以上に、自分に勝っていくことは、大変なことだと思うんです。私なんかもなかなか勝てませんね。楽をしたいという気持に引きずられてしまいます。そういう自分に勝つことが「人間革命」になるのですか 。
池田 そうですね。人生のほんとうの戦いは,せんじつめていけば、自分との戦いですね。ある人の言葉に「見えざる敵を恐れよ」という名言がありますが、この「見えざる敵」とは
 結

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対談 池田大作は語る:後へ続くひとのために(昭和44年)(1)小林正巳(毎日新聞記者)

<大きな悩み・小さな悩み>
小林  誰でも、青年期には 、いろいろな悩みがあるものですが、「 若き日の日記」を拝見しても“広宣流布” という至上目的に対する悩みはあっても、私生活にまつわるような、小さな悩みはうかがえませんね。経済的に苦労されても、貧しさが少しも惨めさにつながっていないというのでしょうか。たとえば、「今日は生活費、逼迫す。金欠病となる。いやはや」といった具合に、全然、じめじめしたと

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忘れまじ嵐の4.24:2008.12.2 各部代表協議会から引用

先日、昭和54年(1979年)に私が第三代会長を辞任した際、全国の同志から、数多くの怒りと悲しみの声が寄せられたことを紹介した。
 “大功労者の池田先生が、なぜ辞めなければならないのか。学会の首脳は何をやっていたのか”──こうした悲憤の声が、手紙や電話で寄せられた。その数は、直後だけでも、およそ8,200から8,300になる。
 この時に、同志の皆様が寄せてくださったお手紙は、すべて大切に保管して

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実生活での指導(9)学会員がうけとめるもの「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第37回

教義と指導
 創価学会員のなかには、あらゆる階層が含まれているが、池田の指導を学会員はどう受け止めているのだろうか。
 前にも書いたように、池田の指導の多くは広宣流布、王仏冥合の理念をはじめ、身近な社会生活に至るまで日蓮の教義に直接もとづくか、そうでなくても、その思想を根本として現代に適応させて説く。
 そして、学会員は池田によって日蓮の教義を現実の生活の上で、どうとらえるかを知るのである。
 十

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3.11東日本大震災に思う(2)

3.11東日本大震災に思う(2)

 2012年1月,研究留学中の米国のカーネギーメロン大学での最終講演のテーマを「3.11東日本大震災」にした。東部の名門大学である。どんな質問が出るだろうか,福島の原発事故に対する質問は絶対出るだろう,何をどう話せばいいのか,祈りながら考えに考えた。死亡者数や経済損失を数字で示しても心に響かない。かと言って,被害の悲惨さを伝えるだけでもダメだ。

 祈りながら考えに考えた結論は,誰にでも絶対にあ

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3.11東日本大震災に思う(1)

3.11東日本大震災に思う(1)

 東日本大震災から13年。自分に何ができるか問い続けた13年だった。震災直後に何度か東北を訪問し,2年間は年収の1割を寄付にあてた。聖教新聞に載った被災者の方々の名前を毎日ノートに書きだして題目を送った。それぐらいしか,私にできることはなかった。ほどなくして東北文化会館の建設が発表になり,本当にうれしかった。祈った。

 2016年11月仙台出張の前日,会館落成を新聞で知った。出張の合間に一目会館

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実生活での指導(8)現実に立つ指導(3)指導が実る時(2)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第36回

〈 ある会合で 、ピクトルユゴーの小説に触れて 〉
 「ワーテルローの戦いで敗れたナポレオンの一戦士はイギリス軍のウェリントン将軍の降伏呼びかけに屈しなかった。ウェリントンも心の底では、この無名の戦士のあっばれさに勝つことができなかった」
 「自分の置かれた立ち場に使命を感じ、生き甲斐を知ることが最も大事なことだ。平凡な姿のなかに偉大なエンジンが動いている人だからである。人生の最後の勝利というもの

