加古川の裁判所行ってきた 道草小景 #11/439
裁判ライター兼、観光ライターの「普通」です。
このマガジンでは、裁判と旅行をこよなく愛する私が、
その中間にある「裁判所」にフォーカスを当て、町の観光要素なども交えながら、裁判所への道のりを案内していきます。
今回は、兵庫県加古川市にあります、加古川簡易裁判所を紹介します。
以降は「加古川の裁判所」と表記します。
裁判所のホームページによりますと、加古川の裁判所へは
「JR神戸線 加古川駅 南西徒歩15分」とのこと。
加古川駅は神戸線だけでなくて、加古川線も通ってるんだけどな…。
という訳で、
JR各線「加古川」駅からスタートします。
JR関西の大動脈、JR東海道線・山陽線の新快速が停まりますので駅自体はかなり立派です。
しかし改札自体は1ヶ所なので、このコンテンツ的には余計な説明が一つ省けて非常に助かります。ホームが長いと、どの車両に乗っているかで、意図と違う改札に近いってことも多いからね。
そんな改札を出たら、右の南口から出ます。
駅から出たら、大きなヤマトヤシキというショッピングビルが建っています。駅前が若干、千葉の柏っぽいなと思ったのは僕だけですか?はぁ、僕だけですか。
駅を背に正面の道、ここから見てヤマトヤシキの右側の道を進んでいきます。
さて、いきなり加古川の道案内を始めてしまいましたが、関西以外の方にとって加古川の認知度っていかほどのものか、関西民としては気になってしまいます。
立地的には大阪から電車1本50分ほどで行けるので便はいいですが、観光ポイントで考えると関西の人でも行ったことある人はあまりいないかもしれません。
しかし、実は加古川は他にはない特徴があるのです。
この加古川、「将棋の棋士」を輩出する町として有名なのです。
全国9位ながら、他は東京23区や政令指定都市であることを考えると、ここに名を連ねているのが凄いとわかります。まぁ人口比率でいったら、新宿区の方が高いのですが、そんなことは気にしない気にしない。
現役プロ棋士の方が将棋教室をやっていたりして、現在もバリバリ後進を育成中。そんな目で今後も加古川を見守ってあげてください。
そんでもって、もう一つ加古川の名物といったら、これ
かつめし!
ビーフカツの上にデミグラス風のソースが乗っている食べ物で大変美味しいです。
こんな像が立っているなど、しっかり力を入れているのがわかります。しかし、つい最近、とても悲しい事件が。
このかつめしの像が壊されてしまったのです。
すでに犯人は捕まっているのですが、動機はなんなのかはよくわかっていません。たぶん酔っぱらった上での犯行とかだと思いますが。もし、この事件の裁判情報をゲットしたら、これは傍聴しに行くしかありませんね!
こんなにたくさん本線から外れたのは、このあとの道中であまり触れるものがないからなので、いい具合な尺稼ぎ。
でも、傍聴は情報ゲットしたらちゃんと行きますよ。
アーケードを抜けたところにあります、「加古川駅前」交差点を右に曲がります。
そこを300mほど進んだところにある、
「大川町」交差点を左に曲がります。ここから500mほど行けば到着です。
異様にでかい看板とともに到着です。
道のりは1.1kmほどなので、15分ほどで着くのかなと思います。曲がるポイントはわかりやすいので、そう迷うことはないかなと。
兵庫県内で新快速電車が止まる電車としては地味な部類に入る加古川ですが、「将棋!」「かつめし!」と2本の柱があるのはいいと思います。というか旅人としては、明確なものがあり、かつ2点くらいに絞られているとちょうどよくとも思えます。
今回の加古川の裁判所のアクセスについて、動画でも紹介しています。
もし興味がある方は、こちらからも是非よろしくお願いいたします。
さて、少しだけおまけを。
加古川駅からバスで15分ほどいったところに、鶴林寺というお寺があります。四国お遍路を知っている方にとっては、ギョッとしてしまう名前ですが別物です。
塔なども建っていて、お寺そのものとしても楽しめるのですが、
何度聞いてもわからなかったけど、この住職のお宅(?)かなにかで、
加古川市が開催している将棋の棋戦「加古川青流戦」というタイトル戦が行われるのです。恐らくここが使われるのは決勝だけのようですが。
お寺知識がないので、必死に受付の方が説明をしてくれたものが理解できずに申し訳ないのですが、このお宅みたいなのが3つあって、年によって開催される場所が変わるのだそうです。
すでに11回の歴史を重ねた立派な大会。地域の活性化とそれを世に出していく力強さに心打たれ、加古川の町を後にしました。
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