E124: 飲めないのに幹事やってました
私はですね、
基本的にお酒が飲めない人間なんです。
200mlくらいでトイレに駆け込んだり、
奈良漬けでひっくり返ったり、
ウイスキーボンボンで舌が回らなくなったり、
どうもアルコール自体に体が過剰反応してしまうみたいです。
下手すると死んでしまうので、アルコールは控えるよう医者に言われました。
私の場合、酒の席では、基本的に濃いめのカルピスを出していただければご機嫌でいられるのです。
と言いましても、甘いのばかりではダメなので、時々ウーロン茶とか挟んで、あとはジンジャーエールとかそういうもので、私は場を楽しむことができます。
私も歳を重ねましたし、無理強いしてはいけないという時代に変わりましたので、今は天国ですが、「俺の酒が飲めねぇのか!」みたいなわけのわからない奴がいて、若い頃は苦労しました。
てめえの酒であろうが、誰の酒であろうが
飲めないんだっつうのよー!笑
酒が飲めないくせに、学生時代から数えきれないくらい、飲み会の幹事をしました。
当日、サプライズをするために、
サプライズ「する側」と「される側」を分けて、
2通りのメールを作成して、別々に送ったり、
集合時間をわざとずらして
お店側に連携をお願いしたり、
会費の集め方も、2通りにしたり、
今から考えれば、よくあんなややこしいことをやっていたものだと思います。
で、数年前の世の中の情勢もあって
私は完全にこのような立場から引退することにしました。
はい、もう疲れたんです笑
本当に食事をしたい人と、2人とか3人で
ゆっくり楽しむ。そういうやり方に
変わってきた気がします。
後輩も誘わなくなりました。
誘うのをやめたきっかけは
コロナ禍前の2019年秋
当時、仲良く仕事をしていた
メンバーの1人に声をかけたんです。
返ってきた答えは
「それは、どういう主旨の飲み会ですか?」
当日、いきなり声をかけた私が悪かったのかもしれません。彼は、その日は断りました。
でも、なんとなくそれだけの理由ではない気がしたんですね。
だから、それ以降、私が彼を誘うことはありませんでした。
もちろん、向こうからも「行きましょう」と言われることはありませんでした。
だからといって、気まずくなる事は一切ありません。
彼とは今でも仲良く仕事をしております。
これは誰が悪い、とかではなく
やっぱり時代が変わったんだなと思います。
飲み会に「主旨説明」が必要になったわけです。
そういう時代になったということなのでしょう 笑
今は
一緒に行きたい人は向こうから言ってくれるし、
私があれこれ考える必要もなくなりました。
寂しいか、と言われると
これが実は、まったく寂しくありません。
今の正直な気持ちを話すと
「あの頃は、あの頃で楽しかったけど、
今はだいぶ気が楽になった」です。
職場のフォーマルな忘年会も
昔は出てたのですが、
全面中止のここ数年を経たことで
最近はめんどくさくなってしまいました……。
ま、そもそも私、酒飲めませんからねぇ笑
幹事なんかやると
(グラス空いてるなあ)とか
(あの人楽しんでるかな)とか
いろいろ気になってしまうので、
そういうのから解放されて
なんだか気楽になったんですよね。
本当に話したい人と、ゆっくりご飯を食べる。
今は、そんな50代を楽しんでいます。
皆さんは減りましたか?
飲み会……
【66日ライラン 39日目】
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