岡上 容士

高知市在住の、フリーの校正者です。

岡上 容士

高知市在住の、フリーの校正者です。

最近の記事

「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第23回で取り扱われている範囲で)

岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。   私の連載の内容につきましては、第17回の「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第17回で取り扱われている範囲で)」の冒頭で記しましたので繰り返しませんが、

    • 「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + Hendiadyoin (二語一想)の文例

      岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。 頭木さんのネット上の連載に合わせて、今頃に出さなくてはいけませんが、今回もまだ仕上げることができておらず、間に合いませんでした。毎回お読みいただいています方々には、今回も申

      • 「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第22回で取り扱われている範囲で)

        岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。   私の連載の内容につきましては、第17回の「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第17回で取り扱われている範囲で)」の冒頭で記しましたので繰り返しませんが、

        • 「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + 「流刑地にて」において翻訳の解釈が分かれている箇所(5箇所のみ)

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。 いつもですと、頭木さんのネット上の連載に合わせて、今頃に出しているのですが、前回に続いて今回も、多忙のためにまだ書くことができておりません。毎回お読みいただいています方々に

        「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第23回で取り扱われている範囲で)

        • 「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + Hendiadyoin (二語一想)の文例

        • 「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第22回で取り扱われている範囲で)

        • 「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + 「流刑地にて」において翻訳の解釈が分かれている箇所(5箇所のみ)

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第21回で取り扱われている範囲で)

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。 私の連載の内容につきましては、第17回の「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第17回で取り扱われている範囲で)」の冒頭で記しましたので繰り返しませんが、今

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第21回で取り扱われている範囲で)

          「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + 「雑種」に関する記事

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。 いつもですと、頭木さんのネット上の連載に合わせて、今頃に出しているのですが、今回は多忙のため、まだ仕上げることができておりません。毎回お読みいただいています方々には大変申し

          「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + 「雑種」に関する記事

          カフカの「雑種」における、原書の版による違いと、翻訳の解釈が分かれている箇所

          今回は、カフカの短編作品の中でも私が特に好きな「雑種」に関して、原書の版による違いと、翻訳の解釈が分かれている箇所を見ていきたいと思います。 この作品が書かれた年月は、資料によって、1917年の3月または4月としているものと、同年の4月としているものと、同年の5月から6月にかけてとしているものとがあります。カフカの諸作品が書かれた年月に関しては、このように資料によって微妙な違いがある場合が少なくありませんが、専門家でない私には、どれが正しいかを判断することはできません。 また

          カフカの「雑種」における、原書の版による違いと、翻訳の解釈が分かれている箇所

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第20回で取り扱われている範囲で)

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。  私の連載の内容につきましては、第17回の「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第17回で取り扱われている範囲で)」の冒頭で記しましたので繰り返しませんが、

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第20回で取り扱われている範囲で)

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第19回で取り扱われている範囲で)

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。今回は多忙でしたためとは言え、いつもよりだいぶ遅れましたことをお詫びいたします。 私の連載の内容につきましては、前々回の「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第19回で取り扱われている範囲で)

          「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + 翻訳「仮面舞踏会」

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。   いつもですと、頭木さんのネット上の連載に合わせて、今頃に出しているのですが、今回は多忙のため、まだ書くことができておりません。毎回お読みいただいています方々には大変申し訳

          「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」に関してのお知らせ + 翻訳「仮面舞踏会」

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第18回で取り扱われている範囲で)

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。 なお、頭木さんの連載は、前々回までは雑誌『みすず』に掲載されていましたが、前回からオンラインマガジンの『WEBみすず』に掲載されるようになりました。私の連載は、第13回まで

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第18回で取り扱われている範囲で)

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第17回で取り扱われている範囲で)

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」という、この連載も書かせていただいています。 なお、頭木さんの連載は、前回までは雑誌『みすず』に掲載されていましたが、今回からはオンラインマガジンの『WEBみすず』に掲載されるようになりました。私の連載は、第13回まで

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第17回で取り扱われている範囲で)

          番外編〈2〉:カフカの「通りに面した窓」において、翻訳の解釈が分かれている箇所

          文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが雑誌『みすず』に連載なさっていた「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の第16回に、「通りに面した窓」という小品が出てきました。この小品は、カフカの短編集『観察』に収録されています。ごく短いですがかなり難しく、訳によって解釈が分かれている箇所がかなりあります。 「変身」とは勿論全く別の作品ではありますが、せっかく頭木さんの連載に出てきましたから、今回はこれの全文を取り上げて、何箇所に関して、訳による解釈の違いを見ておいてから、私なりの分

          番外編〈2〉:カフカの「通りに面した窓」において、翻訳の解釈が分かれている箇所

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第16回で取り扱われている範囲で)

          岡上容士(おかのうえ・ひろし)と申します。高知市在住の、フリーの校正者です。文学紹介者の頭木(かしらぎ)弘樹さんが雑誌『みすず』に連載なさっている「咬んだり刺したりするカフカの『変身』」の校正をさせていただいており、その関係で、「『変身』において翻訳の解釈が分かれている箇所」というコラムも書かせていただいています。『変身』の諸訳による解釈の相違にご興味がおありでしたら、お読みいただけましたら幸いです。 なお、以下に※で列挙しています凡例(はんれい)的なものは、初めてお読み下

          「変身」において翻訳の解釈が分かれている箇所(連載の第16回で取り扱われている範囲で)

          番外編:「変身」第Ⅲ部の、ある箇所の解釈について

          「変身」の第Ⅲ部の、はじめから少し進んだ箇所では、以下のように書かれています。ですが、ここを読む前に、ここまでの状況をごく簡単に記しておきます。 グレーゴル(原田義人〔よしと〕訳では「グレゴール」)がこのように虫になってしまったために、彼の家族たちは働かなくてはならなくなります。その疲れもあって、家族たちはグレーゴルに前ほど関心を払わなくなります。彼の世話は引き続き妹のグレーテがしていますが、彼女も店員として勤めに出るようになっていたこともあり、グレーゴルへの世話の仕方も次第

          番外編:「変身」第Ⅲ部の、ある箇所の解釈について

          カフカの「変身」の英訳リスト

          2023年7月15日修正 2024年5月14日修正 2024年8月9日  1つ追加(Mark Harman 訳) 2024年8月17日  若干の追記と、2つ追加(Lundberg 訳と Sanchez 訳:ただし、いずれも入手困難) 2024年9月2日  1つ追加(David Gildea 訳) このリストは、これまでは頭木(かしらぎ)弘樹さんのブログに掲載させていただいており、感謝いたします。そしてこのたび、私の note にも掲載することになりました。 (2024年8

          カフカの「変身」の英訳リスト