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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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記事一覧

ヨーロッパでも燻る「インフレ」の ”種火” ー 世界は「お金」の取り合いへ

 (参照) やっぱりアメリカで燻る「インフレ」の ”種火” Ⅱ。|損切丸 (note.com)  続…

損切丸
1日前
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続・「高金利時代」再び? - もう期待できない日本の「バズーカ」

 「レンジ相場」で仕掛ける第2の「キャリートレード」 ”ボラティリティー・ショート” |損…

損切丸
3日前
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「レンジ相場」で仕掛ける第2の「キャリートレード」 ”ボラティリティー・ショート”…

 何だか相場が急に大人しくなってきた。ドル円に関しては「介入」警戒で上値に蓋をされている…

損切丸
3日前
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さあ何を買う?「AI」ー ドルかユーロか、ナスダックか日経か、それともBTC?

 日本なら日銀短観に相当するPMI( Purchasing Managers' Index、購買担当者景気指数)の反転…

損切丸
7日前
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11年振り「国債買入」オペの "札割れ" ー 銀行は何を考えているのか

  "札割れ" を大分久しぶりに見た。通常だと「国債買入」の "札割れ" は「銀行が国債を持って…

損切丸
8日前
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「円安」が「円高」を呼ぶ ー 「キャリートレード」だって本当は怖い

 これは20年程前「損切丸」が勤め先のロンドン本社で行ったプレゼンの中の一節。当時はドル円…

損切丸
10日前
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「金利」は時に「為替」より怖ろしい

 突然出てきたこのニュース。ほとんどの日本人は「?」だったかもしれない。だが筆者のように外資系、特に「金利」に関わったある者なら「やっぱりね...」が正直な感想。外債絡みの地銀の損失は報じられていたが、やっと ”本丸” が出てきた  外債セールスの連中はこれを合い言葉にせっせと "N" 参り。どんなジャンク債でも「金利」が高ければ買ってくれる、いわば "ラストリゾート" 的外債投資家だった。構図から言えば高利回りで売りまくって破綻した ”カボチャの馬車” ソックリなのだが

まるで ”蜜に群がる蟻” ー AIは「円安」パターンを学習してしまった(?)

 前稿.遂に「ドル売り」転換? ー 怖いのは日銀の "心変わり" (再び)|損切丸 (note.com…

損切丸
2週間前
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遂に「ドル売り」転換? ー 怖いのは日銀の "心変わり" (再び)

 注目の4月米CPI。指標発表前に既にユーロドルを中心に「ドル売り」に転じていたが、変動の大…

損切丸
2週間前
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金利の ”着地点” と「中立金利」

 こうして時系列で「イールドカーブ」を追っていると、世界の国債金利、特に長期金利は随分収…

損切丸
2週間前
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「ドル高」の死角 ー 「国」から「個人」の時代へ

 日本の財政も大概だがアメリカも凄い事になっている。米政府の年間利払い額が▼1兆ドルを突…

損切丸
2週間前
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(それでも)まだもの凄い「金融緩和」- やっと日銀が "動いた" 。大事なのは「数値…

 まだまだもの凄い「金融緩和」-まるで昭和の ”牛歩戦術” 的「利上げ」|損切丸 (note.com…

損切丸
2週間前
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続・もう「円安」だけで「日経平均」は買えない - 「円安・株安・債券安」の最悪の…

 もう「円安」だけで「日経平均」は買えない - 「円安」を止める "鍵" |損切丸 (note.com…

損切丸
3週間前
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先に手を出せ! ー 最後は「科学」と「合理性」

 東京ドームにおけるボクシング興行はあのマイクタイソン戦以来実に34年振りという。それもこれも井上選手というスターが出てきたからで、日本ボクシング界も随分苦労してきた。久々に生中継を見たが良い試合だった  派手な逆転KOシーンに目が行きがちだが、筆者が最も感銘を受けたのが1回に逆にダウンを取られたシーン。試合後井上選手が:  今まで一度もダウンを喫した事がなかったのにカウント8まで片膝をついて ”休んでいた” 。まさに "真のプロ" 。咄嗟に出来る事ではない  これは1