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2つの「異変」 - 10年米国債のタームプレミアムと「イールドスプレッド」がプラス圏へ
「金利」に関してマーケットで2つの「異変」が起きている
1つは10年米国債のタームプレミアム(期間リスクによる上乗せ金利)。通常なら5年より10年、10年より20年と不確実姓が増すわけで、期間が長くなるほど "プレミアム" が付く。この2年間続いた「逆イールド」の方が稀であり、また「コロナ危機」後の+100兆円単位の ”超金融緩和” でマイナス圏へ "ディスカウント" されていた事の方が異常
やっと始まる日銀の「QT」(量的引締)
10/1から日本は2024年度下半期入り。住宅ローンの変動金利が上がったり油が値上げされたり「お金」周りは色々変わるが、円金利市場でも大きな "変化" が起きる。先の決定会合で予告された通り日銀の「国債買入オペ」が月額▼4,000億円減額される( ↑ 標題添付)
年計算の買入額は60兆円を割り込み(58.9兆円)、保有国債の年間償還額を下回る。これでやっと日銀による「QT」(量的引締、Qua