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2019/4/10

『支援者は無能!』といっていたシンポジウム登壇者の真意は何だったんだろう?

私が思う福祉業界支援者が無能な真意とは。

今私が思う無能な支援者とは
○自分の効率で仕事をする支援者。
→当事者優先になるとおのずと支援者は動かざるを得なくなるが、個別支援とはそういうもの。当事者優先か支援者の効率優先かで良い支援者かどうかわかる。支援者チームの力量の差も出てくるだろう。

○資格を持っている=当事者のことをわかっていると勘違いしている支援者
→わかった気になっていると当事者にはよりそえない。わかっているとお持っている支援者は自分の知識を超える対応はできない。そして、当事者と話す時間を持たない。ということは当事者を知ろうとしていない。当事者と話さないことでどうして個別支援ができるんだろう?
資格を持つわかった気になっている支援者より、資格を持たずわからないから当事者を知ろうする被資格保持者の方が有能だ。
○一番偏見を持っているのは当事者であり、次に支援者である。
→障害者であることを卑屈に思っている当事者は障害者に対して偏見を持っている。そして、障害者に関わる支援者も問題行動に焦点をあて、なぜそうなったのかという背景を見ることができない。
問題行動や発言にはたいてい個人の理由がある。その原因を見極められない支援者は無能だ。問題という表面的なものを解決しても原因を解決しないと同じ問題を繰り返す可能性が多い。
○地位と名誉お金優先の支援者
→私の知り合いにもこのタイプは多い。
当事者にか関わる時間より、注目を浴びている支援者の話をしきりに聞きに行く支援者。
たとえば、イタリアトリエステの病院解体、フィンランドラップランドのオープンダイアローグ、北海道のベテルの家。
成功例を学ぶのは大切だが失敗例を学ぶことも大事だ。成功例と失敗例には地域性も含まれるので、成功例の中の何が使えるか、地域性の違いによって新たに必要なものは何かを吟味する必要がある。
始動したら、修正を繰り返し独自の形を模索する必要がある。
○頭の硬い支援者
→自分の価値観で動く支援者には個別支援ができない。相手の価値観を受け入れることもできず当事者の背景を考えるスキルがなく寄り添えない。
正しいことは沢山あるのだ!

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朝は7時起床。
掃除洗濯朝食。
今日は☔そして寒い。

教室に来た児童は5人
個別チャレンジタイムでは私達のグループはひらがなの練習をした。
Uグループは『ロコモ体操』
Sグループは人形を使ってお買い物レクチャー

集団チャレンジタイムでは『だるまさんがころんだ』
ここでトラブルのけんか。叩かれた男の子がわーんと泣いた。
喧嘩の2人を連れて
・どっちが先に叩いたのか?
・何故叩いたのか?
お互いの言い分を聞くと、叩いた女の子
『変態発言したから。3回目したから叩いた。2回は許した。“仏の顔も3度まで”3度目言ったから叩いた。』
私『言わんといて、辞めてっていった?』
女の子『言ったけどまた変態発言を言ったから叩いた。』
私『辞めてって言ってるのになんでやめへんの?辞めてって言ってるのに辞めないのは良い事悪いこと?』
男の子『悪くない。』
私『じゃあHくんは鬼ごっこでいつも鬼って言われたらどう思う?』Hくんは鬼になることを異常に嫌がる。
男の子『嫌や!』
私『ずっと鬼やでって言われてHくんが“いやや”ってゆっても鬼って言われたらどう思う?』
男の子『いや。。。』
私『じゃぁ辞めてっ言ってることは良い事悪いこと?』
男の子『悪いこと。Nちゃんだけじゃなくて、他のお友達が辞めてって言ったら辞めなあかんけどできる?』
男の子『できる』
私『じゃ遊んでおいで。』
今、女の子に謝らせてないことに気づき私は反省。
そして女の子に
私『Nちゃんは間違ってない事を言ってるけど叩いたら負けやで。』とかつて会社でトラブルが有り、今回の状況と似ていて手をだした方が会社を辞めたことを話した。
Nちゃんは頭が良く正義感が強いので、違ったことに怒る。
私『今度叩きたい気持ちになったら言いに来て。』
女の子『言いに行ったらどうするの?』
私『今回みたいに話す。話し合い。どちらの話も聞いて何が悪いか両方に話すから。腹が立っても殴るのを我慢して言いに来て!』
女の子『わかった。』

発達児童は伝えることが苦手なので行動を起こした原因は本人の中では繋がっていることが多い。それを聞き出すスキルは必要だ。
彼らはわかってもらうことも難しく生きづらさからも問題行動をする。信頼できる人間が必要なのだ。

私には子供はいないが、だからこそ親になった人より子供の気持ちはわかるのかもしれない。
親の気持ちも少しはわかるが、真意は親から聞けばいい。言葉にできない子どもたちの声をいかに他者に伝えることができるかは児童支援者としてはかなり上位の大切なことだと思った。
そして、子供のいない私が(結婚もしません)子供を育てる支援ができていることに感謝しています。

ことも苦手だった私が子供好きになる機会を与えてくれて私もまた嬉しい。

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