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鑑賞*春ともし薩摩切子にブランデー

長谷川信之

グラスには、幕末に薩長に対する幕府側についたフランス生まれのブランデー。

当時の薩摩切子にこんな組み合わせがあったろうか。

春燈の下でブランデーの琥珀色がグラスに滲む。

百五十年を経て実現した色の融合と文化の融合。

(岡田 耕)

(俳句雑誌『風友』平成二十七年九月号)

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