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ヨソはヨソココはココ〜学童保育と放課後の生活〜#13

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今までのヨソココは、こちらから!

学童は、学校が終わってから家に帰るまでの生活の場だ。
決して「預かる」だけの場所ではいけない。

皆さんは、「生活する」とはどんな事を想像するだろうか。

食べる、寝る、遊ぶ、働く、寛ぐ、運動する、勉強する、etc…

我が子達の学童を覗くと、
放課後、「ただいまぁー!」と子供達が帰ってくる。
すると、みんなが「おかえりー!」と返す。
これは、やれと言われた訳でも、ルールでもない。
自然に口から出るのだ。
(子供たちが言うのだから、嘘ではない)

そして、おやつまで思い思いに過ごす。
宿題を終わらせる子。
カバンをロッカーに入れると即外遊びに行く子。
寝転んで漫画を読む子。
疲れて寝てしまう子。
工作を始める子。
部屋の隅でコソコソお喋りしている子。

おやつは普通の市販菓子も多いが、手作りのおにぎり、焼きそば、そんな軽食も出たりする。
子供達の人気は、夏冬問わず豚汁らしい。

生活には、ルールも付きもの。
家でも、何かしらルールがあると思う。
おやつの準備もその後の掃除も。
みんな家と同じように、ルールにそって動いていく。

これって、普通そうで普通ではない。
毎日過ごすうちに染みついた「生活」の一部なのだ。

もちろんケンカもする。
きょうだい喧嘩みたいなものだ。
指導員は、その時々に応じて見守ったり、助言したり。
きょうだいだから、喧嘩してもすぐ仲直りだ。
ネチネチ引き摺る事もない。

生活の場であるから、親も預けるだけではない。
そこに学童の親の役割がある。
学童入所前、学童をよく知らない人、これを「負担」と考える。
だけど、よくよく考えてみよう。

子供の生活の場。
ということは。
親も同じく生活の一部になるのだ。

学童での親の負担をメリットに変えてみよう。

同じ働く親なので、境遇は一緒だ。
お互い出来る事を調整しながらやればいい。
学校の役員などは、それがなかなか難しい。
(今は、働く保護者も多いので理解が進んできてはいるが…)

子どもがきょうだいなら、親がらみたらみんなが自分の子どもと考えていい。
(もちろんあくまでも、だが。)

学校行事等でとにかく同じ状況の知り合いが増える為、情報共有が莫大になる。
(写真なども、自分の子でなくても撮ってしまう!)
授業参観等、平日行けない行事の時、他の保護者が状況を報告してくれたりする。
今は学校も、だいぶそういう子の負担にならない行事にしてくれているが、それでも知り合いがいるのと居ないのと、子どもにとっては気持ちが違う。

高学年になれば、あまり気にしなかったりするが、
(むしろ来るなオーラを出す子もいるだろう)低学年だと、保護者が来るのは嬉しい。
それでも、働いている家庭はどうしても都合が付かない時がある。
ガッカリする子もいるだろう。
参加した保護者が、ごくごく普通に不参加の保護者の子も観ているのだ。

簡単にいえば、親同士も親戚みたいなものだ。

お母さん方は、比較的簡単に知り合いを作れるだろう。
だが、お父さん方はなかなか子どもの父親同士で仲良くなる事は少ないだろう。

うちの学童のお父さん方は、盛り上がりが半端ない!
よく、お父さん達で飲みに行っているらしい。

保護者も子どもの話はもちろん、仕事の話、趣味の話、健康の話、そんな事を普通に話せる、
「自分の友達」
ができてしまったりする。

よく、学童の話をする時に「親同士の横の繋がり」と言うワードが出る。
横の繋がり…本当に大事。
でも、それを強要してしまうと、単なる「負担」にしかならない。

それを「友達」に変換できるのが、本来の学童の理想型だと思うのである。

子どもがきょうだいなら、親も親戚。

そんな風に考えて、学童を見守れる事が理想だ。

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