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実生活での指導(8)現実に立つ指導(3)指導が実る時(1)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第35回

指導が実るとき(1)
 以下は最近の指導会、懇談会などにおける池田の指導の実例である。(指導はやはり信心上の話が中心になるが、一般になじまない純仏法上の話は避けた。)

<M大学会で、革命児として生きてゆく道を教えてくださいとの問いに>
 「われわれは、ともすると過去の先入観、過去の事象に観念的にとらわれてしまう。過去は一つの参考として見ていくことは大事だが、未来も同様な方程式でいくと決めるのは、

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実生活での指導(7)現実に立つ指導(2)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第34回

弟子を尊敬する
 地方指導に関連して、私がとりわけ感心したのは、学会員の誰に対しても、弟子を尊敬する。子供に対してすら、彼は一度として“会長” の態度で接したことはなかった。彼と握手しながらお辞儀をする学会員に「握手をして頭を下げたりする必要はないんですよ。もっと胸を張りなさい」
また、ある指導会で質問に立った女性が「私は班担をやらしていただいています」というと、すかさず「一銭ももらっているわけで

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実生活での指導(7)現実に立つ指導(1)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第33回

会員とのふれあい
 「池田会長は雲の上の存在で、一般会員などと会わないのではないか」こんな質問をうけることがある。七百万世帯の会員たちの池田に対する熱烈な支持ぶりだけから、池田が神格化された存在だと思っている人は意外に多い。
だが、実のところこのぐらい幅広く一般の会員たちと会い,対話をかわしている指導者はいないだろう。国内は、北は北海道の僻地から、南は沖縄まで、何度かにわたってくまなく指導に歩き、

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実生活での指導(6)”書く”理論の指導「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第32回

「人間革命」と会員
 「小説 人間革命」 の第五巻が連載されると報道されてから、私は毎日胸をときめかせて十三日のその日を待っていた。新聞受けの口金がカタッと音を立てたとき、思わず飛び上って、新聞をとりにいった。無我夢中で読んだ。そしていいようのない懐しさをおぼえた。昨年七月から数えて約九ヵ月である。私はなんだかその九ヵ月の間、空白のような物足りない思いであったように感じた。それがいま満ちてくるよう

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実生活での指導(5)平等と調和ある人材「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第31回

平等の会員たち
 池田にとって学会員はすべて平等であり、共通の目的に向かって全員の団結が何よりも大切である。
 創価大学、創価学園は人材育成の面で、池田から将来へ向けてより大きな期待をかけられることは間違いない。しかし、創価学会員の膨大な人口からみれば、ここに入れる子弟は極限されることになる。だから池田は「若い人は創価大学の通信教育をやりなさい。そして男も、女も、全員大学を出なさい」という。そうい

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実生活での指導(4)人材の城(2)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第30回

革命の主体
 池田は「若き日の日記」につぎのように綴っている 。
「職場も、組合も、時代も、革命も、政治も、教育も、科学も、すべて青年を味方にせずして勝利はない。青年を味方にするか、敵にするか、すべての戦いの勝利の鍵である」
 創価学会のめざす革命においても青年が主体である。池田はとくに、全国で二十万を越えるという学生部の将来に期待し、四十一年の学生部総会でつぎのように講演している。
「私は学生部

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実生活での指導(4)人材の城(1)「現代人物論 池田大作」小林正巳著(昭和44年9月25日)第29回

昭和の生まれ
 創価学会のすさまじいエネルギーの秘密の一つを、私は若さにあると思っている。組織自体青年部が中心だし、会長の池田は昭和三年生まれの若さ。
中枢部の要職は、生まれでいえば昭和の一桁組。ほとんどが三十代の中ごろ。教学部長の要職も、一挙に二、三十年若返って昭和の二桁組から抜擢されている。
 公明党にしても、上の方の幹部クラスは大正の後半が一人だけ、あとはすべて昭和の一桁組。そこに 送り出さ

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