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【インドネシア】生け花から感じた静と動

2023年春、家族でインドネシアに赴任しました。
人生初の海外生活。滞在期間は数年の予定。
初めての街での期間限定の日々の気づきと発見を綴ります。

今日は日本人駐在妻仲間のCさんに体験させていただいた生け花のお話。

1度目に感じたのは「静」だった

生け花という日本文化。
もちろん知っていたし、見たことはあったけど、やったことがなかった。

そんな生け花を人生初体験させてもらったのは、日本ではなくインドネシアでした。

初めて体験した時に知ったのは、生け方にルールがあることでした。「真、副、控」という3本のメインのお花を生けること。長さや生ける方向や角度にもベースとなるルールがあるのだそう。(そんなこと全然知らなかったよ、私。。。)

そして何より印象に残ったのは、何もない空間をつくるということ。中心となる真と、低い位置に添えられる控にはかなりの空間が空くのです。
その空間を埋めない、あえて何もない余白を残す美しさ。みたいなものを大事にするんだと感じました。

この日の私の感想はこちら

お花を生けるときのルールや考え方にとっても日本らしさを感じました。空間を楽しめる余白のある人生を。

そう、いま考えるとこの時感じたのは明らかな「静」だったのです。

2度目に感じたのは「動」だった

5ヶ月ぶりに体験した2度目の生け花。
私は前回感じた静がそのまま頭の中に残っていて、シンプルに空間を意識した生け方をしたのです。しかも、その空間は写真に収めたように正面からみた空間でした。

私の生け方をみて、Cさんが手を添えてくださったのは、前後の空間を使うこと。控の大きな葉を横ではなく斜め手前に差し出し、副のひまわりの目線を真正面から斜め45度内側ぐらいに向けて、真のけいとうというお花も90度回して花の表情を見せてくれたのです。

真っ直ぐに優等生のように前を向いていたお花たちが、顔お見合わせておしゃべりし始めたような感覚。

お花そのものは変わっていないのに、なんだかその空間が一気に暖かくなって、賑やかになって、楽しげになったのです^^

この時私が感じたのは「動」。お花も動いていいんだぁ!お花にも表情があるんだー!だということ。

イメージが180度変わった不思議体験

たった人生2度の生け花体験。
静から動へと180度も印象が変わったことに私自身がとっても驚きました。

奥が深い、、といえば簡単なんだけど、どうもその一言で表すのはもったいなくて。

おそらく私が感じた面白さは、自分の中にあった枠をすっかり外された面白さ。3回目もまた違う感覚を得ることが出来るのかもしれない。自分の枠が広がるかもしれない期待。むしろ自然のお花を使っているのだから、同じこと一度もないのだろうけど。

いや、でもそれは、日々の生活だってきっと同じで。同じ日なんて1日もない。だからきっと日々は面白い!
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2度も貴重な生け花体験をさせてくださったCさんに心からの感謝を✨
またいつか、生け花やってみたいです!!

2024年3月。さとゆみゼミ4期の仲間と共に始めた#note1000日チャレンジ
18投稿目。今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!