進化を遂げた生成AI「Claude 3」を使ってみた!
おもしろ創造研究室 室長の岡田です。
最近、新たな生成AIが登場したとの噂を聞き、早速使ってみたのですが、ChatGPTと使い分けることで非常に使い勝手が良いと感じたので、本日紹介させていただきます。
3月4日にリリースされたAnthropicが開発する大規模言語モデル「Claude」
一言で言ってしまえば、
「膨大なインプットが可能となった生成AI」
という特徴があります。
ざっくりいうと、現在最も使われているChatGPTは32,768トークン(1トークンあたり2〜4文字くらい)だとした時に、Claudeのトークン量は200,000トークン。単純に6倍。。
つまりは、一度に参照できるテキストの量、つまりモデルが理解や生成のために「覚えている」テキストの範囲がめちゃ増えたということなんです。
複雑な論文とかを読み込ませるときでも、これだけあればだいぶ安心してインプットをすることができますし、何より長く会話をしている時なんかはずっと会話の内容を覚えていてくれるというのは何かと便利ですよね。
ちなみに、Claudeはプランが3つあり、Haiku、Sonnet、Opusと分かれています。このネーミング自体もなかなか素敵ですね。
このネーミングからもわかる通り、文字の取り扱いに非常に優れている!というのが2週間使ってみての私の感想になります。
私のメインAIである、ChatGPTも文章についてはかなり強いなあと思っていたのですが、Claudeはその精度、というか日本語への解像度が非常に高いなあという印象を受けました。
ここで一つ比較してみましょう。
他のサイトでも擦られているテーマではありますが
日本の昔話「桃太郎」をひろゆきが話したら?
というテーマで見てみましょう。まずはChatGPTの場合です。
続きましてClaudeの場合です。
ここまで差が開くとは思いませんでしたね笑
日本に対する「解像度」の高さが伝わったかなと思います。
あと、Claudeのすごいところとしては、その読み取り能力になります。
従来のChatGPTでも、PDFの読み取りは全然実用レベルだったのですが、Ckaudeは手書きの文字や、統一感のない印字ものなんかもOCR的に読み込むことができてしまいます。
なので、触ってみた感触でいけば、
レシートなどを写真で撮って読み込ませることで簡単な家計簿管理ができそうな気がしています。(数字入力作業一切かからない)
あと、例を挙げるのが難しいのですが、何かを読み取って解説してもらう。分析してもらうといった、日本語の文章でアウトプットをする場合などは非常にClaudeは強いなと感じました。
興味がある方は、財務諸表など読み込ませてみてください。世界が変わります。
以上、まだまだ使い始めなので所感しかありませんが、私の中でこういう使い分けがいいかなあと感じております。
ChatGPT:カスタマイズしてさまざまな業務に汎用できる生成AI
Claude:分析、解説などの日本語での説明を主とする業務で使う生成AI
ChatGPTにできてClaudeにできない機能は結構あって(GPTsとか、画像生成)、Claudeはそれらの代替はできないのですが、インプットと日本語能力にアドバンテージがあるので、そういうシチュエーションではかなりつよいのかなあと感じます。(このブログも校正してもらいました。)
というわけで引き続きChatGPTに加えて、Claudeも遊びまくってみようと思います!
次回はGPTsについての紹介をしてみたいなと思います!
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