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ひとり旅の良さは「曲がりたいと思った角を突然曲がれること」だと思う。

ガソリンを入れにコストコへ行ったついでに店内に入ったら、人の多さにビビって早々に出てきたオカダですけれども、こんにちは。
12月後半のコストコなんて行くもんじゃないわ。


さて。
先日ある女性と話していた時のこと。

私が日本縦断をしていることを知っている彼女は「あれって、ひとりで旅してるんだよね?ひとり旅ってさみしくない?何がいいの?」と聞いてきた。

咄嗟に出た私の答えは「曲がりたいところで曲がれること」だった。
「そこ?!」と驚かれたけど、多分それが本当に私の気持ちだと思う。


こう見えて(どう見えてるのか分からないけど)意外と気遣い屋さんなので、人と一緒にいると「相手がどうしたいか」を考えてしまうことが多い。

もちろん、自分の行きたいところ・やりたいところも申告するし、わがままを言うこともあるけれど、やっぱり人といる以上100%自分次第ってわけにはいかないし、急に「ここ曲がりたい」と思って曲がることはなかなかできない。

でも1人だと、急な予定変更もできるし、何か気になるものを見つけたらそっちに直行することができる。

たとえば、東北を1人で旅していた時。
運転していたら道の向こうに菜の花畑が現れたので、進路変更して畑の路肩に車を止めて撮影した。

もし一緒にいる子が写真が好きだったら「菜の花綺麗だから、ちょっと見ていこう」と立ち寄れたかもしれないけれど、興味のない子と一緒だったら「綺麗だなあ」と思いながら通り過ぎるかもしれない。

日々の食事も「今日はもうコンビニでいっか」と済ませることもある。
でも人と一緒にいたら「どうする?今日はコンビニで済ませちゃう?どこかお店行く?どこがいいかなあ?」って感じで毎回決めなきゃいけない。

そういう時、気にせず勝手気ままにできるのが「ひとり旅のいいところ」だなあと思う。


じゃあ、旅はいつでもひとりでいいのかって言われると、それはやっぱり寂しい。

日本縦断の旅の間(毎回だいたい5日間前後)も、必ず1日2日は誰か友達と一緒に行動している。

やっぱり人と一緒にごはんを食べるのは楽しいし美味しいし、素晴らしい景色を見て誰かと「綺麗だね」と感動を分かち合えるのは嬉しい。

そして「バイバイ」って別れる時は、いつもちょっと寂しい。


つまり「ひとり旅」の良さも「誰かとの旅」の良さもどちらもあると思うし、これからもどっちも楽しんでいけたらなあって思う。

次の旅は来年の春頃。
ひとりかな。誰かと一緒かな。どっちかな。



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