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優秀なキカイ、賢い人

  具体的な社名を出すと問題があるので、そこは伏せるけれども、要はある会社の、、、かなり大きい、そして生活にかなり入り込んでいるモノを提供している、、、顧客対応に関するクレームです。

 あるモノが、もう使えなくなるかも・・・というお知らせをもらい、バージョンを確認したら、数がすごく微妙で、今一つよくわからない。非対応の古いバーションは新しいのに買い換えないといけないというのだけれど・・・。バージョンの数字がそのモノを入れる機器の数字なのか、そのモノ自体の数字なのか。で、メーカーに問い合わせることにしたのだが・・・

 LINEで友だち追加をすると、簡単に聞けますよーというのを真に受けてやってみたものの、すべて自動応答なのだろう・・・「長すぎる」「一定時間経過」と言われ再入力しても、まったく見当ちがいの答えしか返ってこない。あきらめてメールフォームを試みたけれども、最後の最後でエラーになって送信ができない・・・。パソコンからトライしても同じだった。

 顧客対応がこんなに不誠実でゆるされるのか、と思うけど、皆がこのモノがなかったら困ることを見越して思い切りあぐらをかいているとしか思えない。同じようなことは生活に深く関わっているほかの業種でも感じたことがある。でも、そんな大企業だって、こういうことをずっと続けていると、いつかしっぺ返しがくる。私は今回のことを機会になるべくこれを使わない生活を心がけることにした。こういう人が増えたらどうなるのかな。そして何より、

「どんなに気の利かないスタッフでも、人間のほうがいい」

としみじみ思った。

 機械に求められる出来の良さ、というよりキカイが伸ばせる優秀さと人の賢さは質的に違うのだ。そして、キカイの優秀さを人に求める社会にはなってほしくないよなあ、でも、うっかりするとそうなっているような・・・


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