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精神障害を拡大させた真の原因



向精神薬の基本的な作用は「知覚」「思考」「記憶」に影響を与えます。これは麻薬でも同じことが言えます。

実際に法律上も「麻薬および向精神薬取締法」という法律で麻薬と向精神薬は同じ作用・影響を呈するものとして括られています。両者の違いは製造・流通過程の違い程度です。

知覚ゼロ・思考ゼロ・記憶ゼロという状態は死を意味するわけですが、向精神薬は明らかに人々を「ゼロ」の方向に導きます。

典型的な例が「睡眠薬・睡眠導入剤」などと呼ばれているものですが、これらのクスリが作用している際に生じていることは睡眠ではなく「催眠」あるいは「気絶」という状態です。ですから、人は状況をコントロールすることができず、適切な寝返りが打てず完全な無動になってしまったり、一方、夢遊状態(勝手に歩き出すことも…)などになってしまうことも生じます。睡眠導入剤などを飲まされている高齢者が夢遊状態になると「徘徊」などとも呼ばれます。生じていることはクスリの作用によるものなのに…。


精神科病院では入院中の患者に対して睡眠導入剤を飲ませていることが多いようです。これは病院運営者の手を煩わせない…という目的で使用されていることも多いようです。しかし「夢遊症状」が起きることを知ってか知らずか、精神科病院内を夜中に動き回る患者がいると「身体拘束」や「保護室での監禁」に至るのです。

自らの手で悪化させ、それを治療すると称して「縛る」「閉じ込める」…。これが日本全国の精神科病院で行われていることです。
そして、日本に於いては長期入院が常態化されています。

精神科医たちに精神障害を治す術がないからこそ「平均入院期間250日以上」などという状況に至っているのです。

精神障害…。誰が精神障害を拡大させてきた真の原因なのでしょう? それは精神科医たちだということです。


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